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AMAスーパークロス

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどAMAスーパークラスに関する情報をお届けします。

Rd.12 3月26日 シアトル

RACE DATA

AMAスーパークロス 第12戦シアトル大会
開催日:2022年3月26日(土)
開催地:ワシントン州シアトル
会場:ルーメン・フィールド

REPORT

ワシントン州シアトルのルーメン・フィールドで開催されたAMAスーパークロス第12戦の450SXで、Monster Energy Yamaha Star Racingのエリ・トマックが、スタートからフィニッシュまでレースをリードする圧倒的な強さを見せてシーズン5連勝を達成した。この結果、シーズン残り5戦となった段階で、トマックは2位に54ポイントの大量リードを築いた。

併催のAMAスーパークロス250SX Westの第7戦で、クリスチャン・クレイグが猛チャージを見せて2位に入った。残り3戦となった選手権で、クレイグは現在2位に26ポイント差で首位を堅持している。ネイト・スラッシャーは全体として堅実な走りを見せたが、メインイベントでは後半でのミスが響いて11位に終わった。

450SX:トマックが5連勝を達成、ランキングでは54ポイントリード

プラクティスでは早々にトップタイムを記録したトマックだったが、最終的な予選結果では3番手となり、参加したヒートレースは2位でフィニッシュした。そしてメインイベントで、トマックはロケットスタートを見せてホールショットを奪う。速いラップタイムを記録しながら後続とのギャップを拡げるトマックは、最終的に2番手に8.6秒もの大差をつけてチェッカーフラッグを受けた。選手権ポイントでのリードを拡大したことに加えて、今シーズン7回目のこの勝利で、トマックは最上級クラスで44勝という史上4位タイの記録を樹立した。

Monster Energy Yamaha Star Racingはこの後、短いオフを過ごした後、4月9日土曜日にミズーリ州セントルイスのドーム・アット・アメリカズセンターで開催されるAMAスーパークロス第13戦に臨む。

クレイグ、シアトル2位フィニッシュでポイントリード堅持

AMAスーパークロスは2019年以来初めて太平洋岸北西部に戻った。雨は止んでいたが、コースは一日を通してライダーに試練を課すことになった。クレイグはトリッキーなコースに適応し、予選を2番手で通過。参加したヒートレースではロケットスタートとはゆかず、トップ5圏外からのスタートとなったが、それでもYZ250Fを駆ってプッシュし、2周目を終えるまでにトップに立つと、そのままレースを制した。スタートで同じミスをしないように集中したクレイグは、メインイベントではホールショットを奪った。2周に渡ってレースをリードしたクレイグだったが、フィニッシュライン手前で他のライダーと絡んで転倒。6番手で再走を果たすと、トップを追って再び猛チャージを見せる。ちょうどレースの折り返し点を過ぎたところでクレイグは2番手まで上がるが、トップに迫るには時間が足りず、そのまま2位でフィニッシュした。

スラッシャーは予選5番手でこの日を走り出した。参加したヒートレースでは素晴らしいスタートを見せると、最後までトップを追撃して2位でフィニッシュ。スーパークロス参加2年目のライダーとして、表彰台を狙える速さがあることを証明した。その速さをメインイベントでも発揮し、6番手でスタートすると、3周目を終えるまでに4番手に順位を上げる。3番手争いの一角を占めていたスラッシャーだったが、レース終了まで残り数分というところで、ターンでフロントが流れて転倒。すぐに再走を果たすが、フープスで再転倒。結局11位でフィニッシュした。

RESULT

RIDERS RANKING

CONSTRUCTORS RANKING

COMMENT

450SX
Monster Energy Star Yamaha Racing 450 Team
エリ・トマック選手談(優勝)

「メインイベントは完璧でしたし、シアトルでの週末は、また素晴らしいものになりました。ホールショットを奪って、レース序盤に猛ダッシュしました。コースについては、レース前半はすごく良かったのですが、後半になるとすごくタフになりました。ジャスティン(バーシア)がミスをした後、かなり良いリードを築けたので、そのリードを維持して走り抜けることができました。我々とチームにとってまた信じられない週末になりました。今、すごく勢いに乗っていますし、起こっていることをそのことを喜んでいますよ!」

250SX
Monster Energy Yamaha Star Racing
クリスチャン・クレイグ選手談(2位)

「今夜はかなり良かったですね。先ずヒートレースで優勝したんですが、あのレースはスタートが悪かった。それでメインでは良いスタートをすることに本当に集中して、ホールショットを奪うことができました。最初の数周はちょっとタイトに走りましたけど、他のライダーと絡んで転倒してしまいました。そこから集中してチャージし2番手まで挽回することができました。優勝しようと、ちょっとチャレンジしましたけど、結局充分ではなくて2番手でフィニッシュしました。僕らはどんどん進んでいます。この後オフがあり、準備を進めて2週間後のアトランタに臨みます」

ネイト・スラッシャー選手談(11位)

「初めて表彰台を狙った感触だったので、今夜の終わり方にはかなりがっかりしています。今日の走り出しはちょっと苦戦しましたけど、ヒートレースは良かったし、メインのスタートも良かった。残念ながら、今夜はいくつかのミスが高くつきましたけ。今後も努力を続けてゆきますし、アトランタには良い思い出があるので、あそこに戻ることにワクワクしています」

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