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AMAスーパークロス

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどAMAスーパークラスに関する情報をお届けします。

Rd.14 4月16日 アトランタ

RACE DATA

AMAスーパークロス 第14戦アトランタ 大会
開催日:2022年4月16日(土)
開催地:ジョージア州アトランタ
会場:アトランタ・モータースピードウェイ

REPORT

厳しいコンディションのもと、アトランタ・モーターウェイで開催されたAMAスーパークロス450SX第14戦で、Monster Energy Yamaha Star Racingのエリ・トマックが2位に入った。残りわずか3戦となった選手権。トマックはランキング2位に53ポイントもの大量リードを築いてアトランタを後にした。

250SXでは、Monster Energy Yamaha Star Racingのクリスチャン・クレイグが、East/Westショーダウン(東西対抗戦)で2位に入った。2022年の全戦ポディウム獲得記録のキープに加えて、AMAスーパークロス250SX West選手権のポイントリーダーは、2位以下に大量リードを維持。ネイト・スラッシャーは進歩を見せ、チャレンジングなコンディションの中で追い上げてトップ5フィニッシュを果たした。

450SX:トマック、アトランタで2位フィニッシュ

大会当日早朝に降った激しい雨により、走行スケジュールに遅れが出て、予選が短縮されて1セッションのみで争われることになった。トマックは堅実な走り出しを見せて予選を4番手で終えると、参加したヒートレースではトリッキーなコースコンディションの中を好走して2番手でフィニッシュした。

そしてメインイベントでも、レッドプレートホルダーであるトマックは好スタートを決めてすぐに3番手につけるが、1周目に5番手へとシャッフルされる。集中した走りで順位を上げるトマックはレース終了まで残り5周となったところで2番手に上がるとそのままチェッカーフラッグを受けた。今シーズン11回目の表彰台に立ったトマックは残り3戦で、2位に53ポイントの差をつけ、タイトル獲得がいよいよ射程圏内に入った。

Monster Energy Yamaha Star Racingチームはこの後、マサチューセッツ州フォックスボロに向かい、4月23日土曜日にジレット・スタジアムで開催されるAMAスーパークロス第15戦に参加する。

250SX:クレイグ、アトランタでも連続表彰台記録をキープ

早朝の豪雨によりスケジュールの短縮が強いられ、ゲートドロップ前のセッションは1回のみとなった。Monster Energy Yamaha Star Racingチームは気を吐き、スラッシャーとクレイグが250SX Westクラスの予選で1、2番手を占めた。これに続き、両地域のライダーが対決するメインイベントを前に、それぞれの地域のヒートレースが行われた。

250SX Westのヒートレースでは、クレイグがまず3番手につけるが、終盤リードを奪うとそのままレースを制した。続くメインイベントでは思うようなスタートが切れなかったものの、1周目を4番手で終えると、5周目に2番手に上がる。クレイグとトップのライダーは、猛烈なペースで走行し、3番手以下を引き離してゆく。クレイグはリードを奪うべく果敢に攻めるが、レース終了まで残り3周となったところでトリッキーなコースコンディションに転倒を喫してしまう。すぐに再走を果たすが、トップとの差は大きく開いてしまっており、クレイグはそのまま2番手でフィニッシュした。全戦表彰台獲得記録を伸ばしたクレイグは、残り2戦となった250SX West選手権で2位に23ポイントの差をつけている。次戦はコロラド州デンバーで開催される。

スラッシャーは走り出し早々から速さを見せ、250SX Westクラスの予選で最速、両クラス総合でも僅差の2番手となるラップタイムを記録した。続いて参加したヒートレースでは、チャレンジングなコンディションにもかかわらず、堅実にトップ5フィニッシュを果たした。スラッシャーははるか外側のゲートピックを選択した。これは昨年、スピードウェイのコースで2勝を挙げた際にうまく機能した選択だ。だが歴史は繰り返されず、スラッシャーはスタート後、トップ10圏外に位置してしまう。それでもスラッシャーは集団の中をすり抜け、レース中盤までに5番手まで順位を上げると、そのポジションのままフィニッシュした。

チームは、423日土曜日にマサチューセッツ州フォックスボロのジレット・スタジアムで開催される選手権第8戦に臨む。

RESULT

RIDERS RANKING

CONSTRUCTORS RANKING

COMMENT

450SX

Monster Energy Star Yamaha Racing 450 Team

イーライ・トマック選手談(2位)

「常に変化していて、一日を通して非常にチャレンジングでタフなコースでした。朝のうちはすごく滑りやすくて、その後ゆっくりと通常に戻りましたが、それでもタフなコースでしたね。メインイベントでは序盤にいくつかミスをしたため、トップから離されてしまいましたけど、レース後半は良い走りができて、2位フィニッシュし表彰台に立つことができました。ですから充実した夜でしたし、チャンピオン獲得を見据えても良い結果となりました」

250SX

Monster Energy Yamaha Star Racing

クリスチャン・クレイグ選手談(2位)

「アトランタは荒れたレースでした! 午前中はずっと雨が降っていて、コースが水没してしまうのではないかと思ったのですが、完璧なタイミングで止み、泥を削ぎ落す作業が行われました。雨のためにプラクティスは1回だけになりましたけど予選はうまくやれて、参加したヒートレースでは勝つことができました。これは良かったです。続くメインでは、まずまずのスタートをして、レース中盤までに2番手まで上がりました。トップのライダーをとらえようとプッシュしたのですが、残り3周となったところで転倒た。幸い、2番手で再走できて、そのポジションを最後まで守ることができました。タイトル争いでは今回、3ポイント獲り漏らしましたけど、それでも残り2戦で2位に23ポイントの差をつけています。自分が今やっていることを続けて、楽しんで、そしてデンバーに向かいます」

Monster Energy Yamaha Star Racing

ネイト・スレッシャー選手談(5位)

「天候のせいでとんでもない一日になり、予選セッションは1回しかありませんでしたけど、感触は良くて、予選トップになれました。参加したヒートレースでは5番手でしたけど、メインに向けた感触は良くて、表彰台に立てる速さはあると感じていました。昨年うまく行った、かなりアウト側のゲートを選んだのですが、今年はうまく行きませんでした。5位まで追い上げましたが、これは未だ求めている結果ではありません。でも持ち帰るべきポジティブな点もたくさんありました。最後の2戦を楽しみにしていますし、ポディウムフィニッシュを決めたいと思っています」

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