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AMAスーパークロス

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどAMAスーパークラスに関する情報をお届けします。

Rd.06 2月12日 アナハイム

RACE DATA

AMAスーパークロス 第6戦アナハイムIII大会
開催日:2022年2月12日(土)
開催地:カリフォルニア州アナハイム
会場:エンジェル・スタジアム

REPORT

Monster Energy Yamaha Star Racingのイーライ・トマックが、カリフォルニア州アナハイムのエンジェル・スタジアムで開催されたアナハイム3で、2位フィニッシュを果たした。4戦連続となるポディウムフィニッシュによりトマックは、激戦の450SXのランキングでリードを拡大。ディラン・フェランディスはヒートレースで激しいクラッシュを喫した後、LCQ(ラストチャンス・クオリファイヤー)に参加してこれを制し、メインイベントでは6位に入り、貴重なポイントを加算した。250SXは、クリスチャン・クレイグが、スタートからフィニッシュまで一度も首位を譲らない圧倒的な勝利を収めた。この結果、クレイグはランキング2位との差を28ポイントに拡大した。ネイト・スラッシャーはメインイベントで前を走るライダーの転倒に巻き込まれてリタイアとなった。250SX Westはこの後、5週間のブレークに入る。

450SX:トマックが2位で4戦連続表彰台、フェランディスは6位

トマックは今回も予選で見事な走りを見せて2番手とすると、参加したヒートレースを3番手でメインイベントに進出し、好スタートを決めてすぐに2番手としトップを走るライバルを追いながら、3番手以下を引き離していった。トマックは積極的に仕掛けるが、ライバルも負けじと応戦。プッシュし続けるトマックだったが、フープスでのミスによりタイムをロスしたことで離され2位でフィニッシュ。それでもランキングでは2位との差を12ポイントに拡大した。

フェランディスは速さを見せ、最初の予選セッションでトップタイムをマークし、最終的には4番手で予選を終えた。残念ながらヒートレースではゲートが降りたスタート直後の第1コーナーで激しいクラッシュを喫し、レースを完走することができなかった。気持ちを立て直し、LCQにまわったフェランディスは、これを制してメインイベントに進出。10番手からスタートすると、身体に痛みがありながらもプッシュし続け、最後は6位でレースを終えた。

Monster Energy Yamaha Star Racingはこの後、東へと向かい、2月19日土曜日にミネソタ州ミネアポリスのU.S.バンク・スタジアムで開催される第7戦に臨む。

250SX:クレイグ、アナハイムで今季4勝目

クレイグは今シーズンこれまでほぼ毎戦見せて来た通りの順調な走りだしで5度目となる予選トップを獲得。ヒートレースはタイトル争いで最大のライバルとの勝負となったが、スタートからトップに立つと、フィニッシュまでポジションを守り切り、レースを制した。

メインイベントでは滑りやすいコースではスタートが鍵となることを知るクレイグは、わずか数セクション進んだところでトップに立つと、以後一度もその座を譲ることなく2位に25秒の差をつけ、今季4勝目のチェッカーフラッグを受けた。この結果、2位に1レース分のポイント差を築き、ランキングトップでシーズン終盤に向かう。

スラッシャーは、予選4番手として、参加したヒートレースでは、スタートで出遅れ、メインイベントへの出場圏外のポジションまで後退するが、すぐに追い上げに転じて2位でフィニッシュ。スラッシャーは、メインイベントでもその速さを披露し第1ターンにトップ5のすぐ後の位置で進入する。だがレースのスタートからわずか1分半後、6番手を走行中に、前を行くライダーがフープスの終わりで転倒。スラッシャーは避けようもなく、転倒したバイクに衝突してしまう。再走を試みたスラッシャーだったが、結局そこでリタイアを余儀なくされた。

Monster Energy Yamaha Star Racingチームはこの後、2月19日土曜日にミネソタ州ミネアポリスのU.S.バンク・スタジアムで開幕するAMAスーパークロス250SX East選手権に参加する。

RESULT

RIDERS RANKING

CONSTRUCTORS RANKING

COMMENT

450SX
Monster Energy Star Yamaha Racing 450 Team

イーライ・トマック選手談(2位)

「また望んだ表彰台に立てました。勝てなかったものの、できる限りがんばって戦いました。レース序盤にリードを奪おうと、ジャンプでアンダーソン選手に対して仕掛けましたが、かわすことができませんでした。レース前半のフープスがとてもよかったのですが、その後、そこでミスをしてしまい離されてしまいました。フープスは自分の強みだったので残念です。同時に、そのミスをおかしてからは、恐らくここは少し抑えて、コンスタントに走るべきと、切り替えポイントをしっかりと獲得できました。次回から東への移動となりますが、とても楽しみにしています」

ディラン・フェランディス選手談(6位)

「自分にとってまたひどい夜になりました。参加したヒートレースで激しくクラッシュして、LCQ(ラストチャンス・クオリファイヤー)を通過しなければならなくなりました。痛みがかなりあったのですが、可能なかぎりがんばって6位でフィニッシュしました。こうした厳しい週末を過ごすのは本当にメンタル的にも大変です。これからも取り組みを続けて、表彰台に戻れるように努力します」

250SX
Monster Energy Star Yamaha Racing 250 Team

クリスチャン・クレイグ選手談(優勝)

「アナハイムは良い一日となりました。プラクティスは順調に進み、コースにも馴染んで、楽な感触で走ることができました。参加したヒートレースではスタート良く飛び出して、自分の走りができました。その後のメインイベントでは、スタートにすごく集中しました。そこさえうまくやれれば、あとは自然に流れて、良いポジションにつけるだろうということはわかっていました。第2コーナーでトップに立つことができたので、そこからは自分の走りに集中しました。コースはとんでもなくて、リズムセクションとフープスは難しかったですが、自分の走りができて、後続グループとのギャップを築くことができました。この後少し休んで、シアトルに向けて勢いを維持しようと思います」

ネイト・スラッシャー選手談(DNF)

「自分にとってまた厳しい夜になりました。うまくライディングして、速さもあったように感じていましたが、残念ながら他のライダーが自分の前で転倒して、行き場を失ってしまいました。本当にがっかりです。こんなカタチで西海岸の走りを終えたくなかったけど、しっかりと休みをとって、立て直します」

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