AMAスーパークロス
ヤマハの参戦ライダー、マシンなどAMAスーパークラスに関する情報をお届けします。
Rd.15 4月13日 デンバー
RACE DATA
開催日:2019年4月13日(土)
開催地:コロラド州デンバー
会場:ブロンコス・スタジアム・アット・マイルハイ
REPORT
450SX:グラントがシーズン初トップ10フィニッシュ
ジョシュ・グラントがAMAスーパークロス第15戦で初のトップ10フィニッシュを果たした。負傷欠場しているアーロン・プレシンジャーに代わってMonster Energy/Yamaha Factory Racing Teamに加わっているグラントは、コロラド州デンバーのマイルハイにあるブロンコス・スタジアムで開催されたこのレースで、高地特有の気象条件と寒さ中で健闘、9位でフィニッシュした。 なお、トレーニング中のクラッシュによる負傷を押して参加していたジャスティング・バーシアは今季残り3戦を欠場する。
今大会にMonster Energy/Yamaha Factory Racing Teamから唯一参加のグラント。デンバーでは、クオリファイング・プラクティス中の雪からメインイベントへの快晴まで、ライダーはさまざまなコンディションに直面したが、グラントは戸惑うことなくこれに対応。11位でプラクティスを終えると、続いて参加したヒート2では5位に入ってメインイベント進出を決めた。そしてメインイベントでは見事なスタートを見せる。だが、1周目を終えて戻って来たときの順位は12番手。序盤の5分間はトップ10圏外にいたグラントだったが、前を行くライダーをパスして8周目終了までにトップ10に入る。力走を続けるグラントは9位でチェッカーフラッグを受け、初のトップ10フィニッシュを果たした。
今大会は欠場しているバーシアだが、選手権ポイントランキングでは依然、10位につけている。
残り2戦となったAMAスーパークロス。Monster Energy/Yamaha Factory Racing Teamは4月27日土曜日、ニュージャージー州イーストラザフォードにあるメットライフ・スタジアムで行われる第16戦に臨む。
250SX WEST:Monster Energy Star Yamaha Racingがダブルポディウム獲得
残り2戦となったAMAスーパークロス西地区250SW。デンバーのブロンコス・スタジアム・アット・マイルハイで開催された今大会で、Monster Energy Star Yamaha Racingのディラン・フェランディスとコルト・ニコルズが、それぞれ2位と3位に入り、ともに表彰台に立った。時々雪が舞う寒さの中で2選手は熱い走りを披露。ダブルポディウムフィニッシュを飾った。
舞台となったブロンコス・スタジアム・アット・マイルハイは朝からメインイベントが行われる夜まで、コンディションは大きく変化したが、変わらなかったことのひとつは寒さだった。ヒート2を3位で終えたフェランディスは、メインイベントを7位前後でスタート。タイトなコースで力走し、順位を上げていった。7周目までに3番手まで浮上すると13周目には2位へと進出。追い上げの手を緩めないフェランディスはトップを追うが、捉えるまでには至らす、そのまま2位でフィニッシュした。
一方、ニコルズはヒート1を制し、シーズン序盤に見せていたような力強さを再び見せる。メインイベントのスタートゲートが下りると、ニコルズはチームメイトのフェランディスに続く8番手前後でスタート。先頭グループを目指して追い上げを開始する。5周目を終えるまでに5位まで上がるが、タイトなコースは追い抜きが難しく、思うように順位を上げられない。それでも17周までに3位まで上がるとそのままチェッカーフラッグを受け、今季5度目の表彰台に立った。
このレースで2位に入ったフェランディスは、ランキングも2位。残り1戦となった西地区250SX選手権のタイトル争いで、1位とわずか8ポイント差に迫っている。一方、3位に入ったチームメイトのニコルズは、3位につけている選手権ポイントランキングで4位との差をわずかに拡げた。