AMAスーパークロス
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Rd.13 3月30日 ヒューストン
RACE DATA
開催日:2019年3月30日(土)
開催地:テキサス州ヒューストン
会場:NRGスタジアム
REPORT
450SX:バーシアが総合17位
今週の土曜日、テキサス州ヒューストンのNRGスタジアムで行われた第13戦はMonster Energy Yamaha Factory Racing Teamにとっては不運な大会となった。2019年のトリプルクラウン・フォーマットで行われたこの大会で、ジャスティン・バルシアとジョシュ・グラントは、ともに最後のレースを走行するなくヒューストンをあとにした。
メインイベント1では、バーシアはまずまずのスタートを見せて8位につけるが、残念ながらその後順位を落とし、最終的に11位でフィニッシュラインを通過した。負傷欠場しているアーロン・プレシンジャーに代わって参加のチームメイト、グラントはオープニングラップの18位から力走し、13位まで順位を上げたところでフィニッシュした。
メインイベント2では両ライダーともスタート良く飛び出し、バーシアは5位、グラントも12位につける。だがグラントは、トリプルのジャンプで転倒。首をひねってしまう。ベテランライダー、グラントは再走を試みるが、走り続けるのは無理だった。
その直後、バーシアがフープスで大きなクラッシュを喫してしまい、負傷の癒えていない肩を再び痛めてしまった。両ライダーともメインイベント3に参加することはできなかったが、バーシアとグラントはそれぞれ17位と20位に入り、450SX選手権の貴重なポイントを獲得した。
Monster Energy Yamaha Factory Racing Teamはこの後、4月6日土曜日にニッサン・スタジアムでの選手権第14戦参加のためにテネシー州ナッシュビルに向かう。
250SX:フェランディスが2連勝
先週末、シアトルでAMAスーパークロス初勝利を挙げたMonster Energy Star Yamaha Racingのディラン・フェランディスが、テキサス州ヒューストンのNRGスタジアムで開催された今大会でも優勝し、シリーズ2連勝を飾った。一方、チームメイトのコルト・ニコルズも3位に入り、表彰台に立った。
トリプルクラウン・フォーマットで開催された今大会。メインイベント1のスタートは混乱した。フェランディスは1周目を終えて8位。そこから順位を上げたフェランディスは、選手権ランキングで争うライバル、A・シアンシャルーロー(カワサキ)に続く2位でフィニッシュした。一方、ニコルズも好スタートを決めることができなかったが、着実に走り、トップ5フィニッシュを果たした。
メインイベント2では、フェランディスははるかに良いスタートを決めた。 トップグループにつけるフェランディスは早々にトップに立つと、ポジションをキープ。そのまま1位でチェッカーフラッグを受けた。一方、ニコルズはスタートで出遅れるが、1周目の10位から3位まで順位を上げる。ところが最終ラップ、ニコルズはニュートラルに入れて転倒してしまう。それでも再走して4位に入った。
最初の2メインイベントでスタートを失敗したニコルズは、最後のレースでホールショットを奪った。これにフェランディスがぴたりと続き、Monster Energy Star Yamaha Racingのライダー同志によるバトルを展開する。だが、フェランディスは賢明にもリスクを避けて自分自身のレースを走り、2位でフィニッシュして総合成績で優勝を果たした。ニコルズはスタートから一度もトップの座を譲ることなくそのまま1位でチェッカーフラッグを受けた。総合成績では3位となった。