AMAスーパークロス
ヤマハの参戦ライダー、マシンなどAMAスーパークラスに関する情報をお届けします。
Rd.05 2月2日 サンディエゴ
RACE DATA
開催日:2019年2月2日(土)
開催地:カリフォルニア州サンディエゴ
会場:PETCOパーク
REPORT
450SX:プレシンジャーが6位を獲得
Monster Energy/Yamaha Factory Racing Teamのアーロン・プレシンジャーは、ルーキーイヤーの今年、進歩を続けており、PETCOパークで行われたAMAスーパークロス選手権第5戦でトップ10入りを果たした。チームメイトのベテラン、ジャスティン・バーシアはポディウムフィニッシュを目指したが、タフなコースコンディションにより早々にレースを終えた。
南カリフォルニアで続く悪天候が、残念なことにサンディエゴでのレース当日にも影響を及ぼすことなってしまい、路面状況は厳しいものとなった。ほぼ終日、雨が降り続き、クオリファイング・プラクティス直前には大雨となった。このためスケジュールは短縮され、プラクティスとクオリファイングが1セッションのみとなり、メインイベントは本来の20分プラス1周から15分プラス1周に短縮された。
2018年250SX西地区チャンピオン、プレシンジャーは、第5戦で大きな進歩を見せた。メインイベントを前にヒート2に参加すると一時トップを快走し、2位でフィニッシュ。その勢いはメインイベントでも続き、いくつかの貴重な教訓を得つつも、しっかりと6位でフィニッシュして見せた。
一方、まだ尾骨損傷から回復していないチームメイトのバーシアは、またしても厳しいレースウイークエンドを過ごすことになった。再びマッドレースとなる中、ニューヨーカー、バーシアは水を得た魚のように快走。難しいコンディションの中、ヒート1を4位で終える。メインイベントで素晴らしいスタートを見せたバーシアは1周目を終えて3位と、ポディウムフィニッシュ圏内につけ、優勝を目指して走行する。ところが3周目、なんとマシントラブルによりストップ。早々にレースを終えることになってしまった。
Monster Energy/Yamaha Factory Racing Teamは、2月9日土曜日、ミネソタ州ミネアポリスに向かい、USバンクスタジアムでシリーズ第6戦に出場する。
250SX West:ニコルズとフェランディスが過酷なレースでトップ10入り
PETCOパークで開催されたAMAスーパークロスシーズン第5戦は悪天候により大荒れの展開となった。チャレンジングなコンディションにもかかわらず、Monster Energy Star Yamaha Racingのディラン・フェランディスとコルト・ニコルズはともにトップ10入りを果たした。この後、250SX西地区シリーズは3週間のブレークに入る。
悪天気により通常2回行われるクオリファイング・プラクティスのスケジュールが1回に変更されたため、ライダーたちは一発勝負を強いられることになった。そのような状況にもかかわらず、フェランディスは2位でクオリファイ。さらにヒートレースを圧倒する。参加したヒート1で1周目からトップに立つと、以後フィニッシュまで一度もその座を明け渡すことなくレースを制した。
それでもフェランディスはコースの難しさを認め、メインイベントではさらに難しい状況になると感じていた。15分プラス1周から10分プラス1周に短縮されたメインイベント。確かに難しい状況ではあったが、フェランディスは表彰台を目指して力走。だが残念なことに、表彰台に上がることはできなかった。3位を走行中の最終ラップ、フィニッシュまで残り2ターンとなったところでマシントラブルによりストップ。チェッカーフラッグを受けることはできなかった。それでも24歳のフェランディスは7位となった。シリーズポイントランキングではトップと12ポイント差の4位につけている。
チームメイトのニコルズもヒートレースで堅実な走りを見せ、参加したヒート2を2位で終える。だがメインイベントでは思うようなスタートができずに苦戦。さらにいくつかミスを冒して10位でレースを終えるにとどまった。レッドプレートを手放すという厳しいレースとなった。ランキングでは現在、トップと10ポイント差の3位につけている。
RESULT
順位 | ライダー | マシン | タイム |
---|---|---|---|
1 | E・トマック | Kawasaki | 12 Laps 17:02.392 |
2 | M・ムスキャン | KTM | +04.199 |
3 | K・ロクスン | Honda | +07.266 |
4 | J・ボーグル | KTM | +28.336 |
5 | C・リード | Suzuki | +43.520 |
6 | A・プレシンジャー | Yamaha | +45.709 |
7 | J・サバジー | Kawasaki | +51.440 |
8 | C・ウエブ | KTM | +55.260 |
9 | B・バゲット | KTM | +1:05.973 |
10 | T・バウワース | Kawasaki | 11 Laps |
11 | V・フリーゼ | Honda | +02.866 |
12 | D・ウイルソン | Husqvarna | +21.253 |
13 | C・マルティネス | Suzuki | +24.017 |
14 | C・シーリー | Honda | +27.578 |
15 | B・ラメイ | Honda | +38.681 |
16 | C・ガードナー | Honda | 10 Laps |
17 | K・チゾム | Suzuki | +05.500 |
18 | T・パウリ | Kawasaki | +29.911 |
19 | C・アウテンリート | KTM | 9 Laps |
20 | A・レイ | Suzuki | 8 Laps |
21 | J・バーシア | Yamaha | 2 Laps |
22 | H・ハリソン | Kawasaki | DNS |
RIDERS RANKING
順位 | ライダー | マシン | ポイント |
---|---|---|---|
1 | E・トマック | Kawasaki | 106 |
2 | M・ムスキャン | KTM | 102 |
3 | K・ロクスン | Honda | 102 |
4 | C・ウエブ | KTM | 98 |
5 | B・バゲット | KTM | 80 |
6 | D・ウイルソン | Husqvarna | 80 |
7 | J・バーシア | Yamaha | 74 |
8 | A・プレシンジャー | Yamaha | 66 |
24 | R・ブリース | Yamaha | 8 |
30 | C・ハーモン | Yamaha | 2 |
CONSTRUCTORS RANKING
順位 | マシン | ポイント |
---|---|---|
1 | KTM | 119 |
2 | Kawasaki | 106 |
3 | Honda | 102 |
4 | Yamaha | 92 |
5 | Husqvarna | 88 |
6 | Suzuki | 68 |