AMAスーパークロス
ヤマハの参戦ライダー、マシンなどAMAスーパークラスに関する情報をお届けします。
Rd.11 3月19日 デトロイト
RACE DATA
■開催日:2016年3月19日(土)
■開催地:ミシガン州デトロイト
■会場:フォード・フィールド
■観客数:46,259人
REPORT
450SX:リードが4位
2016年AMAスーパークロス第11戦がミシガン州デトロイトで開催された。舞台となるフォード・フィールドのサーキットは、走路の一部がスタンド席の中を通るという特徴的なレイアウトで作られている。今大会も46,259人ものファンが詰めかけた。
メインイベントを前に、イブニングプログラムとして行われるのが2つのヒートで、20選手が6周に渡って争う。Monster Energy/360fly/Chaparral/Yamaha Factory Racingからエントリーのチャド・リードは、ヒート1に参加。5位となったため、セミレースにまわることになった。そしてセミ2で2位に入ったリードはメインイベント出場を決めた。
Autotrader/Monster/Yamaha/JGR teamのウエストン・パイクはヒート2で5位となったため、セミ2に参加。これを制したパイクはメインイベント進出を決める。一方、パイクのチームメイト、フィリップ・二コレッティもヒート2に参加して11位となり、セミ2に出走。ここで二コレッティはパイク、リードに続く3位に入り、メインイベントへの出場権を得た。
そして迎えたメインイベント。C・リードはまずまずの出だしでオープニングラップを5位で終える。着実な走行でポジションをキープするリードはレース後半の15周目、すぐ前を走行していたJ・ブレイトン(KTM)がトラブルで脱落すると、4位に浮上。以後順位の変動はなく、そのままチェッカーフラッグを受けた。
W・パイクは1周目を終えて11位で戻って来る。レース前半を9~10位につけて走行するパイクだったが、後半に入るとT・カナード(ホンダ)、M・アレッシ(ホンダ)、K・ロクスン(スズキ)らと争いながら徐々に順位を上げ、今季これまでで最上位の7位でフィニッシュした。
アクシデントによる負傷が続いていたP・二コレッティはスタート良く飛び出し、1周目をトップ10圏内の8位で終える。その後やや順位を落とすが、レースを通してコンスタントに走行。しかし、膝の負傷が完全には癒えていない二コレッティは11位につけて走行していたレース終盤、ゴールまで残り2周となったところで転倒。結局、14位でフィニッシュした。
2016年AMAスーパークロス・シリーズ第12戦は4月2日土曜日、西地区に戻り、カリフォルニア州サンタクララのリーバイス・スタジアムで開催される。
250SX:プレシンジャーが2位!
250スーパークロス東地区第4戦。Yamalube Star Racing Yamahaのアーロン・プレシンジャーが常に上位につけ、2位でフィニッシュした。チームメイトのジェレミー・マーティンはスタート直後に転倒。再走したもののトップから1周遅れの13位でフィニッシュするにとどまった。
メインイベントでホールショットを奪ったのはYZ250Fを駆るA・プレシンジャー。A・トーヌス(カワサキ)、M・スチュワート(ホンダ)がこれを追う。一方、プレシンジャーのチームメイトでシリーズポイントランキング1位のJ・マーティンがスタート直後の第1コーナーでT・バウワース(カワサキ)と絡んで転倒。両選手とも再走を果たすが、マーティンはその後、追い上げを展開している最中にも転倒を喫し、メカニックスエリア行きを強いられて大きく後退。13位でフィニッシュするにとどまった。
1周目を終えて、トップはA・トーヌス(カワサキ)、2位にプレシンジャー、そして3位にM・スチュワート(ホンダ)が続き、3選手は後続グループを引き離しながらトップ争いを展開する。2周目にはスチュワートがプレシンジャーをかわして2位に上がる。そしてトーヌスが転倒して脱落すると、トップ争いはM・スチュワートとプレシンジャーの争いに。しかし、スチュワートは以後一度も首位の座を譲らず、そのままフィニッシュ。プレシンジャーは自己ベストとなる2位でチェッカーフラッグを受け、自身初の表彰台に立った。