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モトクロス世界選手権

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMXGPクラスに関する情報をお届けします。

Rd.11 6月19日 イギリス

RACE DATA

■大会名称:2016年第11戦イギリスGP
■カテゴリ:MXGP
■開催日:2016年6月19日
■開催地:マッテレイ・バジン(コース長:1,640m)
■天候:晴れ/曇り 気温18℃

REPORT

ギヨーがイギリスGPで3位。自己最高位を更新

Kemea Yamaha Official MX Teamのライダー、バレンティン・ギヨーが日曜日にマッテレイ・バジンで行われたイギリス・グランプリで総合5位に入った。最上級クラス参加初シーズンのギヨーはヒート順位で自己最高位を記録し、2016年世界選手権ランキングでもさらに順位を上げることとなった。

Monster Energy Yamaha Factory Racing Official MXGP Teamのライダー、ファン・フォルベークは、レースコースのコンディションが晴れ、曇り、雨と変化し、最終結果に大きな影響を与えたながらも健闘した。チームメイトのロマン・フェーブルは土曜日の予選中に激しくクラッシュ。2015年FIM世界チャンピオンは回復に集中するため、日曜日のレースに出場することなく帰国した。

ワイルドカードとしてMonster Energy Yamaha Racingから参加のチャド・リードは日曜日、第1ヒート14位、第2ヒート16位で 15年振りとなるヨーロッパのグランプリを終えた。元AMAスーパークロス・チャンピオンのリードにはアウトドアモトクロスのスピードと持久力が問われたが、マッテレイ・バジンですぐに確実な地歩を固め、英国のレースファンを前に、総合13位に入った。

ギヨーは第1ヒート、ハードパックのコースで素晴らしいスタートを決めるとトップを走行。レース序盤のT・ガイザー(ホンダ)とのバトルで2位に後退する。レース終了間際にわずかなミスを冒してアントニオ・カイローリ(KTM)の先行を許してしまう。それでもMXGPルーキーのギヨーは自己最高位となる3位に入った。第2ヒート開始早々に雨が降り始める。そしてスタート時にゴーグルに石がヒットしてクラックが入ったため、ギヨーの視界が制限されることとなり、軽いクラッシュを喫してしまう。立て直し、泥、雨、そしてダートの中、ゴーグルを外してレースを続行し、7位に入った。総合成績でのポディウムには2ポイント差で届かなかった。

ファン・フォルベークも第1ヒートで好スタートを決め、1周2分弱の滑りやすくワイドなコースで6位に入った。第2ヒートではスタートで出遅れた後、小雨でさらに滑りやすくなったコースでクラッシュしてしまう。それでもYZ450FMの素晴らしいスピードとテクニックで追い上げたファン・フォルベークは、27位から8位まで順位を上げてレースを終えた。

マッテレイ・バジンで総合5位に入ったギヨーは、世界選手権ランキングで7位に浮上した。8位で続くショーン・シンプソン(KTM)には30ポイントの差をつけている。ファン・フォルベークは総合6位で変わらず、ギヨーとの差は80ポイント。

フェーブルはイギリス・グランプリを無得点で終えたが、3位に続くA・カイローリとわずか3ポイントながら選手権ランキングでは2位を維持している。

 

MXGP RESULT Race.1

MXGP RESULT Race.2

RIDERS RANKING MXGP

CONSTRUCTORS RANKING MXGP

COMMENT

バレンティン・ギヨー選手談(3位/7位、総合5位)

「ゴーグルをきれいに拭こうとしたけど、スタート時に石が跳ねてロールオフ・システムが壊れてしまい、視界が厳しくなった。外す10秒前にクラッシュしてしまった。ゴーグル無しではレースは厄介だったけど、どうにか7位まで順位を戻した。最初のレースはすごくて、本当に良かった。でも2ポイント差でポディウムを逃したのが悔しい。自分のライディングのせいではなく、運がわるかっただけなんだ」

ジェレミー・ファン・フォルベーク選手談:(6位/8位、総合7位)

「第1ヒートでは追い抜きが難しかったけど、第2ヒートに向けてチームが素晴らしい仕事をしてくれたので、もっとやれると自信を持つことができた。スタートは雨のせいで厄介で、クラッシュしてしまい、それで8位まで追い上げた。恐らくベストリザルトではないけれど、ライディングはすごく良くて、すごく良いペースで走ることができた。今日の雨は容易ではなく、コースはすごく滑りやすくなって行った。結果にはがっかりしているけど、ライディングはすごく良くなっているよ」

チャド・リード選手談(14位/16位、総合13位)

「体力はまったく問題なかったと思うけど、35分間に渡って叩き込むマッスルメモリーが、特にこのコースでは不足していた。ライディング、バイクに乗ったフィーリング、それにペースは良かったけど、モトクロスの2日間での仕事は、我々がスーパークロスで1日に行っていることとはだいぶ違う。これが身体にショックを与えて、来週はもう少し楽にできることを願っている。でも、正直なところペースがすご過ぎるとは思えないし、バイクに乗ったフィーリングは、久しぶりに走ったアウトドアで最高だ」

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