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モトクロス世界選手権

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMXGPクラスに関する情報をお届けします。

Rd.01 2月27日 カタール

RACE DATA

■大会名称:2016年第1戦カタールGP
■カテゴリ:MXGP
■開催日:2016年2月27日
■開催地:ロサイル(コース長:1,700m)

REPORT

開幕戦でフェーブルが2位表彰台獲得

2016年MXGP開幕戦が土曜日、カタールで行われた。ロザイル・サーキットのライトのもと、スマートでエネルギッシュに行われたこのレースで、世界チャンピオンのロマン・フェーブルが始動。Monster Energy Yamaha Factoryのチームメイト、ジェレミー・ファン・フォルベークもイブニングレースとして開催された今GPでトップ5フィニッシュを果たした。

金曜日の予選レースで、フェーブルは序盤の6位から1分45秒805の最速タップタイムを記録しながら順位を上げ、3位でフィニッシュした。一方、ファン・フォルベークは、その速さこそ厚い選手層の中でも目立った進化を見せたものの、残り2周となったところで軽いクラッシュを喫して後退。メインとなるレースのスタート位置でトップ10に続く位置を得るにとどまった。MXGPデビューとなるKemea Yamaha Official MXのライダー、バレティン・ギヨーは15位からプッシュして終盤12位まで追い上げたところでフィニッシュとなった。

ファン・フォルベークは第1ヒートの序盤、堅実なライディングで5位につけると、レース中盤、砂漠の路面ながらラップタイムを着実に保って走行し、ひとつ順位をあげて4位でフィニッシュした。 ギヨーはスタートで出遅れ、後続グループの大群の後方に飲み込まれてしまうが、これを抜け出して13位まで上がる。しかしゴール間際にわずかにミスを冒してひとつ順位を落とし、14位でフィニッシュした。 フェーブルは第1ヒートを、レースを引っ張った2選手に続く3位で終えた。レース中盤、フェーブルは2選手の背後に迫ったが、ワイドなレーンと予測不能のダートが周回毎にラインを変化させるロザイルではパスするチャンスはわずかしかなかった。

第2ヒートのスタートでフェーブルは4位につけるが、4周目にジャンプの長さの評価を誤り、わずかの間、順位を落としてしまう。それでもその後の2周でフェーブルは2人のライダーを抜き去り、2位でフィニッシュ。この日の総合成績でも2位となった。 V・ギヨーのカタールでのMXGPデビューは、スタート位置によって難しいものとされた。第2ヒートでは序盤の14位から順位を上げて12位でゴール。総合成績、選手権ポイントランキングでも12位で来週の第2戦タイに臨むことになった。

次戦、タイ・グランプリが開催されるスパンブリ―県では、MXGPライダーたちは暑さに耐えなければならない。乾燥した砂漠の風が吹くカタールとは異なり、東南アジア、タイで行われる次戦では湿度と焼け付くような南国の太陽が待っている。冬の間の厳しいトレーニングとヨーロッパでの自転車による長時間のトレーニングによって、ヤマハのMXGPライダーたちは万全の体調を維持したまま次の大会に臨むことができるだろう。

MXGP RESULT Race.1

MXGP RESULT Race.2

RIDERS RANKING MXGP

CONSTRUCTORS RANKING MXGP

COMMENT

R・フェーブル選手談(3位/2位:総合2位)

「第1ヒートはスタートで遅れて、恐らく6位になり、その後の追い上げが難しかった。第2ヒートの感触はかなり良くなっていたけど、ジャンプで遠くまで飛び過ぎてしまい、フロントエンドのバランスを崩してクラッシュしてしまった。ロスしたタイムは多くはなかったけど、2つ順位を落としてしまい、挽回しなければならなかった。ここカタールでいくつか進歩はあったし、タイではもっと進歩できるといいね」

J・ファン・フォルベーク選手談(4位/5位:総合4位)

「昨日、スタート位置を台無しにしてしまったけど、今日は両ヒート共、どうにかわるくないレースができた。ここでの今までの自己ベストリザルトで、開幕戦でランキング4位につけたことに興奮している。2014年は5位でここを離れて世界選手権準優勝となった。自分がもっとやれることはわかっているので、ステップ・バイ・ステップでがんばるよ。シーズンは長いし、カタールを終えて我々は今、年の初めに必要となる情報、誰が良いライダーなのかの情報を手にしている。満足しているし、2位と4位でここを離れることができるのだからチームはすごく満足だと思う」

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