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YAMAHA FACTORY RACING TEAMが暫定ポール獲得

台風6号の発生で各チームともざわつきはじめた中でスタートした7月26日(金)の鈴鹿8耐初日。この日は午前のフリープラクティスに続いてブルーライダー、イエローライダー、レッドライダーに分かれて各20分×2本の公式予選が行われた。

YAMAHA FACTORY RACING TEAMは、ブルーライダーの中須賀克行が先陣を切って登場。タイヤの本数制限がかかることから短時間での好タイムが期待されるところで、中須賀は計測開始後すぐに2分05秒922を記録してトップに立つとすぐにピットに戻る。

イエローライダーのアレックス・ローズは、午前のフリープラクティスの際に最終シケインで転倒。しかし、吉川和多留監督は「大きな怪我ではない」とのこと。そして公式予選1回目では集団に埋もれながらも2分06秒629をマークして2番手につけた。

レッドライダーのマイケル・ファン・デル・マークは、タイムアタックを開始しようとした瞬間に全車の走行を一時中断する赤旗が提示されてピットに戻ることになってしまった。その後に予選が再開され、2分07秒306で5番手となった。

公式予選2回目で、中須賀は2分06秒530、ローズは2分06秒838、ファン・デル・マークは2分08秒063を記録。この予選ではそれぞれのベストタイムの平均値で順位が決まるが、YAMAHA FACTORY RACING TEAMが2分06秒619でトップに立ち、翌日のTOP10トライアルへの進出を決めた。

ファクトリー勢に迫るすばらしいタイムをマークしたのは、YART Yamaha Official EWC Teamのニッコロ・カネパ。予選1回目のタイムアタックでアグレッシブな走りを見せると、2分6秒672の好タイムをマークした。アタックラップを終えてピットに戻ったカネパはチームクルーたちの拍手に出迎えられ、「スーパーハッピー!」と喜びを爆発させた。

レースウィークの各セッションで常に上位に顔を出し、好調ぶりをアピールしているYART。予選でも魅せる走りで総合6番手につけ、明日のTOP10トライアルでさらなるジャンプアップを狙う。

YARTのターゲットは、世界耐久レギュラーチームのトップになることと、そして表彰台獲得。予選で速さを追求しながらもレースに向けての準備も怠りなく進めており、日曜日には耐久チームならではの粘り強い走りを見せそうだ。

YAMAHA FACTORY RACING TEAM:2分06秒619

中須賀克行選手

アレックスが転倒しましたが大きな怪我もなく、無事に一日が終わりました。タイム的にはまあまあかなという感じですが、マシン全体としてはバランスがいいのでこの調子で明日のTOP10トライアル、そして決勝を迎えたいですね。いちばん大切なのは決勝なので、そこに向けてさらにしっかりとマシンを調整していきます。

アレックス・ローズ選手

「予選はまずまずでしたね。1回目の予選でニュータイヤを使いましたが、コース上が混雑していて思うように走れませんでした。2回目はユーズドタイヤになったのでタイムアップは果たせませんでしたが、マシンは良好。決勝を想定して、いいペースを作れています。なによりも3人のタイムが揃っているのがうれしいです。早くも明後日の決勝が楽しみなんですよ! でも、決勝は速いペースでの接近戦になるので、いいグリッドからいいスタートを切ることも重要です。明日のTOP10トライアルも全力で臨みます」

マイケル・ファン・デル・マーク選手

「今日は中須賀さんとアレックスがとても速かったですね! 特に中須賀さんはヤマハで最速タイムをマークして、すばらしい走りでした。僕自身もすごくハッピー。ユーズドタイヤで走ったセッションも、自信を持って速いペースで周回できました。予選の1回目では大きくタイムアップできましたし、2回目はコンスタントに走れましたからね。決勝に向けて順調に準備が進んでいます」

吉川和多留監督

「フリープラクティスでアレックス選手が転倒しましたが、本人もまったく問題ないと言っているので安心しました。公式予選では、1本目は全員にニュータイヤを装着しましたが、アレックス選手とマイケル選手はコースインのタイミングが悪くて本領発揮とはいきませんでした。2本目は3人ともユーズドタイヤでタイムアタック。中須賀選手をはじめアレックス選手、マイケル選手ともうまく仕上がっています。個々のライダーに満足のいく環境を作ってあげられないのが鈴鹿8耐ですが、みんながチームメイトのことを考え、与えられた中で最高の走りをしてくれ、本当にみんな真のプロライダーであると感じています」

YART Yamaha EWC Team:2分7秒309

ブロック・パークス選手

「予選1回目では2周のタイムアタックをしましたが、コースが混雑していて、思うようなタイムを出せませんでした。今回のレースウィークでの自己ベストタイムではありますが、過去の鈴鹿8耐ではもっといいタイムが出せていたので残念です。予選2回目は1回目で使ったタイヤを使い、僕自身のタイムは伸びませんでした。その分チームメイトがタイムアップを果たせたので、チームの戦略としては大成功でしたね。レースを想定しては高いレベルで走れているので、決勝はもっといい走りをお見せできると思います」

ニッコロ・カネパ選手

「めちゃくちゃうれしいです! 予想以上にいいタイムが出せました。マシンもタイヤもすばらしく機能してくれて、自分でも驚くほどのタイムアタックができたんです。TOP10トライアルを走ることは目標のひとつだったので、予選の結果を素直に喜びたいと思います。そして、僕たち3人が揃ってコンスタントに速いタイムで走れているのが最高です。ファクトリー勢に迫ることができていますからね! 明日は僕にとって初のTOP10トライアル。思いっ切り楽しみます」

マービン・フリッツ選手

「予選2回目は1本残してあった新品タイヤを使いましたが、セッション開始すぐに赤旗が出てしまってピットイン。再びコースに戻った時にはタイヤを消耗していることがわかっていたので、全力で頑張りました。その結果、2分7秒167というタイムをマークできて、すごくうれしく思います。明日は......天候がどうなることか......。雨になりそうですよね。もちろん雨でも準備はできています!」

マンディ・カインツ監督談

「最高以上の仕事をしましたね! このレースウィークは走行セッションを重ねるごとにどんどん進歩していて、予選中もさらにステップアップ。ニッコロの走りは、まさに最高以上の出来です。ライダーたちは"予選の香り"を嗅ぐとスロットルを開ける生き物なんですよ(笑)。明日のTOP10トライアルに出場できることはとてもうれしいんですが、どうやら雨。こればかりは私たちにはどうにもできませんが、ベストを尽くしますよ」

1st Qualifying Rider Blue

Pos.No.TeamMachineTime(Avg.)
1 21 YAMAHA FACTORY RACING TEAM Yamaha 2'06.619
2 10 Kawasaki Racing Team Suzuka 8H Kawasaki 2'06.633
3 33 Red Bull Honda Honda 2'07.106
4 634 MuSASHi RT HARC-PRO. Honda 2'07.183
5 12 YOSHIMURA SUZUKI MOTUL RACING Suzuki 2'07.187
6 7 YART Yamaha Official EWC Team Yamaha 2'07.309
13 333 VRD IGOL PIERRET EXPERIENCES Yamaha 2'09.287
22 18 Team BABY FACE Titanium Power Racing Yamaha 2'10.213
24 77 WOJCIK RACING TEAM Yamaha 2'10.529
26 99 RCKOSHIEN YAMAHA Endurance ASEAN Yamaha 2'11.051
28 806 Zaif NCXX RACING & ZENKOUKAI Yamaha 2'11.445
29 14 OMEGA MACO RACING Yamaha 2'11.739
36 502 Zaif NCXX RACING Yamaha 2'12.951
38 28 Team Kodama Yamaha 2'13.398
44 51 icuRT MOTOKIDS NAC SANYO Yamaha 2'14.366
46 65 MOTOBOX KREMER RACING Yamaha 2'14.487
50 41 IWATA RACING FAMILY Yamaha 2'15.104
56 76 NIPPON SUMATRA BIO MASSE+D;REX Yamaha 2'15.657
57 40 K'S WORKS Racing Yamaha 2'15.671
62 45 E-P-S Racing GarageL8 & TT45 Yamaha 2'16.215
64 59 HKC&IMT Racing KUNO KOGYO Yamaha 2'16.513