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YAMAHA FACTORY RACING TEAMがポールポジション

台風6号が鈴鹿サーキットを直撃した7月27日(土)。予定されていた鈴鹿4耐はオンタイムでスタートしたが、転倒者による赤旗中断のまま、スタートから約2時間半後にレース終了、成立となった。

この後も雨が降り続いたため、TOP10トライアルは予選上位10チームによる40分間計時予選へと変更されたが、コースコンディションの悪化により予定されていたフリー走行ならびにTOP10の計時予選は中止となった。

このため、7月26日(金)に行われた予選での順位がそのままスターティンググリッドとなり、YAMAHA FACTORY RACING TEAMは2015年のファクトリーチーム復活以来4度目のポールポジションを獲得。またYART Yamaha Official EWC Teamは6番手から決勝を迎える。

YAMAHA FACTORY RACING TEAM:2分06秒619

中須賀克行選手

TOP10トライアルを走ることなくポールポジションとなり複雑な心境ですが、これも昨日の予選でみんなが頑張った結果。でも、大事なのは明日の決勝。みんなでベストを尽くして優勝を目指します」

アレックス・ローズ選手

「今日は何もしなかったけど、ポールポジションを獲得できました(笑)。昨日のうちに3人で頑張っておいてよかったです。ポールポジションはすごくうれしいけど大事なのは明日のレース。これからみんなで話し合って、よく寝て(笑)、明日の決勝に備えます」

マイケル・ファン・デル・マーク選手

「たくさんのファンが来てくれていたので、トップ10トライアルが中止になってしまったのは残念です。雨の中で走ることも大事なことではありますが、コースも水びたしだったし、安全第一の判断はやむを得ないと思います。中須賀さんが素晴らしいタイムを出してくれたおかげでポールポジションを獲得できたし、アレックスも速い。僕も走るごとにペースを上げられています。明日は8時間の長いレースですが、僕たちのチームはとても強い。3人がコンスタントにミスなく走ることができれば、いい結果がついてくると思います」

吉川和多留監督

フリー走行やTOP10トライアルを走るにはちょっと雨量が多すぎました。応援してくれているファンの方々には申し訳ありませんが、中止の決断はよかったと思います。明日の天候も微妙なようですが、改めてしっかりと準備を整えて、優勝を目指して頑張ります」

YART Yamaha EWC Team:2分7秒309

ブロック・パークス選手

「すばらしい結果になりました。決勝は6番手からスタートすることになりましたが、ファクトリーチームや速いチームが多い鈴鹿8耐で、僕たちがトップ6にいるなんて信じられません。TOP10トライアルを走れればもっとよかったんですが、このコンディションではやむを得ません。明日はいいレースができると確信しています。天気はわからないけど、今日よりはいいでしょう(笑)。力強いレースをお見せしたいと思います」

ニッコロ・カネパ選手

「初めてのTOP 10トライアルを楽しみにしていたのでぜひ走りたかったけど、天候ばかりは仕方ないですよね……。それに、もしTOP 10トライアルが行われていたらここまで上位につけたかどうかわからないし、結果オーライと思うことにします(笑)。決勝に向けての準備は万全です。5位フィニッシュが目標ですが、このレースウィークを通してファクトリー勢ともいい戦いができています。今まで通りの走りをして、運が味方してくれれば、表彰台も狙えるかもしれませんね。鈴鹿8耐の表彰台は僕の子どこの頃からの夢なので、ぜひ実現したいです」

マービン・フリッツ選手

「僕としては2度目のTOP 10トライアルに出走できそうだったのに、中止になってしまってすごく残念です。でも、トップ6に入れたことは素直に喜びたいですね! 明日のレースはいい位置からスタートできるので、頑張りたいです。長い耐久レースですから、途中で雨が降るかもしれない。でも天候に関わらず、僕たちは準備ができていますよ」

マンディ・カインツ監督談

「今日は涼しくてよかったですよ! というのは冗談(笑)。ファンの皆さんには申し訳ない1日になってしまいました。正直なところ、今日のTOP 10トライアルが行われていたらこんな上位グリッドにつけていたかわかりません。ライバルはみんな速いですからね。そういう意味ではラッキーでした。明日の決勝は、表彰台を狙いながらも、現実的にはトップ5に入りたいと思っています。表彰台獲得という夢は決して諦めませんが、現実も見据えながら冷静に戦うつもりです」

Qualifying

Pos.No.TeamMachineTime(Avg.)
1 21 YAMAHA FACTORY RACING TEAM Yamaha 2'06.619
2 10 Kawasaki Racing Team Suzuka 8H Kawasaki 2'06.633
3 33 Red Bull Honda Honda 2'07.106
4 634 MuSASHi RT HARC-PRO. Honda 2'07.183
5 12 YOSHIMURA SUZUKI MOTUL RACING Suzuki 2'07.187
6 7 YART Yamaha Official EWC Team Yamaha 2'07.309
7 1 F.C.C. TSR Honda France Honda 2'07.478
8 090 au-Teluru SAG RT BMW 2'07.916
9 95 S-PULSE DREAM RACING-IAI Suzuki 2'08.311
10 19 KYB MORIWAKI RACING Honda 2'08.758
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