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合同テスト2日目、各チームともタイムアップし初日から正常進化

2019鈴鹿8耐公開合同テストの初日は、一時的に小雨が降るシーンがあったが、2日目の7月10日はフルドライコンディションでテストが行われた。

走行は午前9時からBグループの走行がはじまり、Aグループの#21YAMAHA FACTORY RACING TEAMは午前9時55分から40分間、午前11時45分から40分間、午後3時45分から90分間の3本の走行枠。初日と同様、肌寒いなかでテストがスタートし、午後は気温と湿度が高まったが、鈴鹿8耐本番の暑さとは比較にならないものだった。

中須賀克行は、前日に続いてセットアップに集中。今回は参加できなかったアレックス・ローズ、マイケル・ファン・デル・マークというチームメイトの走りも意識しながら走行した。詳細に渡り3人がともに乗りやすく、かつハイアベレージが可能なマシン作りを進めた。こうした中でも前日のベストタイム2分06秒4を上回る2分06秒2を記録し、順調にマシンが仕上がっていることを示した。

#7YART Yamaha EWC Teamは、2日目も順調にテストを終えた。長いシーズンを同じメンバーで戦ってきたYARTにとって、今回のレースはシーズンの1戦。すでに多くの経験とノウハウがあり、基本的なセッティングもできている。しかし鈴鹿のコースレイアウトなどに合わせた鈴鹿スペシャルのR1完成に向け、制御・マップなどを中心に各ライダーが細かなコメントをチームスタッフに届け、地道な調整を重ねていった。

この結果、ニッコロ・カネパとマービン・フリッツは昨日からさらにタイムを縮めて2分8秒台から7秒台へ。ブロック・パークスもARRCのマシンからの乗り換えが進み8秒台前半へと短縮。小さな積み重ねではあるが全ライダーがフィーリングを向上、タイムとなって現れたのだ。

チームのベストラップは2分7秒7。総合成績は、いくつかのチームが2台ずつ出走していることを含めると総合8番手、チーム単位で見ると6番手につけた。明日はテスト最終日。雨の予報となっているが、3人にとってのベストセッティング追求など、決勝に向けた前進を狙う。

YAMAHA FACTORY RACING TEAM:2分06秒213

中須賀克行選手

「今日は、まずはマシンの細かい部分を詰めることに集中して、その後に新しいトライもできて有効な一日となりました。そのトライはかなり手応えがあるもので、この仕様のままレースウイークを迎えることができると思います」

吉川和多留監督

「今日も野左根選手にテストに加わってもらい、全車両の燃料系のテストをしてもらいました。中須賀選手は、昨日のテストで詰めた車体の方向性の再確認をしました。もちろん今回のテストに参加できなかったアレックス・ローズ選手、マイケル・ファン・デル・マーク選手のことも想定してテストをしていますが、それを含めてよい方向に進んでいます」

YART Yamaha EWC Team:2分7秒709

ブロック・パークス選手

「どのセッションのラップタイムもとてもよかったですね。マシンのフィーリングに関しても確実によくなっています。私のタイムも昨日よりよくなっており、2分8秒3でした。今回はよりよいフィーリングを得るためにとても大切なテストで、もう少し快適に乗るためにラップを重ねる必要があります。タイヤはほとんど問題はないので、制御やマッピングに集中して走りましたが、これがさらに煮詰まってくればもっと速く走ることができるでしょう」

ニッコロ・カネパ選手

「今日も十分な結果で、とてもいい気分です。もちろんそれは、昨日から大きな進化が得られたからです。タイムを見れば明らかで、マービンもファステストを記録したといっていますが、僕自身も2分7秒7を記録。これはとてもすばらしいしことです。まだテスト2日目ですが、これだけ速く走れるのは本当にうれしいこと。明日もテストは残っているので、さらに進化を目指します」

マービン・フリッツ選手

「もうすでに昨年を上回るタイムを安定して出すことができていますし、今日は自身の鈴鹿でのファステストを更新し、2分7秒7をマークしました。バイクについては、セッティングも進歩していて全体的なフィーリングはよい方向に進んでいます。僕らは今回が初めてのテストで7秒台ですが、すでにファクトリーチームはテストを行っているし、全日本でも走っていることを考えれば、上位陣に対してそれほど離されていないと思います。明日は雨の予報ですが、朝のセッションは大丈夫かもしれないと聞いているので、もう少しトライしてセットアップを進めたいと思います」

マンディ・カインツ監督談

「今日も大きな改善に成功しました。チームのベストはなんと2分7秒7です。ニッコロとマービンが7秒台なのです。これはとてもよいペース。一方のブロックはARRCのマシンからの乗り換えがスムーズに進み今日は8秒3まできました。また、各セッションともとても安定して走れていることも大きな意味があります。これまでたくさん日本にきましたが、いつも雨のばっかり。でも今回はここまでよいコンディションでとてもラッキーでだし、本当によい流れなので、さらによくなっていくと感じています」