本文へ進みます
サイト内検索
NEWS

3日間のテストがスタート、ヤマハチームは順調に初日を終了

7月28日(日)に決勝レースを迎える鈴鹿8耐の公開合同テストが7月9日に初日を迎えた。

走行はAグループとBグループに分かれて実施され、#21YAMAHA FACTORY RACING TEAMはAグループ、#7 YART Yamaha EWC TeamはBグループに所属。12時からの45分間、15時15分からの75分間、そしてA・Bグループ合同でのナイトセッションが18時45分から19時50分の70分間で行われた。

YAMAHA FACTORY RACING TEAMは中須賀克行と野左根航汰が出走。スーパーバイク世界選手権のアレックス・ローズとマイケル・ファン・デル・マークはレーススケジュールの都合で欠席となった。

こうしたなか、中須賀がセッション1で2分06秒593の好タイムをマーク。さらにセッション2ではセッション1のタイムを上回る2分06秒442を記録。好調なテストデーの幕開けとなった。

一方、鈴鹿8耐への初テストとなった#7 YART Yamaha EWC Teamは、ブロック・パークス、ニッコロ・カネパ、マービン・フリッツが来日。初日から精力的に周回を重ねた。

テストでは、パークスがすでに今年ARRCで鈴鹿を走行しているため、今年初の鈴鹿となるカネパとフリッツが先陣をきってコースへ。久々とはいえ確実にタイムを削り2分9秒台でセッション1を終了した。

セッション2では各ライダーともにギアをアップ。カネパとフリッツが8秒台へ。ARRCからマシンとタイヤが変更となったブロックは9秒台に止まったが、各メーカーのファクトリーチームに続く上位のポジションをキープするとともに、抜群の安定感と速いアベレージタイムでEWCのトップチームとしての存在感をライバルたちに示した。また本日最後のナイトセッションもノントラブルでこなし、初日を好調のうちに終了した。

YAMAHA FACTORY RACING TEAM:2分06秒442

中須賀克行選手

「ナイトセッションで、いよいよ雰囲気が出てきましたね。ただ、今日は本当に寒くて、ここが本番とは大きな違い。マシンは、前回のテスト時よりも確実に良くなっているのが分かるけれど、ライバルも強いので、常に先に進まなければなりません。そしてチーム力を底上げしたい。ナイトセッション後、ピットワークを練習して、ここでの課題も今後のテストでクリアしていきます」

吉川和多留監督

「今日は、中須賀選手はもちろん野左根選手にも走ってもらい、燃費や残量警告灯をはじめ細かい部分のチェックをしていたので、タイムはまったく狙っていません。いい形でテスト初日を終えることができましたが、残り2日間、粛々とテストスケジュールをこなしていきます」

YART Yamaha EWC Team:2分8秒338

ブロック・パークス選手

「先日までARRCのR1に乗っていて、タイヤの異なるYARTのR1では初日だったのでちょっと難しいかったですね。今日のベストは9秒台で終わりましたが、この状況を考えるととてもポジティブなもので、明日は8秒台には入ると思います。それよりも大切なのは、レースウィークに向けて確実ステップアップすることですが、それも順調に進んでいます。明日もさらに前進できるようがんばります」

ニッコロ・カネパ選手

「今回はYARTのマシン、そしてブリヂストンタイヤに変わって初めての鈴鹿ですが、とてもよい感触で初日を楽しむことでき、とてもポジティブな一日になりました。ベストタイムも2分8秒台と十分。もう少し改善できるとは思いますが、ユーズドでも満足できるペースで走ることができているものポジティブです。明日は7秒台が目標ですが、十分に可能なものだと思っています」

マービン・フリッツ選手

「今日はセッティングの異なる2台のマシンで走行を開始しました。その中でよいものを探していく作業でしたが、昨年のベストタイム2分9秒0に迫るタイムを出すことができました。さらに2回目のセッションではコンスタントに8秒台をマークすることができ、初日としてはマシン、そしてタイヤに対しても、とてもよいフィーリングを得ています。あとは細かい部分を調整していくだけ。初日ながらとても満足できる状態です」

マンディ・カインツ監督談

「テスト初日、まずクラッシュがなかったのでとてもハッピー。今日は3人のライダーがよりフィットするセッティングの作りこみをしましたが、ブロック選手はARRCで使用しているマシンとタイヤから変わるのでYARTのマシンに慣れることからスタート。一方で欧州から鈴鹿に来て、時差ボケが多少残る中、ニッコロ選手は非常に速かったし、マービン選手も驚くほど速いタイムを安定して記録しました。明日も3人のライダーがレース速く走れる完璧なマシンを作れるようにがんばります」

ページ
先頭へ