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最終日はウエットを経験、それぞれ大きな手応えを得てテストを終了

2019鈴鹿8耐公開合同テストの3日目は、朝からコースは完全ウエットとなった。しかし、ウエットコンディションでのテストが不足していた#21YAMAHA FACTORY RACING TEAMにとっては恵みの雨。初日、2日目でドライセッティングがしっかりと進んでいたことから、ウエットでのマシンフィーリングの確認を実施した。

午前9時から40分間の走行枠で中須賀が、午前10時50分から40分間の走行枠で野左根がそれぞれ単独で出走。そして午後2時からの最後のセッションでは、中須賀と野左根の2台が出走して最終チェックを行い、最後はピットワークの練習をして午後3時30分の終了時間を待たずにテスト切り上げた。こうしてチームは、各種コンディションの中で様々なテストを行い、大きな手応えとともに3日間のテストを終えた。

#7YART Yamaha EWC Teamは、昨日と同様、午前に2本、午後に1本のセッションが設定されたが、午前中の2つのセッションで切り上げて今回のテストを終了した。

午前中のテストでは、主に決勝でウエットとなった場合に使用するレインタイヤの選定を実施。種類の異なるタイヤを試しながら鈴鹿サーキットのウエットコンディションにフィットするものを探した。各ライダーのインプレッションを踏まえ、おおよその方向性が決まったことから、午後のセッションをキャンセル、大きなトラブルもなく十分な手応えを持って無事3日間のテストを終了した。

YARTはこの後、一旦それぞれのホームタウンに戻り、7月24日からスタートする最後の合同テストに参加するため鈴鹿に集結。そして世界耐久選手権の最終戦となる鈴鹿8耐のレースウィークに臨む。

YAMAHA FACTORY RACING TEAM:2分21秒786

中須賀克行選手

「ドライコンディションでのセッティングが出ていれば大きな問題はありませんが、それでもやはりウエットで走りたいと思っていたので、今日は有意義なテストになりました。ただ、決勝はやはりフルタイムでドライコンディションがいいですね。今回のテストは、鈴鹿8耐本番につながるいいテスト内容でした。次はレースウイークとなりますが、3人のライダーが揃うのは本当に楽しみですし、みんなで力を合わせていい結果に結びつけたいですね」

吉川和多留監督

「願っていたウエットコンディションでのテストができ、ドライで進めてきたマシンの方向性が、ウエットコンディションでも問題ないことが確認できたので大きな収穫です。今日のウエットコンディションを含めて、3日間でいろいろなことを想定したテストができので、とても充実したテストになりました」

YART Yamaha EWC Team:2分24秒371

ブロック・パークス選手

「今日は午前中のセッションのみ走行しました。チームメイトも含め、十分なラップタイムを確認できました。過去もブリヂストンではウエットの鈴鹿をたくさん走行し、その性能が優れていることはわかっていたので、想定通りの結果です。この3日間を振り返ると、常に速いラップタイムをマークできて、非常によい内容でした。ただ、我々はファクトリーやF.C.C. TSR Hondaといったライバルに対して、EWCで使っているマシンでレースを戦います。非常に厳しいことはわかっていますが、決勝では何が起こるかわかりません。だからこそ夢でもある表彰台を目指し、全力を尽くすのみです」

ニッコロ・カネパ選手

「シーズンで見るとスロバキアのレースでウエットを経験しているのですが、ブリヂストンでウエットの鈴鹿を走ったのが初めてでした。たくさん雨が降って、路面にかなりの水がある状況でしたが、とてもよい感触を得ることができ、全体としてもすばらしいテストになったと思います。次はもう一度テストを挟んでいよいよレースです。今の僕たちであれば5位以内はいけると思いますが、幸運をつかみ、また諦めずにマシンをプッシュし続ければ表彰台も狙えると思います。特にF.C.C. TSR Hondaはシーズンにわたってライバル関係にあります。彼らはファクトリーマシンで今回戦うようですが、R1だって負けていないので、EWCチーム最速を目指してがんばります」

マービン・フリッツ選手

「今日はウエットとなりました。昨年も鈴鹿で3日間、ウエットを走りましたがとてもよいフィーリングだったので、特に心配はありませんでした。テストではまずセッション7で1つ目のタイヤを試し、セッション8で異なるものに変更しました。その中でよい感触のものを見つけられ、チームとしてもよいタイムが残せましたし、なによりも本番に向けてよいトレーニングになりました。鈴鹿8耐は非常に暑いレースなので、ウイークに向けてはコンディションを100%にして臨みます。僕自身は昨年の予選よりすでによいタイムが出ているし、僕たちのチームは強くモチベーションも高い。レースではトップ5が目標ですが、表彰台だって可能だと思っているので、期待していてください」

マンディ・カインツ監督談

「一言で言えば、非常に満足できるテストでした。ドライだけでなく今日はウエットでの走行ができたし、全体的に速いラップタイムが得られ、また大きな問題もなく、クラッシュもないまま終わることができました。この結果、レースに向けとてもよいマシン作りができたのです。そしていよいよレースを残すのみとなりました。5位から7位が現実的ではあるかもしれませんが、やはり我々の目標は表彰台です。なぜなら、レースとはどんな状況であて勝つことを考えなければなりません。思わぬ幸運があるかもしれませんし、諦めずに全力で戦います」