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YART Yamaha Official EWC Teamが大きな手応えを得てテストを終了

昨日の国内4メーカー合同テストに続き、6日はタイヤメーカーが主体となっての合同テストが行われた。この日は、午前9時から10時30分までのセッション1、午後2時から3時30分までのセッション2が設定され、昨日からのステップアップを目指し、YART Yamaha Official EWC Team(YART)も参加。マシンとタイヤのマッチングやセットアップを行い、大きな手応えとともに2日間のテストを終了した。

朝から好天に恵まれ路面は完全ドライとなったこの日も、マービン・フリッツ選手はコースの習得に専念。一方のブロック・パークス選手と野左根航汰選手は、EWC仕様のYZF-R1とブリヂストンタイヤのマッチングの確認などをメインの作業とした。

セッション1から、パークス選手、フリッツ選手、野左根選手とも積極的にテストスケジュールをこなしていく。チームのベストタイムは、昨日にマークした2分10秒740を大きく短縮し、セッション2で野左根選手が記録した2分08秒795。これに続きブロックが2分09秒325。フリッツ選手も10秒台をマークした。

総合結果としては、野左根選手のタイムがで7番手となったが、今回はあくまでも鈴鹿サーキットでのマシンとタイヤのマッチングの確認、セットアップを進めることであったため、チームとしては決勝に向けて順調なスタートとなり、大きな手応えを感じながら2日間のテストを終了した。なお、11日(火)から3日間、再び鈴鹿サーキットで合同テストが開催されるが、ここでYARTはロングランテストを予定している。

YART Yamaha Official EWC Team

ブロック・パークス選手談

「僕にとって鈴鹿8耐は1年で最も大切なイベント。しかもファクトリーチームとして参戦でき、とても誇りに思うし、楽しみなレースです。昨日は残念ながら大半がウエットになり、十分に走り込むことができませんでした。でも今日はドライとなり、9秒台の前半までタイムを伸ばすことができとてもよい感じでステップアップできています。チームメイトの野左根選手は、ここがホームコースで、ユーズドタイヤでもとても速い。またフリッツ選手は初の鈴鹿で、まさに勉強中のため、まだタイムは十分とは言えませんが、これから周回を重ねれば問題はないと思います。マシンもタイヤも大きな心配はないので、今後のテストでさらに磨きをかければ、十分に戦えるはず。期待していてください」

マービン・フリッツ選手談

「初日は雨、でも今日は完全なドライで走ることができましたが、改めて鈴鹿サーキットが難しコースであることを思い知らされました。この2日間はコースに慣れることが目標でした。ブロック選手、野左根選手はすでに経験があり速いタイムを出せるため、できるだけ多くの周回を重ね、二人に近づくことが必要だったからです。中間セクターのタイムが劣っていることはわかっているので、来週のテストを含めさらに改善していきます。しかしこの8耐は、MotoGP、SBK、そして日本のトップライダーが集い、これまでとまったく雰囲気が違いますね。それでも僕たちも十分に戦えると思っているし、テストも残り3日間あるので、表彰台に立てるようがんばります」

野左根航汰選手談

「今回のテストは、初めて鈴鹿サーキットを走るフリッツ選手がコースになれてもらうことがメインで、パークス選手と僕は、耐久仕様のR1とブリヂストンタイヤのパッケージの確認などを行いました。海外での世界耐久選手権では、ブロック選手がチームを牽引してきましたが、鈴鹿サーキットは僕のホームコースなので、今大会では僕がチームを引っ張る役目ができればと思っています。世界耐久選手権のチャンピオンシップでは、上位2チームからは離されてしまいましたが、まだ逆転のチャンスが残されているので、鈴鹿8耐ではチーム力を高めて臨み、最後まであきらめずにプッシュします。鈴鹿8耐に向けたテストは来週も続きますが、しっかりとマシンを仕上げてレースウイークを迎えたいし、それができれば表彰台が近づいてくると思います」

マンディ・カインツ監督談

「非常にポジティブなテストだと感じています。ラップタイムを気にしがちですが、今回のテストでは、より乗りやすいセットアップを見つけることを大切にしました。初日はトリッキーなコンディションで基本的にフリッツ選手がサーキットになれることに重きを置きましたが、今日はドライになったことで、フリッツ選手は引き続き周回を重ねることに集中し、パークス選手と野左根選手は昨年のセットとの比較を行うなど、多くの情報を得ることができました。順調に進んでいることが実感できるハッピーなテストになりました」

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