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鈴鹿8耐4メーカー合同テスト1日目
好天の中、YAMAHA FACTORY RACING TEAMが好タイムを連発

鈴鹿8耐4メーカー合同テスト1日目 好天の中、YAMAHA FACTORY RACING TEAMが好タイムを連発

7月14日、鈴鹿8耐の開幕を間近に控えた鈴鹿サーキットで、4メーカー合同テストの1日目が開催されました。この日は、6月末に行ったプライベートテスト、そして7月7・8日の公開合同テストとウエットの多かったこれまでと違い、本番さながらのコンディションとなったことで、各チームともロングランなど、レースを想定したテストを実施しました。

YAMAHA FACTORY RACING TEAMは、プラベートテストに続き、レギュラーライダー3名が参加し、R1も全日本選手権JSB1000クラスの参戦マシンと共通カラーリングをまとった本番車が初登場。午前中の1本目は中須賀克行選手が一人で走行し、黙々と周回を重ねてさまざまな情報を収集。タイムもトップから100分の2秒差となる2分8秒242で2番手となりました。

一方、ポル・エスパルガロ選手、ブラッドリー・スミス選手の2人は、週末に行われたドイツGPを終えてすぐに日本へ移動。1本目のセッションには間に合いませんでしたが、鈴鹿到着と同時にスタートした2本目のセッションから休むまもなく合流してライディング。先にエスパルガロ選手が走行した後、スミス選手に引き継いで、ベストは2分9秒087で6番手としました。

午後のセッションでは、中須賀選手は引き続きロングランなど各種テスト項目をこなした一方で、エスパルガロ選手とスミス選手はマシン、コースの把握に集中。この中でエスパルガロ選手が並みいるライバル勢を抑え、この日最速となる2分7秒995をマーク、スミス選手もコンスタントに8〜9秒台を刻み、好調のうちに初日を終了しました。

また、世界選手権のレギューチームであるGMT94 YAMAHAから、デビット・チェカ選手とケニー・フォーレイ選手の2名が出走。1本目11秒台、2本目を12秒台とすると、午後の3本目では10秒317まで短縮して、徐々にペースアップを図り、2日目に繋がる結果を獲得。また、team R1 & YAMALUBEからは時永真選手、藤原儀彦選手が参加し、こちらも、最初のセッションは15秒台でしたが、着実にタイムを削り、最終的には2人ともに13秒台を記録して初日を終えました。


YAMAHA FACTORY RACING TEAM

中須賀克行選手談

「基本、僕がマシンの作り込みを行ってきましたが、今回はドライコンディションの中で2人から高い評価をもらい、まずは良かったと思います。今日の僕の役割は、マシンのさらなるベースアップでした。タイヤや燃費など、大きなところから、細かいところまでたくさんの項目をテストしましたが、明日もこの作業を継続する予定です。チームの状況は本当に良い状態で、ライダーはともにリスペクトしあって、“3人一緒に速くなる”という気持ちで着実に前進できていると感じています。明日もさらなる前進を目指してがんばります!」

ポル・エスパルガロ選手談

「中須賀選手が、すばらしいベースマシンをつくってくれていたおかげで、最初から非常に良いセッションとなりました。また、今日は前回のテストと違い、ドライコンディションになったことで、さまざまな状況、例えば燃料の量や新旧タイヤでのライディングなど、いろいろと試すことができたし、本番の進め方など多くを理解できました。明日は鈴鹿のコースをさらに理解することが目標。MotoGPで経験しているコースとはやはり違うところも多く、ライン取りをさらに突っ込んで追求します。もちろん、タイムにも満足できており、明日も良い感触をつかんで帰りたいと思います」

ブラッドリー・スミス選手談

「今日は、鈴鹿に着いたらすでにセッションがスタートしていたのですが、ポルも僕もまだ若いし、なによりのこのテストを楽しみにしていたからすぐに準備して走行しました。テスト自体もとても充実していて、ドライコンディションでのR1を理解することができ、タイムもユーズドタイヤで8秒6。そしてコンスタントに8〜9秒台をキープできたことも大きな自信になりました。明日はタイヤ、マシンをさらに理解することが目的です。そのためのロングランも予定していますが、やはりR1で鈴鹿を走れることがとても楽しみです」

吉川和多留監督談

「ポル、ブラッドリーのコメントからもわかるように、まずはベースマシンが高い評価を得ることができたのは良かったと思います。タイムもポルが7秒台に入れてくれましたが、注目したいのは、ドライの鈴鹿でコンスタントにタイムを刻んでくれたことです。さすがGPライダーというところもありますが、マシンを作り込んだ、中須賀選手の努力の賜物でもあると感じています。チームの大黒柱として、本当にすばらしい仕事をやってくれました。明日も中須賀選手には継続してマシンのレベルアップに努めてもらい、2人には鈴鹿サーキット、そしてR1へ、さらに慣れてもらうことが目標となります」

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