「ノー・エクスキューズ」を合言葉に、「サーキット最速」を目指して開発を行った2015「YZF-R1」の国内外の開発メンバーによって結成した社員チーム。ライダーは、R1の走行実験を担当するなかでその可能性を強く感じ、このプロジェクト立ち上げに深く関わった時永真。過去には磐田レーシングファミリーの一員として全日本選手権、鈴鹿8耐へ参戦。鈴鹿8耐では、2002年のXフォーミュラークラス優勝、総合９位という成績に貢献しており、今回は2003年以来、8回目の挑戦となる。そしてチームメイトも強力な布陣を敷いた。一人は、ヤマハ社員として企画からR1の開発に携わっていた藤原儀彦。元ヤマハファクトリーライダーであり、全日本GP500三連覇、鈴鹿8耐でも数々の好レースを披露してきたロードレース界のレジェンド。さらに、スーパーバイク世界選手権の参戦経験があり、現在はヤマハモーターヨーロッパのテストライダーとして、R1の走行実験も担当したジェフリー・デ・フリースの3人がチームを組む。

そして、チーム監督は、2015「YZF-R1」のプロジェクトリーダーである藤原英樹、スタッフもR1の開発陣が担当。目標は「サーキット最速」を証明すべくSSTクラス優勝に設定し、YZF-R1Mをベースに、タンク、ブレーキなど、耐久仕様へのモディファイを施したスタンダードに近いマシンを準備した。鈴鹿8耐はチームにとってまさに「開発の総仕上げ」、そのゴールに向け全力でチャレンジする。