クリストフ・グィオがオーナーを務め、フランスはパリを拠点に1990年代から活動しているエンデュランスレースのトップチーム。2004年、2014年と2度目の世界耐久選手権チャンピオンを獲得しているほか、2011年にランキング3位、2012年も鈴鹿8耐での３位表彰台などで３位、2013年は2位とトップチームに相応しい成績を残している。

ライダーは、世界耐久選手権を中心にロードレース世界選手権、スーパーバイク世界選手権など幅広いレース経験を持つデビット・チェカ。GMT94には2003年に加入し、大黒柱としてチームを引っ張る。2010年からチームに加入したケニー・フォーレイは、フランスのスーパースポーツでデビュー。2007年にはタイトルを獲得、2009年にはポーランドスーパーストックでチャンピオンに輝いた。GMT加入後は、チェカの良きパートナーとして、好成績の獲得に貢献している。マチュー・ジネスは、昨年チームに加入したばかりの新人。しかし、GMTの一員としてチャンピオン獲得とともに、フランスのスーパースポーツ選手権でもタイトルも獲得して、スプリント力も優れる次世代のエースライダーだ。

新型YZF-R1で臨んだ2015年の開幕戦は5位と表彰台には一歩届かず。相性の良い鈴鹿8耐は2連覇に向けた大事な1戦となるだけに、2012年以来の表彰台獲得で巻き返しを図る。