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MotoGP/Moto2

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMotoGPとMoto2に関する情報をお届けします。

Rd.21 11月9日 ポルトガル

RACE DATA

■大会名称:MotoGP第21戦ポルトガルGP
■開催日:2025年11月7日(金)プラクテイス
■開催地:ポルティマオ/ポルトガル(4.684 km)

MotoGP
■コースコンディション:ドライ
■気温:20度 ■路面温度:25度

Moto2
■コースコンディション:ドライ
■気温:19度 ■路面温度:22度

REPORT

MotoGP
クアルタラロ選手13番手、リンス選手18番手

第21戦ポルトガルGPのプラクティス(PR)は難しいコンディションとなり、Monster Energy Yamaha MotoGPのF・クアルタラロ選手とA・リンス選手はそれぞれ13番手と18番手にとどまった。

クアルタラロ選手は午前中に行われたフリープラクティス第1セッション(FP1)で11番手。午後からのプラクティス(PR)では残り20分までトップ10をキープしていたが、最後のタイムアタックに臨もうとしたところで雨が降り出し、難しい展開となってしまった。1分38秒717を記録して一旦は4番手まで上がったが、残り6分ではトップ10圏外に後退した。全23ラップ中21ラップ目には1分38秒598まで短縮したものの、トップから0.624秒離されて13番手で終えた。

リンス選手はFP1で16番手。60分間のPRを精力的に走り込み、一時11番手まで浮上していたが、残り15分で降り出した雨に翻弄されることとなった。何度かアタックを試みたが1分38秒台に届かず、全23ラップ中15ラップ目に記録した1分39秒070で18番手となった。トップとの差は1.096秒だった。

ミラー選手16番手、オリベイラ選手22番手

Prima Pramac Yamaha MotoGPのJ・ミラー選手とM・オリベイラ選手はプラクティス(PR)でそれぞれ16番手と22番手。午前中に行われたフリープラクティス第1セッション(FP1)では好調な走りを見せていたが、午後は雨の影響を受けて本来のポテンシャルを出し切れなかった。

Moto2
ゲバラ選手、アルボリーノ選手ともにQ2進出決定

第21戦ポルトガルGPのウイーク初日、BLU CRU Pramac Yamaha Moto2のI・ゲバラ選手とT・アルボリーノ選手はプラクティス(PR)でそれぞれ8番手と13番手を獲得し、そろってQ2進出を決定した。変わりやすい天候に翻弄されながらもチームは正しい戦略を選択。完璧なタイミングで無用なリスクを避け、好結果をつかみとった。

セッションの残り15分で雨が降り出し、全員が一旦ピットに戻った。約5分後に再開して激しく順位を競うこととなったが、ふたりはすでに好タイムを記録しており、ゲバラ選手が8番手、アルボリーノ選手が13番手でセッションを終了した。

MotoGP PRACTICE RESULT

Moto2 PRACTICE RESULT

COMMENT

MotoGP
Monster Energy Yamaha MotoGP

F・クアルタラロ選手(13番手/1分38秒598)

「かなり苦戦しています。このコースはグリップがとても重要で、すべての設定がうまくいけばジェットコースターのように楽しんで走ることができます。大好きなコースなのですが、今日はマシンのフィーリングがあまり良くありませんでした。原因を分析し、フィーリングを改善し、明日に向けて解決策を見つけなければなりません」

A・リンス選手(18番手/1分39秒070)

「体力的にかなりきついコースです。FP1では第1コーナーでミスをしていまいましたが、あのようなことがあるとそのラップ全体がうまくいかなくなってしまいます。今日はグリップの低さや変わりやすい天候の影響で、さまざまな問題に直面しました。このような路面コンディションは理想的ではありませんが、前向きに取り組まなければなりません。明日は状況が改善されることを期待しています」

M・メレガリ(チーム・ディレクター)

「予想以上にチャレンジングなスタートになってしまいました。今日の順位は難しい路面コンディションの結果です。両セッションで突然の雨に見舞われ、ライバルたちに比べ、低グリップ影響を大きく受けてしまいました。ファビオ(クアルタラロ)はそれでもトップ10に近づきましたし、ふたりとも本当によく頑張ってくれましたが、全体的にはトップから大きく離されてしまいました。厳しい競り合いのなかではマシン・パフォーマンスのすべてを出し切らなければなりません。チームは明日のQ1とスプリントに向けて全力でふたりをサポートしていきます。明日以降は天候の回復が期待され、少なくともドライ・コンディションになるようなので、より安定した状況のなかで作業を進められそうです」

Prima Pramac Yamaha MotoGP

J・ミラー選手(16番手/1分38秒874)

「FP1はとても順調で、新品タイヤで気持ちよく走れ、ペースも上々でした。しかし午後は天候が変わり、状況が読みにくくなってしまいました。マシンのフィーリングも変化し、雨が降り出したところで転倒してしまいました。そのあともタイム更新を目指して頑張りましたが、Q2には届きませんでした」

M・オリベイラ選手(22番手/1分39秒881)

「トリッキーな天候に翻弄されてしまいました。フィーリング向上を目指してマシン・セッティングに取り組み、変更を試みましたが成果は得られませんでした。明日も厳しい展開になると思いますが、状況を好転させるためプッシュを続けます」

G・ボルゾイ(チーム・ディレクター)

「ジャック(ミラー)は午前中のセッションを順調にスタートし、路面グリップが良い状態だったときに新品タイヤでベストタイムを記録しました。しかし午後のプラクティスでは雨の影響でグリップが大幅に低下してしまいました。ミゲール(オリベイラ)についてもチームが全力でサポートしており、明日は重要な変更を試みる予定です。Q2に直接進めなかったのは残念ですが、挽回に向けていくつかアイディアを用意しています」

Moto2
BLU CRU Pramac Yamaha Moto2

I・ゲバラ選手(8番手/1分41秒824)

「今日の結果にはとても満足しています。非常に難しいコースだということは間違いありませんが、同時に本当に素晴らしいコースでもあります。テクニカルなのでマシンのコントロールが大変で、今まで目立った成績はありません。しかしここ数戦、好調が続いていることもあり、今日はかなり楽しめましたし良い結果が得られました。明日のQ2が重要になります」

T・アルボリーノ選手(13番手/1分42秒098)

「今週はとても順調にスタートできました。しかし午後のプラクティスは天候に翻弄され、新品タイヤでの走行は1回しかできませんでした。思ったほどいい結果は得られませんでしたが、Q2に進めたことが重要です。チームは素晴らしい仕事をしてくれました。明日が楽しみです」

A・デ・アンジェリス(チーム・マネジャー)

「非常に順調です。このような天候のもとではミスをおかしたり、適切なタイミングを逃したりしがちですが、チームのみんながよく頑張ってくれました。トニー(アルボリーノ)は最初のセッションからスピードがありました。一方、イサン(ゲバラ)は午後になって大きく前進し、Q2進出を決めることができました」

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