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MotoGP/Moto2

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMotoGPとMoto2に関する情報をお届けします。

Rd.19 10月19日 オーストラリア

RACE DATA

■大会名称:MotoGP第19戦オーストラリアGP
■開催日:2025年10月17日(金)プラクテイス
■開催地:フィリップアイランド/オーストラリア(4.448 km)

MotoGP
■コースコンディション:ドライ
■気温:14度 ■路面温度:26度

Moto2
■コースコンディション:ドライ
■気温:14度 ■路面温度:25度

REPORT

MotoGP
クアルタラロ選手とリンス選手、そろってQ2進出決定

Monster Energy Yamaha MotoGPのF・クアルタラロ選手とA・リンス選手がプラクティス(PR)でそれぞれ4番手と6番手を獲得し、早々にQ2進出を決定した。

クアルタラロ選手は午前中のフリープラクティス第1セッション(FP1)で5番手。PRでは多くの時間帯をセッティング作業に費やし、最後の15分間でタイムアタックに臨んだ。すでにトップ10を維持していたが、全26ラップ中21ラップ目に1分26秒926のベストタイムを記録すると一時2番手に浮上。その後4番手に後退してセッションを終了した。トップとの差は0.434秒だった。

リンス選手はFP1で17番手にとどまったが、PRでは大幅な前進を見せて中盤まで暫定2位をキープ。タイムアタックでは18ラップ目に1分27秒006へ更新し、この時点で3番手につけていたが、終盤で6番手に後退した。トップとの差は0.514秒だった。

ミラー選手13番手、オリベイラ選手16番手

Prima Pramac Yamaha MotoGPのJ・ミラー選手とM・オリベイラ選手はPRでそれぞれ13番手と16番手にとどまり、Q1からの復活を目指すこととなった。

午前中のFP1ではミラー選手がトップタイムをマークする素晴らしい走りを見せ、PR序盤もたびたび好位置につけた。しかしソフト・タイヤに履き替えてタイムアタックに臨むと思うようにペースが上がらず徐々に後退、最終的にQ2進出には届かなかった。オリベイラ選手はFP1で18番手と苦戦。PRでは懸命にプッシュするも16番手に留まった。

Moto2
アルボリーニ選手とゲバラ選手がともにQ2進出

第19戦オーストラリアGPのプラクティス(PR)が行われ、BLU CRU Pramac Yamaha Moto2のT・アルボリーノ選手とI・ゲバラ選手がそれぞれ8番手と13番手を獲得してQ2進出を決定した。

とくにアルボリーノ選手はフィリップアイランドを楽々と攻略。フリープラクティス第1セッション(FP1)では序盤から速さを見せて5番手につけ、午後からのPRで8番手を獲得した。ゲバラ選手はやや手間取り、FP1で10番手、PRでは終盤でクリアラップを走り13番手に上がった。

MotoGP PRACTICE RESULT

Moto2 PRACTICE RESULT

COMMENT

MotoGP
Monster Energy Yamaha MotoGP

F・クアルタラロ選手(4番手/1分26秒926)

「ペースは悪くありませんでした。マシンの全体的な感触に自信を持つことができましたし、今日一日の展開にとても満足しています。このコースはこれまであまり得意ではありませんでしたが、今年は少しフィーリングが良くなっているようです。流れるような高速コーナーはヤマハのマシンに合っています。これからさらに調整を加え、あとコンマ数秒を引き上げていきたいと思います」

A・リンス選手(6番手/1分27秒006)

「このコースはいつも最高です。FP1ではまだマシンが完璧ではなく、最終ラップは悪くなかったもののトップからは大きく離されていました。でも午後のPRではユーズドタイヤでもフィーリングが良くなっていて、異なるセッティングを見つけることができました。タイムアタックでは全力でプッシュし、とてもうまくいきました。好タイムを記録し、直接Q2に進めたことは大きな意味があります」

M・メレガリ(チーム・ディレクター)

「ふたりが楽々と好タイムを記録し、Q2に進むことができました。これでウイーク最初の目標を達成し、思っていた以上に素晴らしい展開になりました。前回のマンダリカと比べてグリップレベルが低いため、ある程度の苦戦を予想していましたが、ここまでのところはふたりとも自信を持ってプッシュできています。チームはこの勢いを明日につなげようと意気込んでいます。とは言え、このコースでは予測不可能な天候により状況がすぐに変化してしまいます。常に感覚を研ぎ澄ませて柔軟に対応し、今日のふたりのQ2獲得を最大限に活かせるよう努力を続けます」

Prima Pramac Yamaha MotoGP

J・ミラー選手(13番手/1分27秒309)

「望んでいた結果は得られませんでした。全体のペースが信じられないほど速く、ポールポジションは1分26秒8くらいだと予想していましたが、すでに1分26秒4に到達してしまいました。私自身、フィーリングは好調でペースも出ており、マシンも良く走ってくれていますが、タイムアタックになると最後のあともう少しが引き出せませんでした。第1コーナーでコンマ4秒ほど遅れてしまいます。コーナースピードを高く保たなければならない場所ですが、まさに言うは易く行うは難しというわけです。今晩、徹底的に見直し、明日に向けて何らかの解決策を見つけたいです」

M・オリベイラ選手(16番手/1分27秒696)

「かなり苦戦しました。タイムアタックは2回とも残念な結果になりました。数台の後ろについてしまい、思うようにペースを上げられず、タイヤ性能を最大限まで発揮することができませんでした。単独走行だったらコンマ2~3秒は速くなり、トップ10に近づくことができたと思います。マシンについてもまだ改善が必要です。振動が激しく、フロントに大きな負荷がかかり、最終コーナー立ち上がりで十分なリアトラクションが得られませんでした。微調整の問題なので、明日に期待します」

G・ボルゾイ(チーム・ディレクター)

「FP1とPR序盤まではとても好調でしたが、Q2進出を賭けてプッシュする段階であまりアグレッシブな走りができませんでした。ジャック(ミラー)は午前中のセッションでとても落ち着いていて、マシンの状態にも満足しているようでした。十分なスピードを持っているだけに残念です。クアルタラロ選手とリンス選手がヤマハのマシンの好調ぶりを証明しているので、明日以降に期待します。日曜日は強風が予想されているので注視していきます」

Moto2
BLU CRU Pramac Yamaha Moto2

T・アルボリーノ選手(8番手/1分30秒792)

「今日は非常に順調でした。チームの素晴らしい仕事のおかげでマシンに大幅な改善が見られ、好きなセッティング2種類を見つけることができました。ペースもとても良いので、この調子を維持していけばいい週末になるでしょう」

I・ゲバラ選手(13番手/1分30秒965)

「直接Q2に進むことができて満足しています。前回のインドネシアとは天候もコースコンディションもかなり違うので、あのときほどの手応えはまだありませんが、これからフィーリングを向上させ、ポテンシャルをさらに引き出していけると確信しています。いつもと同様、Q2を重視しています。予選でいい位置につければ決勝がずっと楽になるはずです」

A・デ・アンジェリス(チーム・マネジャー)

「今回も金曜日から順調にスタートすることができました。ふたりそろってQ2に進み、とくにトニー(アルボリーノ)は午前中の最初の数ラップから素晴らしい速さを見せ、午後のプラクティス(PR)でもハイペースを維持しました。ベストラップが最後まで順調にいっていれば3番手に上がれたはずですが、前の集団にわずかに阻まれて8番手となりました。しかしそれ以上に、決勝ペースの強さに手応えを感じています。午前中のセッションでは連続16ラップをとてもいいリズムで走り切りました。イサン(ゲバラ)も速さを見せていますが、まだフィーリングが完ぺきではなく少し手間取っています。マシンがスライドしやすく、ややナーバスな感触があるようです。エンジニアたちの作業が必要ですが、トニーのデータを参考にすれば大きな助けになるでしょう」

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