MotoGP
ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMotoGPクラスに関する情報をお届けします。
Rd.19 11月3日 マレーシア
RACE DATA
■大会名称:MotoGP第19戦マレーシアGP
■開催日:2024年11月1日(金)プラクテイス
■開催地:セパン/マレーシア(5.548 km)
■コースコンディション:ドライ
■気温:34度 ■路面温度:52度
REPORT
クアルタラロとリンス、Q2進出を決定
Monster Energy Yamaha MotoGPのF・クアルタラロとA・リンスはプラクティス(PR)でそれぞれ6番手と8番手を獲得し、Q2進出を決定した。
クアルタラロは午前中のフリープラクティス第1セッション(FP1)で6番手と順調なスタート。自信を持って臨んだPRではタイムアタックが始まると同時に7番手につけ、さらに4番手まで上がる好調ぶりを見せていたが、終盤では全体のペースが上がり、チェッカーが振られた時点でQ2進出にぎりぎりの10番手まで後退してしまった。しかしその後の1ラップで1分58秒303のベストタイムを記録。これによりトップから0.624秒差の6番手に上がり、セッションを終了した。
一方のリンスは、もともと前回のタイGPで予定していたセッティング・テストをFP1で実施。午後からのPRでも前半は熱心に作業を継続し、トップ10にわずかに届かず12番手あたりを維持していた。その後、タイムアタックを開始すると一気にスピードを増して3番手に浮上。終盤は一時、後退したものの、すぐさま反応し、全18ラップ中16ラップ目で1分58秒336に更新して8番手を獲得した。トップとの差は0.657秒だった。
PRACTICE RESULT
COMMENT
F・クアルタラロ選手(6番手/1分58秒303)
「順調な一日でした。本当にいい一日でした。いつもはタイムアタックで苦戦するのですが、今日は決勝用のセッティングでも、すでに非常にいいタイムが出ていました。午前中はグリップ・レベルが低かったのですが、ハード・タイヤで長時間、トップタイムをキープすることができ、自分でも驚くほどでした。マシンは前回のタイGPとほぼ同じものなのですが、今日はアレックスと揃ってQ2に進むことができたのでとてもうれしいです。まだ改善が必要な部分もありますが、マシンのフィーリングは素晴らしく、実りある一日になったと思います」
A・リンス選手(8番手/1分58秒336)
「今日はたくさんのデータを収集することができました。ヤマハがニューエンジンを持ってきてくれたのです。ベースは少し違うのですが、設定はもともとのマシンと近いので、タイムアタックはニューエンジンで行いました。ペースはそれほどでもありませんが、Q2に進むことができましたし、明日に向けてさらに改善できる余地も残っています」
M・メレガリ(チーム・ディレクター)
「非常に実り多い一日になりました。午前中は路面グリップが十分でなかったにもかかわらず、いい位置につけることができましたし、さまざまなテストも行えました。今日の結果からも、ヤマハがこの一年、マシン開発のためにどれほどの努力を重ねてきたかがよくわかります。そしてそれは今週も続いており、ファビオ(クアルタラロ)とアレックス(リンス)にはニューエンジンが提供されています。ふたりは素晴らしい仕事をして揃ってQ2進出を決めましたが、これはまだ始まりに過ぎません。明日以降も懸命に攻め続け、予選とスプリントでこの好調を維持することが次の目標です」