MotoGP
ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMotoGPクラスに関する情報をお届けします。
Rd.19 11月3日 マレーシア
RACE DATA
■大会名称:MotoGP第19戦マレーシアGP
■開催日:2024年11月1日(金)プラクテイス、2日(土)予選・スプリント、3日(日)決勝
■開催地:セパン/マレーシア(5.548 km)
CIRCUIT DATA
■開設:1998年
■コース長:5.548 km
■サーキットレコードラップ:1分57秒491(2023年:F・バニャイア)
■サーキットベストラップ:1分58秒979(2023年:A・マルケス)
■2023年の優勝者:E・バスティアニーニ(ドゥカティ)
REPORT
Monster Energy Yamaha MotoGP、マレーシア・セパンへ
Monster Energy Yamaha MotoGPのF・クアルタラロとA・リンスは今週末、タイ・ブリーラムからマレーシア・セパンへ移動し、トリプルヘッダーの最終回、第19戦マレーシアGPに出場する。
タイGPでノーポイントに終わったクアルタラロは、現在ランキング13位。ここセパン・インターナショナル・サーキットでは計6回(2016年にMoto3、2017年と2018年にMoto2、2019年、2022年、2023年にMotoGP)出場し、2016年の4位、2018年と2023年の5位、またウイーク前半で手を負傷した2022年の3位を含め毎回7位以上を獲得している。
チームメイトのリンスも、前回のタイGPでは残り4ラップで転倒リタイアと悔しい結果。ランキング19位で迎える今回は、そのリベンジを狙う。セパン・サーキットとは相性が良く、2013年と2014年はMoto3でそれぞれ2位と3位、また2018年にはMotoGPで2位表彰台に上っている。
セパン・インターナショナル・サーキットは1999年に初めてグランプリを開催。以来、毎年、MotoGPの日程に組み込まれている。毎回エキサイティングなレースが展開されるコースは全長5.5キロ。MotoGPコースのなかでも最長のひとつで、中低速から高速までさまざまなタイプのコーナー(左5、右10)が設けられ、2本のロング・ストレートのうち長めの一方は920メートルに及ぶ。地域特有の高温高湿への対応がライダーたちの課題のひとつとなり、より一層、厳しいチャレンジが求められる。
COMMENT
F・クアルタラロ選手
「アジア最後であり、トリプルヘッダーの最終回でもあるマレーシアGPを迎えています。シーズン初めにここでマシンテストを行ったときは非常に難しい状況でしたが、そのあとたくさんの変更を施し、今のマシンはまったく違うものになっていると思います。良い結果を期待しています」
A・リンス選手
「タイGPの日曜日の決勝では、前日までとは違うことを試しました。土曜日と日曜日では大きな変化があったのです。ところが日曜日は雨が降ってしまったため、新しいセッティングをウエット・コンディションで試すしかありませんでした。ですから今回も引き続きそれを使用する予定です。ドライ・コンディションになってくれれば有効なデータを収集し、改善を目指せると思います」
M・メレガリ(チーム・ディレクター)
「マレーシアに戻ってきました。シーズンの初めにここでテストを行ってから約8か月が過ぎて、今週はマレーシアGPを迎えています。データ上でどのような変化があるか楽しみにしています。シーズンを通じてマシンの改良に取り組んできたので、今回は明確な比較ができるはずです。2024シーズンはあと2戦となり、最終コーナーに入っています。2回のトリプルヘッダーはチームにとって厳しい試練でしたが、残り2戦、最後の最後まで全力を尽くします。先週は実力を結果に結びつけることができませんでした。高いポテンシャルがあるので、今回はそれをベースにさらに積み上げていきたいと思っています。セパンはファビオもアレックスも好きなコースなので、良い結果を期待しています」