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MotoGP

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMotoGPクラスに関する情報をお届けします。

Rd.16 10月6日 日本

RACE DATA

■大会名称:MotoGP第16戦日本GP
■開催日:2024年10月4日(金)プラクテイス
■開催地:モビリティリゾートもてぎ/日本(4.801km)
■観客数:13,067人
■コースコンディション:ドライ
■気温:25度 ■路面温度:29度

REPORT

Monster Energy Yamaha MotoGP
クアルタラロ14番手、リンス20番手と厳しいスタート

第16戦日本GPのウイーク初日、午前中は雨に見舞われ、難しいコンディション。Monster Energy Yamaha MotoGPのG・クアルタラロとA・リンスはフリープラクティス第1セッション(FP1)を計画通りに進めることができなかったため、午後からのプラクティス(PR)で果敢にアタックを試みたが、それぞれ14番手と20番手に留まり、Q2進出を決めることはできなかった。

クアルタラロはFP1で17番手。ここから挽回を目指し、PRでは5ラップ目に1分44秒930を記録して一気に7番手まで浮上した。しかしセッション終盤で全体のペースが上がると徐々に後退。懸命のプッシュも届かず14番手に留まった。ベストラップは全24ラップ中22ラップ目に記録した1分44秒401で、トップとの差は0.965秒だった。

一方のリンスはFP1でクアルタラロを上回る14番手。PRではセッティング調整にほとんどの時間を費やし、全21ラップの最終ラップで1分44秒950へと更新した。これによりトップから1.154秒差の20番手となっている。

Yamaha Factory Racing Test Team
ワイルドカード参戦のガードナー、データ収集に貢献

Yamaha Factory Racing Test Teamからワイルドカード参戦しているR・ガードナーが、たくさんの貴重なデータを収集し、ヤマハM1の開発プロジェクトに貢献した。

ガードナーはレースウイークの実践のなかでプロトタイプ・パーツの評価・分析に取り組んだ。プラクティスでは23番手のタイムを記録し、2日目の明日はQ1に臨むこととなった。

午前中のフリープラクティス第1セッション(FP1)は突然の雨に見舞われたため、午後からのプラクティス(PR)が、より重要性を増した。ガードナーはFP1でわずか9ラップの走行に留まったが、PRでは全22ラップを走破。1分46秒716のベストタイムを記録し、トップから3.280秒差の23番手につけた。チームは明日以降もテスト・プログラムに沿って作業を進めていく。

PRACTICE RESULT

COMMENT

Monster Energy Yamaha MotoGP
F・クアルタラロ選手(14番手)

「今日は苦戦しました。どうやら、このコースがマシン・パフォーマンスに影響を及ぼしているようです。もしもグリップが良ければ、それほど厳しい状態ではないと思います。しかしグリップレベルが低い場合はトップのタイムから遠く離されてしまいます。今はリア・グリップが不足していて、そのことが状況をより一層、難しくしています」

A・リンス選手(20番手)

「とても難しい状況で、思うように対応できませんでした。100%を注ぎ込みましたが、何かが欠けていて、十分に機能してくれませんでした。ファビオも同じ問題を抱えていました。トラクションとグリップが不足しているのです。このコースはハード・ブレーキングが最大の特徴ですが、フロントにハード・コンパウンドを履いたときに、とくに苦戦している状況です。原因を追求しなければなりません」

M・メレガリ(チーム・ディレクター)

「もてぎは特殊なコースと言えます。そしてそれは私たちのアドバンテージにはなっていません。グリップ不足も大きな問題で、このことがブレーキングやコーナリング、リーンアングルにまで影響するため、ファビオ(クアルタラロ)もアレックス(リンス)も思うようにプッシュすることができませんでした。ミサノ、マンダリカと続けてプラクティスでトップ10に入ってきたので残念な気持ちはありますが、このコースの特徴を知っているので、今回は厳しい戦いになるとわかっていました。それでも私たちは改善策を追求し続けます。今日のデータを注意深く分析し、明日に向けて何らかの答えを見つけたいと思っています」

Yamaha Factory Racing Test Team
R・ガードナー選手

「非常にタフな一日でした。とくにFP1の悪天候は不運でした。あの時間があれば、本来ならマシンとタイヤに慣れて、スピードを上げていくこともできたはずなのです。コンディションが安定したのは午後になってからで、わずかな時間しかありませんでしたが、それを考えれば全体的には決して悪くない状態です。今はニューアイテムをテストし、2025年型マシンの開発に役立ててもらえるようなデータを収集することが最も重要だと考えています」

関 和俊(Yamaha Factory Racing Test Team リーダー)

「午前中の天候については少しアンラッキーなところもありましたが、テスト・プログラムは当初の計画通りに進んでおり、とくに午後のセッションでは着実に成果をあげることができました。今回はレミー(ガードナー)の2台のYZR-M1に2025型のさまざまなプロトタイプ・パーツを投入しています。そしてそれらすべてを徹底的に分析・評価することが目標です。明日も引き続き、今後のマシン開発に役立てるためのデータ収集に取り組みます」

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