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MotoGP

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMotoGPクラスに関する情報をお届けします。

Rd.15 9月29日 インドネシア

RACE DATA

■大会名称:MotoGP第15戦インドネシアGP
■開催日:2024年9月28日(土)予選/スプリント
■開催地:マンダリカ/インドネシア(4.301km)
■スプリント周回数:13周(55.913 km)
■コースコンディション:ドライ
■予選 気温:29度 ■路面温度:56度
■スプリント 気温:29度 ■路面温度:60度
■PP:J・マルティン(1分29秒088/ドゥカティ)
■FL:E・バスティアニーニ(1分30秒189/ドゥカティ)

REPORT

SPRINT
クアルタラロ12位、リンス15位

ここマンダリカ・インターナショナルサーキットでは、ウイーク初日のプラクティスから全員のラップタイムが非常に接近しており、2日目の予選およびスプリントも熾烈な戦いが予想された。Monster Energy Yamaha MotoGPのF・クアルタラロとA・リンスは、13ラップで競うスプリント・レースで、それぞれ12位と15位に留まった。

クアルタラロはQ2で6番手を獲得。グリッド2列目からスタートして7番手を確保し、まもなくJ・マルティン(ドゥカティ)の転倒により6番手に浮上した。続けて前を行くライダーたちを懸命に追っていったが、6ラップ目には逆に、後方から追い上げてきたF・モルビデリ(ドゥカティ)に先行を許してしまう。このあとは集団が7台に膨れ上がり、互いに抜きつ抜かれつの激しい5位争いを展開。クアルタラロはそのなかで、もう一度モルビデリの前に出ようと果敢に仕掛けるも、接触があり、残り8ラップの時点で集団の最後尾まで後退してしまった。さらに残り2ラップではJ・マルティンにも抜かれて12位。トップから9.843秒差でチェッカーを受けた。

一方のリンスは15番グリッドから好スタートを切り、最初のいくつかのコーナーを10番手で抜けたあと、12番手に落ち着いてオープニングラップを終了した。しかしその後は前方グループのペースについて行くことができず、少しずつ差が広がるなかでポジション・キープに集中。マシンのポテンシャルを最大限まで引き出して懸命に走りきったが、最終的には15位まで後退してチェッカーとなった。トップとの差は12.579秒だった。

この結果、クアルタラロは合計73ポイントで絵ランキング13位、リンスは合計15ポイントでランキング21位となっている。Monster Energy Yamaha MotoGPは合計88ポイントでチーム・ランキング9位、ヤマハは合計84ポイントでコンストラクターズ・ランキング4位をそれぞれキープしている。

QUALIFYING RESULT

SPRINT RESULT

COMMENT

SPRINT

Monster Energy Yamaha MotoGP
F・クアルタラロ選手(12位)

「全力でプッシュし、フランキー(モルビデリ)をパスしようとしたのですが、うまくいきませんでした。抜かれないようにするため、ほとんどずっとディフェンシブに走っていて、ペースは良かったにもかかわらずなかなかオーバーテイクはできませんでした。ここが今の私達の課題で、改善しなければならないポイントです。明日もまたベストを尽くして戦います。どこまでやれるか楽しみです。トップ6争いを狙えると考えていますが、すべては最初の数周にかかっています」

A・リンス選手(15位)

「今日の展開にはあまり満足できていません。もっといい走りができたはずです。Q 1の最初のタイムアタックは絶好調でしたが、タイヤを履き替えたあとはなぜかホイールスピンがひどくなってしまいました。スプリントでは好スタートを切って順位を上げていたのですが、そのあと少しずつリアがスライドするようになりました。体力的には問題ありませんでした。初日は少し苦戦したのですが、それはおそらく、このような暑さの中を走るのが久しぶりだったからだと思います。明日を楽しみにしています。タフな戦いになることは間違いありません。暑さで体力を消耗すると思いますが、準備はできています」

M・メレガリ(チーム・ディレクター)

「スプリントでここまで苦戦するとは考えていませんでした。ファビオ(クアルタラロ)は予選で活躍し、6番グリッドを獲得しましたが、スプリント・レースのなかでは思い通りのオーバーテイクができませんでした。アレックス(リンス)はこの厄介な暑さのなかで、よく挽回し、非常にいい走りをしていました。15番グリッドから好スタートして、いいバトルも見せてくれましたが、ファビオ同様、ライバルを追い詰めるところまではできませんでした。ですから私たちは今晩も仕事に取り組まなければなりません。今日のデータを使って、明日のレースのなかでふたりを後押しするための何かを準備したいと思います。長く厳しいレースになるでしょう」

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