MotoGP
ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMotoGPクラスに関する情報をお届けします。
Rd.14 9月22日 エミリア・ロマーニャ
RACE DATA
■大会名称:MotoGP第14戦エミリア・ロマーニャGP
■開催日:2024年9月22日(日)決勝
■開催地:サンマリノ/イタリア(4.226km)
■周回数:27周(114.102 km)
■コースコンディション:ドライ
■気温:21度 ■路面温度:28度
■PP:F・バニャイア(1分30秒031/ドゥカティ)
■FL:F・バニャイア(1分30秒877/ドゥカティ)
REPORT
クアルタラロは5番手を走行、最後は7位でチェッカー
Monster Energy Yamaha MotoGPのF・クアルタラロはトップ6を目標に決勝に臨み、最終ラップまで5番手を走行していたが、残りコーナー2つというところで燃料を使い切り、7位に下げてチェッカーを受けた。
前日のスプリント・レースに続き、9番グリッドから好スタートを切ったクアルタラロ。オープニングラップでひとつ上げ、M・ベゼッキ(ドゥカティ)の後ろにつけた。まもなく前方でB・ビンダー(KTM)が転倒したため7番手に浮上し、早々に目標の6位まであとひとつと迫った。しかしここから先は楽な展開にはならなかった。前のライダーのペースについて行くのは難しく、後方からはM・モルビデリ(ドゥカティ)が激しく追い上げてくる。そのなかでクアルタラロはひたすらマシンに身体を伏せ、ペースアップに全力を注いだ。
この間、上位陣にはさまざまな動きがあった。9ラップ目にP・アコスタ(KTM)、21ラップ目にはF・バニャイア(ドゥカティ)が転倒したためクアルタラロは5番手に浮上。このポジションを守り切ろうと全力を尽くすなか、モルビデリがコンマ4秒差と迫りプレッシャーをかけてきたが、クアルタラロはラスト7ラップにわたり懸命に耐え続けた。ところが最終ラップの終盤、コーナーあと2つのところで燃料が尽きて急激にペースダウン。これにより7位に後退し、トップから20.922差でチェッカーを受けた。
この結果、クアルタラロは合計73ポイントでランキング13位に浮上。今回欠場したA・リンスは合計15ポイントでランキング21位。Monster Energy Yamaha MotoGPは合計88ポイントでチーム・ランキング9位、ヤマハは合計84ポイントでコンストラクターズ・ランキング4位をそれぞれキープしている。
次回第15戦インドネシアGPは1週間後の9/27~29、マンダリカ・サーキットで開催される。
RACE RESULT
LAP CHART
RIDERS RANKING
CONSTRUCTORS RANKING
COMMENT
Monster Energy Yamaha MotoGP
F・クアルタラロ選手
「あとコーナー2つまで来たところで燃料がなくなってしまいました。できる限りのことをしようとした結果、このようなことになりましたが、今日のレース展開には非常に満足しています。間違いなく、今季最高のレースです。このあとはヨーロッパ大陸を離れ、アジア-オセアニア・ラウンドが始まります。次回インドネシアでも今日と同じようなレースができれば、私たちにとって大きな前進だと思います。最近はマシンに乗っているときのフィーリングがかなり良くなっています。ここ数週間で行ってきた仕事に満足していいように思います」
M・メレガリ(チーム・ディレクター)
「メイン・レースがこのような形で終わってしまったことは非常に残念です。ファビオ(クアルタラロ)は5位を守ろうと懸命に頑張っていたのですが、あと少しのところで燃料がなくなり、7位となりました。ウイークを通じて素晴らしい仕事をしてきたあと、最後にわずかに後戻りしてしまった感じですが、それでも良い部分に目を向ければ、少しずつ確実に改善が見られます。こうしたポジティブな面をしっかり受け止め、来週また好成績を目指して戦います」