MotoGP
ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMotoGPクラスに関する情報をお届けします。
Rd.12 9月1日 アラゴン
RACE DATA
■大会名称:MotoGP第12戦アラゴンGP
■開催日:2024年8月30日(金)プラクテイス、31日(土)予選・スプリント、9月1日(日)決勝
■開催地:アラゴン/スペイン(5.077km)
CIRCUIT DATA
■開設:2009年
■コース長:5.077km
■ベストレースラップ:1分46秒069(2022年:F・バニャイア)
■オールタイムラップレコード:1分47秒795(2022年:L・マリーニ)
■2022年の優勝者:E・バスティアニーニ(ドゥカティ)
REPORT
プライベートテストを経てアラゴンGPへ
Monster Energy Yamaha MotoGPはミサノ・ワールドサーキット・マルコ・シモンチェリでのプライベート・テストを順調に終え、今週末はモーターランド・アラゴンで第12戦に臨む。
F・クアルタラロは第11戦終了時点でランキング14位。アラゴンでは厳しい戦いを予想しているものの、先週のミサノ・テストで好感触を得た新パーツの実戦投入を楽しみにしている。同コースでは2019年の5位が最高成績となっている。
チームメイトのA・リンスは現在ランキング21位にとどまっており、今回はポイントを獲得したいところ。モーターランド・アラゴンとの相性は良く、2013年のMoto3で優勝、2015年のMoto2で2位、2020年にはMotoGPでアラゴンGP優勝、テルエルGP2位など多くの好成績を収めている。
モーターランド・アラゴンはスペインのバルセロナから車で2~3時間の距離にあるアルカニスに位置。2010年からMotoGPを開催し、昨シーズンは一旦、カレンダーから外れたが、今年は復活した。全長5.1キロ、合計17(左10、右7)のコーナーと968メートルに及ぶロングストレートが設けられたコースはライダーやファンからの人気が高く、MotoGPを初開催した年にIRTAのベスト・グランプリ・オブ・ザ・イヤーを受賞している。
COMMENT
Monster Energy Yamaha MotoGP
F・クアルタラロ選手談
「ミサノのプライベート・テストで新しいことを試し、その時点で少し改善が感じられました。今週は2度目のテストのチャンスになるわけですが、ウイーク中は決勝用セッティングで行います。アラゴンは私にとっては厳しいコースですが、新しく貼り替えられた路面が助けになってくれることを期待しています」
A・リンス選手談
「ミサノのプライベート・テストは雨に降られることもありましたが、総合的にいい仕事ができました。そのなかで試したニューパーツのうち気に入ったものを今回、持ち込んでいます。アラゴンは好きなサーキットで、何度か好成績も残しました。今年は路面が新しくなったので、グリップレベルが上がって、私たちを後押ししてくれるでしょう」
M・メレガリ談(チーム・ディレクター)
「プライベート・テストのあと1週間の休みを経て、今週末からアラゴン、ミサノと2週連続でのレースとなります。アラゴンは素晴らしいサーキットで、コースレイアウトもとても良いのですが、私たちはここ数年、苦戦が続いてきました。しかし今年は路面がすべて貼り替えられて新しくなったので、グリップが上がり、パフォーマンス向上に役立ってくれるものと期待しています。また、今回私たちは、先週のプライベート・テストで試した新しいアイテムをいくつか持ち込む予定です。ウイークのなかでできることを最大限に引き出し、少しでもポジションを上げ、多くのデータを収集したいと思っています」