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MotoGP

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMotoGPクラスに関する情報をお届けします。

Rd.12 9月1日 アラゴン

RACE DATA

■大会名称:MotoGP第12戦アラゴンGP
■開催日:2024年9月1日(日)決勝
■開催地:アラゴン/スペイン(5.077km)
■周回数:23周(116.771 km)
■コースコンディション:ドライ
■気温:25度 ■路面温度:39度
■PP:#93 M・マルケス(1分46秒766/ドゥカティ)
■FL:#93 M・マルケス(1分48秒186/ドゥカティ)

REPORT

リンスが9位でポイント獲得、クアルタラロは12番手走行中に転倒リタイア

Monster Energy Yamaha MotoGPのA・リンスが闘志あふれるライディングを見せて9位を獲得。チームメイトのF・クアルタラロは12番手走行中に転倒してリタイアとなった。

リンスは21番グリッドからスタートし、序盤は19番手を走行。J・ミル(ホンダ)の背後につけてチャンスを待ち、5ラップ目にパスしてひとつ順位を上げた。6ラップ目にはクアルタラロの転倒により17番手に上がり、さらに前方の14位争いのグループを追って行く。そして8ラップ目にJ・ザルコ(ホンダ)、9ラップ目にR・フェルナンデス(アプリリア)、10ラップ目にA・フェルナンデス(KTM)をパスして14番手まで浮上した。

リンスはここからさらにペースアップ。後続の追撃をあっという間に振り切り、前方2台との2.2秒差を少しずつ縮め、15ラップ目にはA・エスパルガロ(アプリリア)、中上貴晶(ホンダ)に追いついて次の戦略を練り始めた。その矢先にA・マルケス(ドゥカティ)とF・バニャイア(ドゥカティ)の接触転倒があり、リンスは自動的に12番手へ。続けて20ラップ目にエスパルガロ、21ラップ目に中上を捉えて、ついにトップ10まで浮上した。しかしこれでは終わらなかった。最後の2ラップでJ・ミラー(KTM)を追い詰め、最終ラップの最終コーナーでオーバーテイクに成功。トップから39.420秒差の9位でチェッカーを受けた。

一方のクアルタラロは17番グリッドから前日のスプリントで見せたロケットスタートの再現を目指し、オープニングラップで13番手へ浮上。4ラップ目にはR・フェルナンデスを捉え、さらに前方のライダーを追ってペースを上げていった。ところが6ラップ目の第5コーナーで転倒し、そのままリタイアとなった。

この結果、クアルタラロは合計51ポイントでランキング15位、リンスは合計15ポイントでランキング20位に上げた。Monster Energy Yamaha MotoGPは合計66ポイントでチーム・ランキング9位、ヤマハは合計62ポイントでコンストラクターズ・ランキング4位をそれぞれ維持している。

RACE RESULT

RIDERS RANKING

CONSTRUCTORS RANKING

COMMENT

Monster Energy Yamaha MotoGP

A・リンス選手談(9位)

「グリッド21番からのスタートは本当に難しく、今日のレースは大変な展開になりました。昨日のスプリントでは悔しさが残ったので、昨晩ずっと、雨が降らないよう祈っていたのですが、やはり降ってしまいました...。でも、そんななかでも良い結果を残すことができたので、とてもうれしいです。昨日までの状況をリセットし、今日はいい走りができました。依然としてグリップ・レベルは低かったのですが、かつてのようにうまくスロットルをコントロールし、タイヤをしっかり維持することができました。自分にとってもチームにとっても良い結果を得ることができ、作業を続けるための小さな励みになったと思います」

F・クアルタラロ選手談(DNF)

「前のライダーたちに追いつこうとペースを上げていました。そしてフロントから転倒してしまいました。限界を追求していたのですが、あっという間にそこに到達してしまったのです。今週はずっとグリップの低さに悩まされてきましたが、今日は昨日よりさらに落ちていました。身体のほうはまったく問題ありません。次のミサノでフィーリングが向上することを期待しています」

M・メレガリ(チーム・ディレクター)談

「今日も明と暗とに分かれる結果となりました。明のほうから説明すると、アレックス(リンス)は今シーズンずっと、怪我もあり苦しんできましたが、その間もたゆまぬ努力を続けていました。今日はようやくその成果を享受できたというわけです。スターティング・ポジションを考えれば本当に素晴らしい結果です。一方、ファビオ(クアルタラロ)は転倒リタイアとなってしまいました。怪我がなかったことは幸いでした。前のライダーとの距離を詰めていたので、昨日に続き好成績を獲得できると考えていただけに残念ですが、これがレースというものでしょう。来週サンマリノGPがあるのでリベンジを狙います」

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