MotoGP
ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMotoGPクラスに関する情報をお届けします。
Rd.11 8月18日 オーストリア
RACE DATA
■大会名称:MotoGP第11戦オーストリアGP
■開催日:2024年8月16日(金)プラクテイス、17日(土)予選・スプリント、18日(日)決勝
■開催地:シュピールベルク/オーストリア(4.348km)
CIRCUIT DATA
■開設:1969年
■コース長:4.348km
■ベストレースラップ:1分28秒539(2023年:F・バニャイア)
■オールタイムラップレコード:1分28秒533(2023年:M・ベッツェッキ)
■2023年の優勝者:F・バニャイア(ドゥカティ)
REPORT
Monster Energy Yamaha MotoGP、第11戦オーストリアへ
Monster Energy Yamaha MotoGPのF・クアルタラロとA・リンスは今週末、"通常カラー"に戻り、第11戦オーストリアGPに臨む。
2024シーズンはあと14週間で残り10戦となり、クアルタラロは現在、ランキング14位につけている。第11戦の舞台となるシュピールベルク・サーキットはヤマハのマシン特性に適したコースではないとされているが、クアルタラロは2019年と2021年に3位、2022年に2位と好成績を残している。
一方、チームメイトのリンスは第8戦オランダGPで負傷後、欠場が続いていたが、リハビリを経て回復し、今回、復帰を果たす。シュピールベルクでは2016年にMoto2で3位、MotoGPでは6位が最高となっている。
シュピールベルク・サーキットは1969年に建設され、1996年に改修されて現在のコース・レイアウトとなった。1990年代に2回のオーストリアGPを開催し、2016年、19年ぶりにMotoGPの舞台として復活した。以来、毎年の日程に組み込まれ、2020年と2021年にはそれぞれ2回ずつ、いずれも2週間連続でオーストリアGPとスティリアGPを開催している。コーナー数は合計11(左3、右8)と少なく、複数のロングストレートのうち最長は810メートルに及ぶ。そのため長い時間でフルスロットルが求められ、トップスピードや加速性能、ブレーキングの安定性などが試される特徴的なコースとなっている。
COMMENT
F・クアルタラロ選手
「忙しい時期になってきました。私たちにとっては良いことです。前回のイギリスGPはフィーリングがあまり良くなかったので、やるべき課題に取り組み、周回数を重ねて調子を上げていきたいと思っています。ウイークのなかでは、いつものように、新しいものを試し、データを収集し、100%の力を注いでスプリント・レースとメイン・レースに臨みます」
A・リンス選手
「前回のイギリスGPに出場できなかったことは非常に残念だったのですが、その悔しさを糧に、より強くなって戻ってこようという気持ちになりました。バイクでもそれ以外でもトレーニングを続けており、その間もずっと医療の専門家と連絡を取り合ってきました。今はフィーリングが良くなり、またM1に乗るのを楽しみにしています」
M・メレガリ(チーム・ディレクター)
「何よりもまず、アレックス(リンス)が戻ってきてくれたことを喜んでいます。怪我でレースを欠場することは、ライダーにとっては罰のようなものなのです。今回ようやく通常のライダー・ラインアップに戻ったので、ウイークがスタートして仕事を始めるのが楽しみです。シュピールベルク・サーキットは会場、場所、雰囲気などすべてが素晴らしく、チーム全員のお気に入りです。コース・レイアウトはストップ&ゴーの特徴を持ち、コーナーが11しかないなどユニークなので、データ収集の面でも興味深い場所です」