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MotoGP

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMotoGPクラスに関する情報をお届けします。

Rd.11 8月18日 オーストリア

RACE DATA

■大会名称:MotoGP第11戦オーストリアGP
■開催日:2024年8月18日(日)決勝
■開催地:シュピールベルク/オーストリア(4.348km)
■周回数:28周(121.744 km)
■コースコンディション:ドライ
■気温:26度 ■路面温度:32度
■PP:J・マルティン(1分27秒748/ドゥカティ)
■FL:F・バニャイア(1分29秒519/ドゥカティ)

REPORT

クアルタラロ、リンスともにポイント獲得ならず

Monster Energy Yamaha MotoGPのA・リンスとF・クアルタラロは第11戦オーストリアGPのメインレースでパフォーマンスを発揮しきれず、それぞれ16位と18位に留まった。

リンスは21番グリッドから好スタートを切り、混雑した第1コーナーを巧みに抜けて19番手へ浮上。そのまま6ラップにわたりポジションをキープしていたが、中上貴晶(ホンダ)に先行されて20番手に後退した。その後、J・ミラー(KTM)の転倒やクアルタラロのロングラップ・ペナルティにより自動的に挽回。また中上とともにJ・ミル(ホンダ)をパスして17番手まで浮上した。終盤にかけて燃料タンクが軽くなると、セクター毎のベストタイムをたびたび更新し、残り3ラップではR・フェルナンデス(アプリリア)をパス。これで16位に上がり、チェッカーを受けた。トップとの差は37.571秒だった

一方のクアルタラロは15番グリッドからスタート後、一時11番手へ浮上するも、中段グループの混戦に巻き込まれて3ラップ目には再び15番手。思うようにペースが上がらないなかで上位グループからは徐々に離され、8ラップ目には後方から追い上げてきたM・オリベイラ(アプリリア)に先行を許したが、ミラーの転倒もありポイント圏内を維持していた。しかしその後、A・フェルナンデス(KTM)に抜かれて16番手。さらにコースリミット越えによるロングラップ・ペナルティを課されて15ラップ目には19番手まで後退した。レース後半も十分にペースを上げることはできなかったが、残り2ラップでR・フェルナンデスを捉えて18位でゴールした。トップとの差は43.788秒。

この結果、クアルタラロは合計49ポイントでランキング14位、リンスは合計8ポイントでランキング21位。Monster Energy Yamaha MotoGPは合計57ポイントでチーム・ランキング9位、ヤマハは合計53ポイントでコンストラクターズ・ランキング4位となっている。

次回、第12戦アラゴンGPは2週間後の8月30日~9月1日に開催。それに先立ち、Monster Energy Yamaha MotoGPは20日と21日、ミサノ・ワールドサーキット・マルコ・シモンチェリでプライベート・テストを行う。

RACE RESULT

LAP CHART

RIDERS RANKING

CONSTRUCTORS RANKING

COMMENT

Monster Energy Yamaha MotoGP

A・リンス選手談(16位)

「非常にタフなレースでした。完走するのが難しかったのです。原因の1つ目は暑さ、2つ目はマシンの状態です。セッティングを変更したことで昨日よりは少し改善されていたのですが、依然としてリアタイヤが浮き上がってしまう感じがありました。リアが路面から離れてしまうとフロントブレーキに頼らなければならなくなるため、何度もロックさせてしまいました。そのような状況のなかでも懸命に対処し、安定性を維持して走り切り、困難を克服できたことは良かったと思っています。次のミサノ・テストが楽しみです。準備はできています!」

F・クアルタラロ選手談(18位)

「本当に厳しい週末でした。とくに今日のメインレースでは、もっと上を目指せると考えていました。トップから離され過ぎているので、ハードワークが必要です。未来のために、それが必要なのです」

M・メレガリ(チーム・ディレクター)談

「昨日のスプリント・レースの再現のようになってしまいました。これほど厳しい戦いになるとは予想していませんでした。それでもアレックス(リンス)はこの暑さのなかで、いい仕事をしてくれました。ファビオ(クアルタラロ)も好スタートを切って順位を上げましたが、それをキープするのは難しく、ロングラップ・ペナルティもあってポイント圏内に留まることができませんでした。それ以外に、今日はあまり話すことがありません。なぜこのような残念な結果になってしまったのか、原因を追求しなければなりません。アラゴンGPが2週間後にありますが、その前にミサノでプライベート・テストを予定しています。さまざまなパーツを試し、良い結果が出れば、それをそのままアラゴンへ持ち込みます」

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