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MotoGP

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMotoGPクラスに関する情報をお届けします。

Rd.10 8月4日 イギリス

 

RACE DATA

■大会名称:MotoGP第10戦イギリスGP
■開催日:2024年8月2日(金)プラクテイス、3日(土)予選・スプリント、4日(日)決勝
■開催地:シルバーストン/イギリス(5.902 km)

CIRCUIT DATA

■開設:1948年
■コース長:5.902km
■ベストレースラップ:1分59秒346(2022年:A・リンス)
■オールタイムラップレコード:1分57秒767(2022年:J・ザルコ)
■2023年の優勝者:A・エスパルガロ(アプリリア)

REPORT

Monster Energy MotoGP、シーズン後半戦へ準備万端!

3週間のサマーブレイクが終了し、いよいよ今週末、2024シーズンの後半戦がスタートする。Monster Energy Yamaha MotoGPのF・クアルタラロとA・リンスは、Monster Energyがタイトル・スポンサーとなる第10戦イギリスGP「Monster Energy British Grand Prix」のスタートを心待ちにしている。

今大会はまた、MotoGPの75周年を記念する祝賀イベントの舞台ともなる。クアルタラロとリンス、そしてヤマハのテストチームからC・クラッチローに代わり出場するR・ガードナーは、日曜日の決勝で「歴史的」カラーリングを披露することとなっており、モーターサイクル・レース・ファンにいつも以上の楽しみを提供する。

クアルタラロは休暇中、休養をとりながらトレーニングも楽しみ、シーズン後半戦に向けてエネルギーを蓄え、準備を整えてきた。シルバーストン・サーキットは2021年の優勝が示すとおり、相性の良いコースであり、ライディングを楽しみにしている。ランキングは第9戦終了時点で15位となっている。

一方のリンスはシーズン前半で厳しい状況が続き、現在のランキングは21位。第8戦オランダGPではハイサイドによる転倒で負傷して手術を受け、第9戦ドイツGPを欠場した。怪我が完治した今、復帰初戦となる今大会での活躍を決意している。シルバーストンは熟知しており、Moto3で2013年に2位、2014年に優勝。Moto2で2015年に2位。MotoGPでは2019年に優勝を果たし、2021年も2位と活躍した。

またスーパーバイク世界選手権に参戦中のレミー・ガードナーが、リンスの代役で参戦した第9戦ドイツGPに続き、今回は役割を変えYamaha Factory Racing MotoGP Test Teamから、負傷したカル・クラッチローの代役としてワイルドカードで参戦。実戦を通じいくつかのプロトタイプのパーツを試すことになる。

シルバーストーン・サーキットは60年以上の歴史を持ち、2010年にMotoGPの舞台に追加された。2023年にはコース改修が行われ、高速コースのひとつとしてライダーたちからも高い評価を受ける。コーナーは合計18あり、全長はMotoGPのなかで最長の約5.9キロ。レースは以前と同様、時計回りで行われるが、現在のレイアウトではアビー・コーナーが第1コーナーとなり、クラブ・コーナーが最終コーナーとなっている。

COMMENT

Monster Energy Yamaha MotoGP
F・クアルタラロ選手談

「休暇中は友人や家族とともにリラックスして過ごすことができ、トレーニングも十分に行い、今はシーズン後半戦に向けてしっかり準備が整っています。あと11戦残っているので、ここからまた新たなステップへ進めるよう、さらに数ヵ月間、ハードワークを続けていくことになります。そのための準備はできています! シルバーストンは好きなコースですし、Monster Energyにとって、またMotoGPにとって重要な大会でもあります。ファンの皆さんには75周年記念のカラーリングを楽しんでもらえると思います」

A・リンス選手談

「怪我が回復し、またMotoGPの舞台に戻れることをうれしく思います。フィーリングも良好です。3週間の休暇が復帰準備を後押ししてくれました。この間にトレーニングも行い、今回は万全の状態でM1に乗ることができます。シルバーストンは大好きなコースなので、復帰戦として最良の場所ですし、とても楽しみにしています。またMonster Energyにとって大切な大会であり、75周年を祝う行事も行われ、シーズン後半のスタートを盛り上げます」

M・メレガリ談(チーム・ディレクター)

「MotoGP後半戦は、最も重要な意義ある大会からスタートすることとなりました。私たちは今回ここで、MotoGPの75周年を祝います。また同時に、Monster Energyがタイトル・スポンサーとなる大会であり、チームにとっても大切な大会となります。それだけに、アレックス(リンス)が怪我を克服して戻ってきてくれたことを本当にうれしく思います。アレックスとファビオ(クアルタラロ)はサマーブレイク中に再充電を終え、体力的にも万全の状態です。ここからまた約3ヵ月間、全11レースに臨むことになるので、忙しい日々が続きます。でも私たちはそれをとても楽しみにしています。そしてもちろん、今週の日曜日に披露する予定のスペシャル・カラーにも期待しています」

Yamaha Factory Racing MotoGP Test Team
R・ガードナー選手談

「またM1に乗ることが本当に楽しみですが、カルの怪我が早く良くなって、以前のように走れることを願っています。今週末はドイツGPとは異なり、テストチームと仕事をすることになり、ゼロからスタートとなるのでいろいろと慣れる必要がありますが、このチャレンジを楽しみにしています。また、MotoGPの75周年なので、日曜日に特別なカラーリングを見ることができるもの最高です。シルバーストンは好きなサーキットなのでとても楽しみだし、ザクセンリンクよりも少しばかり楽しめると思います。そしてこのザクセンリンクでは、チームにより良いデータを提供すること、それが一番重要です」

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