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MotoGP

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMotoGPクラスに関する情報をお届けします。

Rd.02 3月24日 ポルトガル

RACE DATA

■大会名称:MotoGP第2戦ポルトガルGP
■開催日:2024年3月23日(土)予選/スプリント結果
■開催地:ポルティマオ/ポルトガル(4.684km)
■コースコンディション:ドライ
■予選 気温:22度/路面温度:32度
■スプリント 気温:23度/路面温度:37度
■PP:E・バスティアニーニ(1分37秒706/ドゥカティ)
■FL:J・マルティン(1分38秒479/ドゥカティ)

REPORT

SPRINT

クアルタラロ、スプリントでポイント獲得

第2戦ポルトガルGPのスプリント・レースでMonster Energy Yamaha MotoGPのF・クアルタラロがポイントを獲得した。チームメイトのA・リンスは転倒リタイアとなった。

クアルタラロとリンスは予選でそれぞれ9位と11位を獲得。スプリントではクアルタラロがリアタイヤにミディアム・コンパウンドを選択し、このことがスタートでやや不利になったものの、周回数の少ないレースのなかで全体的には功を奏して9位でゴールした。リンスは絶好のスタートで順位を上げたが、3ラップ目に転倒してリタイアとなっている。

クアルタラロは9番グリッドからスタート後、中段の大集団に飲み込まれる格好となり10位へ後退。ミディアム・タイヤが暖まるまでにP・アコスタにも先行を許して11位まで下げたが、その後はコンスタントに走行を続けてハイペースを維持した。トリッキーなアルガルベ・サーキットで数台が転倒するなかで徐々にポジションを上げ、最終的には9位を守ってチェッカー。今季初となるスプリントのポイントを獲得した。トップとの差は7.501秒だった。

一方のリンスは11番グリッドから絶好のスタートを決めて8位へとポジションアップ。A・エスパルガロに先行されたあと懸命に挽回を図ったが、3ラップ目の第1セクターで転倒し、リタイアとなった。幸い怪我はなく、決勝レースでのリベンジを狙う。

この結果、クアルタラロは合計6ポイントでランキング11位をキープ。リンスはノーポイントで20位。Monster Energy Yamaha MotoGPはチーム・ランキング8位、ヤマハはコンストラクターズ・ランキング4位となっている。

QUALIFYING RESULT

SPRINT RESULT

COMMENT

SPRINT

Monster Energy Yamaha MotoGP

F・クアルタラロ選手談(9位)

「今日のスプリントは、基本的にこのような展開を予想していました。リアタイヤはソフト・コンパウンドのフィーリングが良くなかったのでミディアムを選択しました。ソフトはグリップ低下が非常に激しいため今日はミディアムを履きましたが、ミディアムは暖めるのが難しく、序盤で苦戦することになりました。でもその後ペースをつかみ、全体的にはいいレースができたと思っています。スプリントで、しかも異なるタイヤでトップから8秒以内でゴールできたのは久しぶりです。他のマシンとの違いを知ることができ、いいヒントにもなりました。これらの経験を通じて、私たちはすでに明日のタイヤを決めています。フロントはハード、リアはミディアムです。ミディアム・タイヤでのペースは悪くありませんし、フィーリングは上々なのでいいレースができると期待しています。わずか2戦で大きな進化を実感するところまではいきませんが、今年最初のマレーシアテストと比較すれば確かに進歩しています。とは言え、私が本来、望んでいる場所へ戻るには、まだたくさんの課題が残っています」

A・リンス選手談(DNF)

「正直なところ、なぜ転倒してしまったのかがわかりません。あのコーナーで何らかの危険な兆候を感じたことは一度もなかったからです。データをチェックしてみましたが、私の操作にもおかしなところはありませんでした。何が起こったのかが正確に理解できていないので、このことについてはより詳細に分析しなければなりません。いずれにしても、スタートは非常にうまくいきました。わずか2ラップで終わってしまったことはとても残念ですが、作業は続いており、ここまでいい仕事ができているので明日に期待します」

M・メレガリ(チーム・ディレクター)談

「全体的に難しい展開になりました。金曜日に順調に仕事を進めることできたおかげで、ふたりともQ2に出場できましたが、結局それを活かすことができませんでした。FP2ではリアにソフト・タイヤを試しましたが、グリップ低下が非常に激しかったので、ファビオ(クアルタラロ)はスプリントをミディアムで行くしかありませんでした。出場選手の大多数とは異なるタイヤを履き、それが不利に働きました。でもこれは計算された決定でした。つまり一時的な最適パフォーマンスよりも安定性を選んだのです。ファビオの戦いぶりは、全体的にとても良かったと思います。明日の決勝レースに向けて貴重なデータを収集することができましたし、ポイントも獲得しました。アレックス(リンス)はグリッド11位から素晴らしいスタートを見せ、その後もポジションを上げていましたが、転倒リタイアに終わりとても残念です。幸い、身体のほうはまったく問題なかったので、明日もう一度トライします」

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