MotoGP
ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMotoGPクラスに関する情報をお届けします。
Rd.02 3月24日 ポルトガル
RACE DATA
■大会名称:MotoGP第2戦ポルトガルGP
■開催日:2024年3月22日(金)プラクテイス、23日(土)予選・スプリント、24日(日)決勝
■開催地:ポルティマオ/ポルトガル(4.684km)
CIRCUIT DATA
■開設:2008年
■コース長:4.684km
■ベストレースラップ:1分38秒872(2023年:A・エスパルガロ)
■オールタイムラップレコード:1分38秒725(2023年:M・マルケス)
■2022年の優勝者:F・バニャイア(ドゥカティ)
REPORT
Monster Energy Yamaha MotoGP、第2戦で着実な進化を目指す
Monster Energy Yamaha MotoGPはカタールからポルトガルへ移動し、第2戦に臨む。F・クアルタラロとA・リンスは'ジェットコースター'の異名を持つアルガルベ・インターナショナル・サーキットでポイント獲得を目指す。
第1戦で苦戦したクアルタラロは、マシンとセッティングの改善に焦点を絞っている。ここアルガルベでは2021年、2022年と連続で優勝を成し遂げるなど相性はよく、今年もポイントを加算してランキングアップを目指していく。
チームメイトのリンスはカタールGPでオーバーテイクを数多く成功させたものの、終盤はタイヤ劣化の影響で順位を下げてポイント圏外。今回はシーズ初ポイントの獲得を目指す。アルガルベでの最高成績は2022年の4位。
ポルトガルのアルガルベ地方に位置するアルガルベ・インターナショナル・サーキットは、車で30分ほどの距離にある港湾都市(port city)にちなみポルティマオの名で知られている。2008年に建設され、2020年からMotoGPを開催。高低差の激さが特徴のコースがライダーのみならずファンも魅了する。コーナーは右が9、左が6の合計15あり、メインストレートから第1コーナーへ続くダウンヒルは重要な見どころのひとつとなっている。
COMMENT
Monster Energy Yamaha MotoGP
F・クアルタラロ選手談
「開幕戦のカタールGPは苦戦しましたが、今は取り組むべき課題がわかっています。ポルティマオのコースは前回のロサイルと特徴が異なるので、ハンドリングやタイヤの消耗が前回と比較してどうなるか興味深いところです。カタールではスプリントでノーポイントに終わり、ランキングは中ほどに留まっていますが、今回はランクアップを目標にベストを尽くします。いつものように100%の力を注いでいきますし、チームも同様だと確信しています」
A・リンス選手談
「カタールの結果はあまりよくありませんでしたが、レースのなかでデータを収集し、多くを学んでポルティマオに備えることができました。カタールの決勝ではポジションアップを目指して激しくプッシュし、その代償としてタイヤを消耗して最後の6ラップで大きく後れることになってしまいました。それでもクアルタラロ選手とほぼ同等のペースで走ることができ、同じレベルにいることがわかったのでハッピーです。これからもともに協力し合い、同じ方向性で仕事を進めていくことができます」
M・メレガリ談(チーム・ディレクター)
「開幕戦の結果を見て、自分たちの現在の立ち位置を理解しました。多くの課題があることは明らかで、今回もかなり忙しいレースウイークになるでしょう。しかし前にもお話しした通り、私たちが今、取り組んでいる変革はすぐに結果が出るものではありません。革新的な進歩を実現するには時間と労力が必要なのです。チームとヤマハは常に進化・改良を追求し続け、クアルタラロ選手とリンス選手を全面的にサポートしています。今週は非常に重要な1週間であり、カタールでの成果を確認するための貴重な機会になるでしょう」