本文へ進みます

MotoGP

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMotoGPクラスに関する情報をお届けします。

Rd.02 3月24日 ポルトガル

RACE DATA

■大会名称:MotoGP第2戦ポルトガルGP
■開催日:2024年3月22日(金)プラクティス
■開催地:ポルティマオ/ポルトガル(4.684km)
■コースコンディション:ドライ
■気温:25度 ■路面温度:30度

REPORT

クアルタラロとリンス、揃ってQ2進出決定

Monster Energy Yamaha MotoGPのF・クアルタラロとA・リンスは第2戦ポルトガルGPのウイーク初日、マシンに好感触を得て揃ってQ2進出を決めた。フリープラクティス第1セッション(FP1)、プラクティス(PR)ともに頭上に灰色の雲が広がるもののドライ・コンディションを維持。ふたりはFP1で準備を整え、PRでタイミングを見計らい一気に勝負を賭けた。セッション終盤、イエローフラッグ解除とともに渾身のアタックを行い、それぞれ9位と10位に飛び込んだ。

クアルタラロは午前中のFP1で20ラップを走行して11番手。PRでは序盤から好調ぶりを見せてセッションの3分の2まで5位以内をキープした。終盤は全体のペースが上がり、転倒者も続出するなかでクリアラップをつかむのも難しい状況となったが、最後のチャンスを待って全20ラップ中の19ラップ目に1分38秒552のベストラップを記録。これによりトップから0.495秒差の9番手を獲得し、PRから直接、Q2進出を決定した。

チームメイトのリンスは、ヤマハ加入後2戦目を迎えて本領発揮。FP1では高低差の激しいコースを文字通り'飛ぶように'走り、7位を獲得した。この結果に自信を深めるとQ2進出を目指してPRへ。終盤、イエローフラッグの混乱のさなかはタイヤを最大限セーブし、解除されたところで最後のアタックを行った。全22ラップの最終ラップで1分38秒560へ更新し、トップから0.503秒差の10番手に浮上してセッションを終了した。

PRACTICE RESULT

COMMENT

Practice

Monster Energy Yamaha MotoGP

F・クアルタラロ選手談(9番手/1分38秒552)

「Q2進出を決めることができ非常にうれしいです。セッション終盤でいいタイムを記録することができました。でも今日は何度かミスがありましたし、もう少し調整が必要なところもあるので、明日の午前中のセッションを利用してさらに調子を上げていきたいと思っています。ヤマハのライダーがふたりとも100%のレベルでプッシュできたことはとても良かったですし、アレックスと私は、お互いに高め合いながら良い仕事ができていると感じています。マシンのフィーリングも非常に良好です。昨日の雨で路面が汚れていたため路面グリップは十分ではなかったのですが、そのような状況のなかでQ2に進出できたことをポジティブにとらえています。明日はさらにもう一歩、大きく前進したいと思っています」

A・リンス選手談(10番手/1分38秒560)

「マシンは第1戦カタールのときと同じです。新しいものを試す時間はなかったのですが、FP1の最初から自信を持って走ることができました。コースはロサイルとはまったく違うタイプで、今回は早々に適応できたのはとても良かったと思います。PRも非常に好調で、Q2進出を決めることができました。私にとっては素晴らしい成果です。長い間Q2を走れませんでしたし、脚の問題もありました。最後にQ2を走ってからとても長い時間が経っているのです。しかも今は、さらに改善の余地が残されています。問題はカタールのときとほぼ同じなので、データを集めて改善を目指し、それを最大限に活かしていきたいと思っています」

M・メレガリ(チーム・ディレクター)談

「好調にウイークをスタートすることができました。ふたり揃ってトップ10に入り、Q2進出を決めることができたのです。私たちはもちろん、常にこれを目標にしているのですが、同時に、現実的には決して簡単なことではないこともわかっています。非常に激しく厳しい競争なので、チームはどんなときもマシン・パフォーマンスの最後の最後までを絞り出す努力を続けています。今日は路面が少し汚れていて、通常はそのような状況のなかで苦戦するのですが、今日はとてもうまくいきました。ファビオ(クアルタラロ)とアレックス(リンス)はFP1を順調にスタートし、PRに向けて準備を整え、最後の数分間でしっかりプッシュすることができました。ふたりとも素晴らしい仕事をしてくれました。シーズンはとても長く、いろいろなことがあると思いますが、金曜日をこのように順調にスタートできたことは間違いなく大きな助けになります」

ページ
先頭へ