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MotoGP

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMotoGPクラスに関する情報をお届けします。

Rd.02 3月24日 ポルトガル

RACE DATA

■大会名称:MotoGP第2戦ポルトガルGP
■開催日:2024年3月24日(日)決勝
■開催地:ポルティマオ/ポルトガル(4.684km)
■周回数:25周(114.8km)
■コースコンディション:ドライ
■気温:24度 ■路面温度:30度
■PP:E・バスティアニーニ(1分37秒706/ドゥカティ)
■FL:E・バスティアニーニ(1分38秒685/ドゥカティ)

REPORT

クアルタラロとリンス、粘り強い走りが報われともにポイント獲得

Monster Energy Yamaha MotoGPのF・クアルタラロは、決勝レースの全25ラップを通じてコンスタントなペースとディフェンシブなライディングを貫き7位を獲得。チームメイトのA・リンスはマシンのフィーリングは十分ではなかったものの、最後までプッシュを続けて13位でゴールし、今季初のポイントを獲得している。

クアルタラロは9番グリッドからスタートし、ポジションを守ってオープニングラップを終了。トップ10の集団はまもなく分散する格好となり、クアルタラロもレース前半の多くの時間帯を単独で走行した。終盤に入るとM・オリベイラとM・ベッツェッキが後方に迫り、3台のバトルへと発展。激しい競り合いのなかで懸命にふたりを抑えていたが、やがて守りきれなくなり、残り7ラップで10位へと後退した。ところが残り3ラップを迎えてF・バニャイアとM・マルケス、最終ラップではM・ビニャーレスが前方で転倒。クアルタラロは自動的に3つポジションを上げ、トップから20.130秒差の7位でチェッカーを受けた。

一方のリンスは11番グリッドから好スタートを切り、クアルタラロに続く10番手を確保。しかしクアルタラロのペースについて行くことはできず、少しずつ離されて後方集団に吸収される展開となった。フロントタイヤのフィーリングに苦しむなかで一時は16位まで後退したが、ラスト3ラップで13位へ上がり、今季初ポイントを獲得した。トップとの差は31.334秒。

この結果、クアルタラロは合計15ポイントでランキング11位をキープ。リンスは3ポイントで18位となった。Monster Energy Yamaha MotoGPは合計18ポイントでチーム・ランキング8位。ヤマハは合計15ポイントでコンストラクターズ・ランキング4位となっている。

チームは決勝翌日の月曜日に同サーキットでプライベート・テストを実施。第3戦アメリカGPは3週間後の4月12~14日に開催される。

RACE RESULT

LAP CHART

RIDERS RANKING

CONSTRUCTORS RANKING

COMMENT

Monster Energy Yamaha MotoGP

F・クアルタラロ選手談(7位)

「昨日のスプリントを終えた時点では、今日はもう少しトップに近づけるだろうと思っていました。でもポジションについては予想通りというところです。貴重なデータを収集することができたので、しっかり分析して今後の前進につなげられるよう期待しています。明日は天気がかなり悪そうなのですが、試したいことがたくさんあるので何とか晴れてほしいと思っています。テスト項目がたくさんあることは素晴らしいことなので、天候が味方してくれることを祈るばかりです。多くの細かい部分を少しずつ改善し、ステップ・バイ・ステップで進んでいくしかありません。今は正しい軌道に乗っていますが、忍耐が必要です」

A・リンス選手談(13位)

「ヤマハで最初のポイントを獲得することができましたが、十分とは言えません。2戦目が終わったわけですが、やはりかなりハードな戦いだったと感じています。開幕戦のカタールと今回のポルティマオ、どちらも望み通りにはいきませんでした。自分たちでもう少し努力しなければなりません。今日のレースを終えて、マシンについては何か別の取り組みが必要だと気づきました。なぜならカタールのときと同様の問題が出ていて、フロントにかなり悩まされているからです。明日はこのコースでプライベート・テストがありますが、私たちとしては新しいアイテムを試すことよりもマシンのセットアップに重点を置く必要がありそうです。まだわずか2戦なので、もっとマシンに慣れ、マシンを理解することが必要です」

M・メレガリ(チーム・ディレクター)談

「タフなレースでした。終わってみればファビオ(クアルタラロ)が7位、アレックス(リンス)も初ポイントを獲得しましたが、それはおもに終盤のアクシデントの影響によるものです。ふたりは最大限の努力をし、そのすべてが非常に重要ですが、全体的なパフォーマンスのレベルにはまだ満足することができません。それでも今日のレースのなかで収集したデータは非常に貴重なものです。明日はここでプライベート・テストがあるので、セッティングに関する問題の解決に役立てたいと思っています。とくに次回COTA(Circuit Of The America)はフロントタイヤへの負担が大きなコースなので、フロントのフィーリング向上を目指していきます。その他にも、現在取り組んでいる新しいアイテムについてもテストを続け、シーズンのなかで導入したいと考えています」

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