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ロードレース世界選手権 MotoGP(モトGP)

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMotoGPクラスに関する情報をお届けします。

Rd.18 11月3日 マレーシア

RACE DATA

■大会名称:MotoGP第18戦マレーシアGP
■開催日:2019年11月3日(日)
■開催地:セパン/マレーシア(5.548km)
■コースコンディション:ドライ
■気温:32度 ■路面温度:44度
■PP:F・クアルタラロ(1分58秒303/ヤマハ)
■FL:V・ロッシ(1分59秒611)

REPORT

マレーシアGPでビニャーレスが優勝!

Monster Energy Yamaha MotoGPのM・ビニャーレスがセパン・インターナショナル・サーキットで優勝。チームメイトのV・ロッシも表彰台争いの末に4位獲得と健闘した。

ビニャーレスは昨日の計画通りのレース展開。好スタートから2番手で第1コーナーに進入し、すぐさまトップを狙っていった。そしてひとたび首位に立つや、さらにペースを上げてリードを拡大。1.5秒のアドバンテージを築いて単独走行になると、2番手で追ってくるM・マルケスとの差をコントロールしながら自分自身のペースに集中した。そして最後まで完璧な走りを維持し、最終的には2番手との差を3.059秒まで広げてトップでチェッカーを受けた。

ビニャーレスはこの勝利を、Idemitsu Asia Talent Cupで活躍していたインドネシア人ライダー、A・ムナンダールに捧げた。ヤマハはもう一度、ムナンダールの家族、友人、愛したすべての人に哀悼の意を表する。

チームメイトのロッシはスタート前にグリッドからファンにアピールし、レース中はさらに盛大な応援を受けることとなった。セカンドロウ、6番手の位置からスタート後は集団に飲み込まれて9番手へ後退していたが、長くそこに留まることはなく、早々に仕掛けていって7ラップ目にはJ・ミラーを抜いて4番手へ浮上した。

残り8ラップではA・ドビツィオーゾと3番手争いを展開し、さらに残り3ラップではA・リンスも後方に迫るなかで3番手浮上を試みたが届かず、そのまま4位でゴール。トップとの差は5.965となっていた。

25ポイントを加算したビニャーレスはランキング3位に浮上。ロッシはランキング7位をキープし、6位に6ポイント差と迫っている。ヤマハはコンストラクターズ・ランキング3位をキープ。Monster Energy Yamaha MotoGPもチーム・ランキング3位を維持している。

アジア/オセアニアでの3連戦を終えたチームは、1週間の休養後、ヨーロッパへ戻ってバレンシアGPに臨む。

PETRONAS Yamaha SRT、ホームレースでトップ・サテライトチームを獲得

PETRONAS Yamaha Sepang Racing TeamのF・モルビデリとF・クアルタラロがそれぞれ6位と7位を獲得し、チームのホームレースで2019 MotoGPサテライトチーム・ランキング・トップを決定した。

モルビデリはグリッド3番手から好スタートを切り、序盤は表彰台争いに加わる展開。しかし前日までの好調ぶりには届かず、少しずつ順位を下げて6位でチェッカーを受けた。

ポールシッターのクアルタラロもプラクティス、予選での速さを再現しきれず、表彰台争いに加わることができないままレースを終えた。それでもモルビデリに続く7位でゴールして貴重なポイントを獲得し、チーム・ランキングに貢献すると同時に自身のサテライト・ライダー・ランキングのリードを23ポイントに拡大。総合ランキングでも6位をキープしている。

2019シーズンは2週間後のバレンシアGPで幕を閉じる。11月14日にフリープラクティス開始、決勝は17日に行われる。

RESULT

LAP CHART

RIDERS RANKING

CONSTRUCTORS RANKING

COMMENT

Monster Energy Yamaha MotoGP
M・ビニャーレス(優勝)

「最高のレースでした。私たちは金曜日からずっと、しっかりと準備を整えてきていました。そして1ラップ目を終えた時点で大きな可能性を感じることができたのです。序盤からリードを広げ、そのあともプッシュ、プッシュ、プッシュ! 今は本当にハッピー。本当にいい仕事ができました。前回のオーストラリアも勝てると思って臨んだレースでしたが、あのような結果になり非常に悔しい思いをしました。それだけに今日こうして優勝できたことがうれしくてたまらないのです。今日の勝利を、昨日、亡くなった若者、ムナンダールに捧げます。Idemitsu Asia Talent Cupで活躍していた、私のお気に入りのライダーでした。彼の家族に哀悼の意を表します」

V・ロッシ選手談(4位)

「スタートはとても良かったのですが、最初のストレートで何人かに抜かれてしまいました。でもそのあとは好調で、決勝のコースレコードを記録しながら何台も抜き返し、ついにはドビツィオーゾに追いつきました。彼とはいいバトルができて、ツイスティな場所では私が、ストレートでは彼のほうが速いという展開。最終ラップで何とか前に出たかったのですが、結局それはかないませんでした。コーナーでは確かに私のほうが速いのですが、同時に、コーナリング中のタイヤへの負荷が大きくなっていたことも事実です。そのため最後は序盤のようなスピードを発揮することができなくなってしまいました。でも今週はずっと好調でしたし、いろいろ学ぶこともできたので満足しています。このところ調子が上がっていて、M1のポテンシャルをすべて出し切れるよう頑張っています。そして最後にリンスを抑え切ることができたことは良かったのですが、残念ながら表彰台には届きませんでした。それができていたら、もっとハッピーだったのですが...。次のバレンシアでベストを尽くします」

M・メレガリ、チーム・ディレクター談

「何という見事な勝利でしょう! マーベリックはウイークを通じて絶好調で、彼自身、かなり自信を高めているようでした。序盤から後続を引き離すことは彼の初めからの作戦でしたが、決して簡単なことではありません。しかし彼は、それを完璧にやってのけたのです。最初から最後まで素晴らしいライディングを維持し、大きな差をつけて優勝を飾りました。この数週間、ノンストップで働き続けた彼とそのチームの努力がついに報われました。先週のオーストラリアで、あともう少しというところまで近づいたあとだけに、今日の勝利の味は、より一層、甘く感じられるのです。そしてランキングでも3位に浮上することができました。もしも、これ以上の幸福があるとしたら、それはバレンティーノも一緒に表彰台に上ることだったのですが、トップスピードの差がありわずかに届きませんでした。それでも最後まで挑戦を止めず、本当に素晴らしいレースを見せてくれました。タイヤをひどく劣化させ過ぎずにペースをキープできたことはとても良かったと思います。このように、今回はふたりとも非常に素晴らしく、私たちチームも大いに励まされました。このあとは束の間休養をとり、2週間後の最終戦、バレンシアGPへと向かいます。もう一度、最高のショーをお見せしたいと思います」

PETRONAS Yamaha Sepang Racing Team

F・モルビデリ選手談(6位)

「もっと良い結果を期待していたことは確かですが、素晴らしいウイークを過ごすことができたのですから文句は言えません。マシンのフィーリングがあまり良くなかったので、それについては原因を調べなければなりませんが、そうした難しい状況のなかでもサテライト勢トップの6位に入ることができました。加速でライバルたちについて行くことができず、その分をハード・ブレーキングで取り返すような状態でした。シーズンもあと1戦だけとなりました。最後に表彰台を狙いたいと思います」

F・クアルタラロ選手談(7位)

「非常にタフなレース。かなり苦戦させられました。1ラップ目は本当に最悪で、マシンをしっかり制動することができませんでした。こんなことは今までになかったことです。昨日まで絶好調だったのでもっと良い戦いができるはずでしたが、期待した成績には届きませんでした。なぜこのようなことになってしまったのか、原因を追求しなければなりません。あと1戦残っているので、しっかり集中して臨みたいと思います。バレンシアでは1年前にテストを行いましたが、あれから多くの経験を積んできたので期待しています」

MS開発部モトGPグループリーダー、鷲見崇宏談

「ウィークを通じて安定して最速のペースを持っていたビニャーレス選手は、とにかく良いスタートを決めてトップで逃げ切る戦術を公言していましたが、まさにその通りの展開を作り、最後まで集中力を切らさず、追い上げるマルケス選手との距離をコントロールして、6月オランダ以来の今期2勝目を勝ち取ることができました。ロッシ選手はWUPにてトライしたセッティングがワークし、今週一番のパフォーマンスを発揮、惜しくも表彰台にはあと一歩届きませんでしたが、非常にポジティブな内容でした。サテライトの二人はレースペースではTOPには及びませんでしたが、きっちりサテライトトップの6位/7位を獲得。セッティングで今回足りなかった点を次回磨いていきたいと思います。これまでの数戦は、スピードをなかなか結果につなげられない悔しさを噛み締めていましたが、今回ビニャーレス選手はM1に全幅の信頼と自信をもってプッシュし続けることができました。開幕から時間はかかってしまいましたが、応援してくださっているファンの皆さんへ、再び形のある結果を届けることができ、スタッフ・開発陣一同本当にうれしく思います。今年も残りあと1戦となりましたが、来期につながる良い流れを作っていけるよう、気を引き締めて頑張ってまいります。」

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