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ロードレース世界選手権 MotoGP(モトGP)

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMotoGPクラスに関する情報をお届けします。

Rd.15 10月6日 タイ

RACE DATA

■大会名称:MotoGP第15戦タイGP
■開催日:2019年10月6日(日)決勝結果
■開催地:ブリラム/タイ(4.554km)
■周回数:26周(118.404 km)
■コースコンディション:ドライ
■気温:31度 ■路面温度:48度
■PP:F・クアルタラロ(1分29秒719/ヤマハ)
■FL:M・マルケス(1分30秒904/ホンダ)

REPORT

ビニャーレスが3位表彰台獲得

Monster Energy Yamaha MotoGPのM・ビニャーレスが3位でチェッカーを受け、今季6度目の表彰台と4度目のブロンズ・トロフィーを獲得。チームメイトのV・ロッシは、序盤で順位を上げたもののペースを維持することができず、ふたつ下げて8位でゴールした。

ビニャーレスはグリッド2番手から好スタート後、第1コーナーでM・マルケス(ホンダ)に先行を許して3番手へ後退。前のふたりはコンスタントに1分31秒台前半をキープしており、ビニャーレスは懸命にプッシュするも、徐々に離されてしまう。

7ラップ目には2番手との差が2秒以上に拡大。同時に後続4番手との差は序盤の1.5秒から10秒近くまで広がり単独走行となっていたが、最後まで追撃に手を緩めることなく、ビハインドを1.380秒まで短縮して3位でチェッカーを受けた。

一方のロッシは、オープニングラップの第1セクションで9~10番手へ下げたが、そのあとの3つのセクションではヤマハの特徴である敏捷性を最大限に引き出して7番手まで挽回。4ラップ目にはJ・ミル(スズキ)に仕掛け、足がステップから外れるアクシデントにも冷静に対応して6番手のポジションをしっかりとつかんだ。

しかし残り16ラップごろからはリア・グリップ低下によりペースを上げることができず、再び2台に抜かれて8番手へ後退。このあとはポジション・キープを目標にチェッカーまで全力で走り切り、トップから19.162秒差でゴールラインを通過した。

3位獲得のビニャーレスはランキング4位へ浮上。ロッシは18ポイント差の6位となっている。ヤマハはコンストラクターズ・ランキング3位をキープし、Monster Energy Yamaha MotoGPもチーム・ランキング3位を維持している。

ヤマハは、2019 MotoGPチャンピオン獲得を決定したRepsol Honda TeamのM・マルケスに祝福の意を表す。Monster Energy Yamaha MotoGPは2週間後の10月18日~20日、ツインリンクもてぎで第16戦日本GPに臨む。

クアルタラロが熾烈な優勝争いの末に2位表彰台獲得

PETRONAS Yamaha Sepang Racing TeamのF・クアルタラロがM・マルケスと優勝争いを展開し、0.171秒差で2位となり今季5度目の表彰台。チームメイトのF・モルビデリもフリープラクティスでの好調をそのままに、素晴らしい走りを見せて6位獲得と健闘した。

ポールシッターのクアルタラロは、絶好のスタートからレースをリード。終盤までマルケスを抑えてトップをキープしていたが、最終ラップでついに先行を許して2位となった。この結果、トップ・ルーキーおよびトップ・サテライトとしてのアドバンテージを拡大してまた一歩ルーキー・オブ・ザ・イヤー獲得に近づき、総合ランキングでもランキング6位に2ポイント差と迫っている。

一方のモルビデリも好スタートから上位につけて4位争いを展開。中盤で一旦、順位を下げたものの、終盤では再びペースを上げて6位を獲得した。ふたりの活躍により、PETRONAS Yamaha SRTはサテライト・チームのランキングトップを維持してリードを拡大している。

RESULT

LAP CHART

RIDERS RANKING

CONSTRUCTORS RANKING

COMMENT

Monster Energy Yamaha MotoGP
M・ビニャーレス選手談(3位)

「ハッピーでポジティブ。非常に前向きな気持ちで3位の結果を受け入れています。でもこれで終わりではありません。これからもっとがんばって、もう一歩、前へ進まなければならないと思っています。ファビオ(クアルタラロ)やマルク(マルケス)とは、とくにトラクションにおいて違いがあることに気づきました。それでも何度も好タイムを記録し、終盤には差を縮めることもできました。つまり、私たちには私たちの長所があるのです。しかしウイーク・ポイントは克服していかなければなりません。トラクション不足で、しかもフルタンクの状態ではペースを上げることは不可能。でも燃料が少しでも減ってくれば、すぐさまコーナー・スピードが上がってラップタイムも良くなってくるのです。午前中のウォームアップ・セッションは決勝よりもずっとフィーリングが良かったので、このことをしっかり理解して次の日本GPに備えたいと思います」

V・ロッシ選手談(8位)

「残念なことに、私はいつも同じ問題にぶつかってしまいます。7、8、9ラップ目あたりからリアタイヤの状態が非常に悪くなってしまうのです。リア・グリップが低下し、それと同時にリアタイヤを酷使するようになって、性能が落ちてしまうため、ペースを落とすしかありません。この状況は前回も同様でしたし、決して私たちの本来のポテンシャルではないので、何らかの問題があるということがわかります。午前中のウォームアップではよくグリップしてくれてフィーリングも良かったので、ハイペースで走ることができました。ユーズド・タイヤでも決してペースは悪くなかったのです。しかし決勝では、同じスペックの新品タイヤでも問題が出てしまいました。今日のことは非常に残念ですが、まだ4戦残っているので、なんとか問題を突き止めて状況を改善していかなければなりません」

M・メレガリ、チーム・ディレクター談

「表彰台はいつでもうれしいもの。でも本当ならもっとトップに近づくことができたはずです。マーベリックの3位は素晴らしい成績ではありますが、プラクティスでの素晴らしいパフォーマンスからすれば優勝を狙っていけるものと期待していたのです。バレンティーノのほうは、優勝争いに加わるためにはグリッド上位につけることが重要だということが明らかになりました。方向性はそれぞれ異なりますが、今日はふたりともグリップ不足に悩まされていたので、データを分析して解決策を見つけなければなりません。それでも総合的には、ヤマハにとって大成功の一戦であったことは間違いありません。フリープラクティスでは全セッションを通じて好調をキープ。決勝でもふたりのヤマハが表彰台に上ったのです。2週間後、ヤマハのホームレースとなる日本GPではより一層、ハードワークに励みます」

PETRONAS Yamaha Sepang Racing Team
F・クアルタラロ選手談(2位)

「素晴らしいレースでした。とくにレース序盤でのマシン・フィーリングの良さが私を助けてくれました。表彰台の頂点に立てなかったことは残念ですが、新たに誕生した世界チャンピオンと最終ラップの最終コーナーまで競り合うことができたことに満足しています。マシンとの相性が完璧とは言えないこのコースで、ここまでできたことは大きな前進。プラクティスでは、マルクのペースは私たちよりコンマ3秒も速かったのに、今日は最後まで真っ向勝負することができました。そして最終コーナーでは、私の力のすべてを賭けて挑んでいきました。だってもしもそうしなかったら、日本GPまでずっと眠れそうにありませんからね。次回がとても楽しみです!」

F・モルビデリ選手談(6位)

「レースには非常に満足しており、今日もまた良い一日になりました。好スタートを決めて4位争いを展開していましたが、最後の6ラップくらいはブレーキングでやや苦戦するところもありました。シルバーストーン以降、好調が続いているので、この勢いを次の日本GPにつなげたいと思っています。前を行く2台のヤマハを見ていると、私にはまだまだ改善の余地が残っていると感じるので、やるべきことをやって彼らに近づいていきたいです」

W・ズィーレンベルグ、チーム・マネジャー談

「チームを心から誇りに思います。25ラップにわたってレースをリードするなど、今年の始めにはまったく考えもしませんでした。最終ラップの戦いは素晴らしいショーであり、チームとして非常に誇れることです。ファビオの2位とフランコの6位で、チームは大量のポイントを獲得することもできました。この勢いをシーズンの終わりまで維持できることを期待しています」

R・ラザリ、チーム代表談

「何というレースでしょう! マルク・マルケスの8回目のチャンピオン獲得を心から祝福します。彼は間違いなく、素晴らしい記録を打ち立てました。今日はその彼に近づくことができ、チームとしては2位と6位を獲得できたことを非常にうれしく思っています。この結果、チーム・ランキング4位に上がり、サテライト勢トップを維持してアドバンテージを拡大。またファビオもトップ・サテライトとしてリードを広げています。次の日本GPでは今度こそ、MotoGP初優勝を成し遂げたいと思います。その日はすぐそこまで迫っています」

MS開発部モトGPグループリーダー、鷲見崇宏談

「クアルタラロ選手は、自らの持てる力、YZR-M1のパフォーマンスを全て引き出し、最終ラップまでトップ走行。惜しくも2位となってしまいましたが、チャンピオンのマルケス選手に対し互角に戦いきってくれました。ビニャーレス選手は、これまでのセッションからは十分勝利を狙えるスピードを持っていましたが、タイヤのグリップ不足に苦しみ序盤のペースをつかむのに手間取ってしまいました。その後はトップ同等の走行ができていただけに、勝負に加われなかったことが悔やまれます。モルビデリ選手は安定した走りで6位獲得、ロッシ選手は、ここ数戦同様リヤタイヤのグリップダウンに苦しみ、本来の彼のパフォーマンスを出し切ることができませんでした。

ヤマハライダーがダブル表彰台を獲得できたことを喜びたいと思いますが、勝利を目前にしていただけに悔しい気持ちのほうが強いです。各ライダーに、今回足りなかったものを分析・改善のアイデアを準備し、次戦、日本GPもてぎで日本のファンの皆さんに強いM1を見ていただけるよう、スタッフ一同懸命に取り組んでいきます。引き続きご声援よろしくお願いします」

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