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MotoGP

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMotoGPクラスに関する情報をお届けします。

Rd.15 10月6日 タイ

RACE DATA

■大会名称:MotoGP第15戦タイGP
■開催日:2019年10月4日(金)フリー走行総合結果
■開催地:ブリラム/タイ(4.554km)
■コースコンディション:ドライ
■気温:31度 ■路面温度:51度

REPORT

ビニャーレスとロッシ、初日2番手と5番手
フリープラクティスを順調にスタート

Monster Energy Yamaha MotoGPのM・ビニャーレスとV・ロッシは、チャンギ・インターナショナル・サーキットでのフリープラクティスにて、2回のセッションのほとんどの時間帯で上位をキープし、総合順位ではそれぞれ2番手と5番手で初日を終えた。

ビニャーレスはフリープラクティス第1セッション、スタートからわずか10分でウォーミングアップを済ませると一気に3番手へ浮上。コースの特徴をつかんだことでペースも上がり、2回目の走行では1分31秒台に入れて2番手につけた。終盤ではさらにセッティングを煮詰めて4回目の走行に臨むと、セッション終了を知らせるフラッグが提示されたあとの最終ラップで、ただひとり1分30秒台を記録。1分30秒979のベストタイムで2番手以下に0.191秒差をつけ、トップでセッションを終えている。

第2セッションではさらに調子を上げ、タイムアタックを始める前から2番手につける好調ぶり。翌日のフリープラクティス第3セッションがウエット・コンディションとなる可能性を考慮し、終盤でさらにプッシュすると1分30秒597へと短縮して再びトップに浮上した。しかしその後の2ラップはクリアスペースに恵まれず、タイムを更新することができずに2番手に後退。総合成績ではトップから0.193秒差の2番手となった。

チームメイトのロッシもセッション開始早々から順調にペースアップ。最初の走行で1分31秒台を記録して2番手につけ、その後はマシンのベース・セッティング向上を目指して作業に集中した。3回目の走行ではその成果を確認しながら、3ラップ連続で1分32秒台を下回るハイペースを披露。最終的にはトップのビニャーレスから0.503秒差の1分31秒482で第1セッションを6番手で終えている。

第2セッションではほとんどの時間帯でハード・コンパウンドのタイヤを使用してセッティングに取り組み、最後の7分でソフト・コンパウンドに履き替えてタイムアタックを行った。するとすぐさま2番手に浮上したもののポジションを守り切ることはできず、最後の2ラップで記録した1分30秒733で5番手。トップとの差は0.329秒だった。

クアルタラロとモルビデリ、タイGP初日にトップと3番手獲得

PETRONAS Yamaha Sepang Racing TeamのF・クアルタラロとF・モルビデリは、タイGPのフリープラクティス初日でそれぞれトップと3番手を獲得して絶好調。

クアルタラロはMotoGPで初めて走るコースに素早く適応し、1ラップの速さだけでなく、コンスタントにペースを維持する安定した走りを披露。午前中の第1セッションで2番手につけると、午後からの第2セッションではコンマ8秒近く短縮する1分30秒404でトップに立った。

チームメイトのモルビデリも、このところの好調を維持して絶好のスタート。第1セッションで7番手につけ、第2セッションでは1秒近く短縮する1分30秒625を記録して3番手に浮上した。

RACE RESULT

COMMENT

Monster Energy Yamaha MotoGP
M・ビニャーレス選手談(フリー走行総合2番手/1分30秒597)

「このコースではいつも非常に速く走ることができます。もう少し伸ばせる部分もあると思いますが、現状にはとても満足しています。今日は良い仕事ができましたし、明日、もう一度、さらに上げていくチャンスが残っているので、予選セッション終了後、どのポジションにつけているか楽しみです。今日のところはラップタイムもリズムも上々。明日、もう一歩、前進を目指します」

V・ロッシ選手談(フリー走行総合5番手/1分30秒733)

「ヤマハ勢がみな上位につけることができたので、とても良かったと思います。とくにタイムアタックのためにソフト・コンパウンドのタイヤを履いたときには、マシンが非常によく走ってくれました。その一方で決勝用セッティングでは課題も残っている状態。ライバルたちもとても強いので、前後タイヤのチョイスを正しく行うことが重要です。タイムアタックに不安はありません」

M・メレガリ、チーム・ディレクター談

「昨年の経験から、ここチャンギ・インターナショナル・サーキットはヤマハのマシンとの相性がとても良いことがわかっています。今日は両セッションとも順調で、おもに電子制御システムの調整、さまざまなタイヤ・スペックのテスト、さらには新型エキゾーストも試しましたが、一度も問題にぶつかることはありませんでした。ライダーたちもタイムアタックでは良い感触をつかんでいるので、明日は決勝用セッティングでもっと上を目指していきます。明日の雨の可能性を考えれば、ふたりが今日の時点でトップ10を獲得していることが重要です」

PETRONAS Yamaha Sepang Racing Team
F・クアルタラロ選手談(フリー走行総合トップ/1分30秒404)

「今日は一日中、とても順調でした。たくさんの仕事を予定通りにこなし、その結果として、タイムアタックでのスピードもライディングのリズムにも好感触を得ることができました。明日はタイヤ・テストに少し時間を割く必要がありますが、今までのところは自分のパフォーマンスに満足しています。マルコ(マルケス)の強さは承知の上。私たちとしては自分のペースに集中して、少しでも差を縮めていけるよう努力するだけです。いくつか試してみたいこともあるので、今夜もチームとともに作業を続けます」

F・モルビデリ選手談(フリー走行総合3番手/1分30秒625)

「午後のセッションで3番手に入ることができました。明日の天気がどうなるかわからないなかで、このような好位置を獲得できてほっとしています。マシンがよく走ってくれて、ロングストレートを含む第2セクションでトップタイムを記録できたことは非常にうれしいこと。チームも大きな手ごたえを感じています。明日、雨になった場合のマシンの状態をよく見ていく必要がありますが、現時点では十分なスピードが出ており、とても順調です。もちろん、これからさらに向上を目指していって、予選では前の2列までに入ることを目標にがんばります」

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