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ロードレース世界選手権 MotoGP(モトGP)

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMotoGPクラスに関する情報をお届けします。

Rd.11 8月11日 オーストリア

RACE DATA

■大会名称:MotoGP第11戦オーストリアGP
■開催日:2019年8月10日(土)予選結果
■開催地:スピールベルグ/オーストリア(4.326km)
■コースコンディション:ドライ
■気温:33度 ■路面温度:51度
■PP:M・マルケス(1分23秒027/ホンダ)

REPORT

ビニャーレス0.008秒差でフロントローを逃して4番手

ウイーク2日目に好調ぶりを見せたMonster Energy Yamaha MotoGPのM・ビニャーレスが、Q2ではわずか0.008秒差でフロントローを逃して4番手。チームメイトのV・ロッシはフリープラクティス第3セッションで大幅な前進を見せたものの、予選ではフィーリングをつかみきれずグリッド10番手となっている。

グリッド好位置を手に入れたいビニャーレスは、ピットレーンの先頭でQ2のスタートを待っていた。シグナル・グリーンとともに飛び出し、前方が完全に開けた状態で一気にペースを上げてゆく。1ラップ目でトップタイムマークしたあと2ラップ目も好調を確認したが、その後、他車が上回り2番手へと後退した。

すばやくピットに戻ってリアタイヤをソフト・コンパウンドに変更。残り約9分で再度アタックに挑んだ。そして始めは第1セクションで自己ベストを記録したものの、3ラップ目と4ラップ目では後半のセクションで後退。5回目のトライで1分23秒523へと更新したが、順位を上げることはできなかった。最後の2ラップでも更新ならず、トップから0.496秒差の4番手でセッションを終えている。

チームメイトのロッシもビニャーレスと同様のミディアム/ミディアムで最初の走行に臨んだ。1度目のトライで4番手を狙ったが、次のラップではライバルたちもペースを上げたため7番手へ後退。すぐさま反応したロッシが1分23秒899へ上げると一旦は2番手へ浮上したものの、再び全体のペースが上がって7番手に逆戻りしてしまった。

残り7分でピットに戻り、2分弱の作業を終えて2度目のトライ。身体を伏せて懸命にペースアップを図ると1分23秒817を記録して6位へ上がったが、最後の2ラップで伸ばせず10番手まで後退してセッションを終えた。トップとの差は0.790秒差。

クアルタラロが2位獲得

PETRONAS Yamaha Sepang Racing TeamのF・クアルタラロが予選2番手を獲得し、今季6度目のフロントロー。チームメイトのF・モルビデリは14番手からの挽回に挑む。
クアルタラロは期待を超えるほどの素晴らしい走り。Q2では驚異的とも言えるスピードを発揮してトップに0.434差の2番手を獲得した。決勝用セッティングでもこれと匹敵する速さを見せており、自信を持って明日の戦いに臨む。

一方のモルビデリは実力を出し切れないまま14位に留まり、グリッド4列目。レース序盤は苦しい戦いを強いられるが、このウイーク中はおもに安定性向上を重視し、終盤でグリップが落ちたあともペースを維持することを目標としてきただけに、その成果が期待されている。
オーストリアGPは現地時間14:00にスタート。全28ラップで競われる。

RESULT

COMMENT

Monster Energy Yamaha MotoGP
M・ビニャーレス選手談(予選4番手/1分23秒523)

「今日は作業がとても順調に進んだので満足しています。でもストレートではどうしてもコンマ数秒遅れてしまうので、ブレーキングとコーナリング・スピードで取り返さなければならない状況は続いています。ここを改善するために、このあとも懸命に作業に取り組まなければなりません。コーナーではマシンが好調に動いてくれていて、シャシーがとても良い状態です。明日の天気はわかりませんが、どうなろうと冷静に対処し、ベストを尽くすのみ。コンディションは誰にとっても平等ですから、私たちにできることは、グリップが落ちたときに、いかに速く走るかを追求することだけです」

V・ロッシ選手談(予選10番手/1分23秒817)

「午前中のフリープラクティス第3セッションは絶好調でした。決勝用のタイヤで非常に良いペースが出ていたのです。でも第4セッションでは、レース後半でグリップが落ちたときの状態を確認するために使い込んだタイヤを履いてみたらかなり苦しい状態でした。順位も一気に下がってしまいましたが、これは現実的ではないと思っています。みんなが新品タイヤを履いているときに、私はユーズド・タイヤを使っているのですから。いずれにしてもグリッド10番手はうれしい結果ではありません。当然、もっと上を狙っていましたが、予選セッション中に何度かミスをしてしまい、全力を出し切ることができませんでした。問題は5番手から12番手までが非常に接近していることです。4列目からのスタートは難しいですが、自分自身のペースは好調です。決勝では大勢がスピードを競ってくるわけですから、コンディションを見極めることも重要です」

M・メレガリ、チーム・ディレクター談

「スピールベルグの路面グリップはとても良い状態なので、そのことを私たちのアドバンテージとして有効に使えるよう挑んできました。そしてその結果、決勝に向けたセッティング作業のなかで一歩前進があったのです。でも正直なところを言えば、もっと前へ行けると考えていました。具体的にはふたりそろって2列目までに入ることを目標にしていたので、悔しい気持ちもあります。マーベリックは1000分の8秒差でフロントローを逃しましたが、プラクティス・セッションでは常にトップ3をキープしていました。ここまで非常に好調なので、チームとしてもしっかり集中し、彼が明日の決勝でトップ争いができるようサポートしていかなければなりません。バレンティーノもフリープラクティス第3セッションで大きく前進。ユーズド・タイヤを使って決勝用セッティングに取り組み、良い手ごたえを得ていました。Q2では残念ながら力を出し切れず、4列目からのスタートとなってしまいました。このコースはオーバーテイクが難しいので厳しい戦いになると思いますが、今晩と明日の午前中、さらに作業を続けて改良を目指していきます。ペースは悪くありませんし、ポテンシャルは持っているのですから」

PETRONAS Yamaha Sepan Racing Team
F・クアルタラロ選手談(予選2番手/1分23秒461)

「自分がどうやって走ったのかも覚えていません。ただ限界まで攻め、とくに最終ラップは絶好調だったということだけです。チーム一丸となってベストを尽くし、私たちにとってはポールポジションと同様の価値のある2番手を獲得することができました。明日がどんなことになるかは予想がつきませんが、とにかく、ここまでのチームのハードワークに感謝しておきたいと思います。GPが行われるサーキットのなかで最も厳しいと思っていたスピールベルグで、フロントローを獲得できるとは思っていませんでした。ペースは悪くないので明日の決勝でもベストを尽くします」

F・モルビデリ選手談(予選10番手/1分24秒270)

「今日はあまりペースが上がらず、コーナー進入で十分なスピードを維持することができませんでした。リア・トラクションに課題があり、自信を持って走ることができなくなっていたのです。明日のウォームアップ・セッションでいくつか変更を試し、決勝で力強い走りができるよう願っています。明日もまた難しいコンディションになりそうですが、どうなっても問題はありません。ただ好スタートを切り、前のライダーをパスし、チームの努力に報いるためにトップ10を目指すだけです」

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