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MotoGP

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMotoGPクラスに関する情報をお届けします。

Rd.10 8月4日 チェコ

 

RACE DATA

■大会名称:MotoGP第10戦チェコGP
■開催日:2019年8月2日(金)フリー走行、3日(土)予選、4日(日)決勝
■開催地:ブルノ/チェコ

CIRCUIT DATA

■開設:1987年
■コース長:5.403km
■サーキットレコードラップ:1分56秒027(2014年:D・ペドロサ)
■サーキットベストラップ:1分54秒596(2016年:M・マルケス)
■2018年の優勝者:A・ドビツィオーゾ(ドゥカティ)

REPORT

Monster Energy Yamaha MotoGP、ブルノでレース再開

夏季休暇が終了し、MotoGPが3週間ぶりに開催される。シーズン後半戦のスタートとなる第10戦チェコGPはMonster Energyが冠スポンサーとなっていることもあり、この日を待ち望んできたM・ビニャーレスとV・ロッシはいつも以上に意欲を燃やしている。

ビニャーレスはこれまでにアッセンでの優勝とザクセンリンクでの2位など活躍を見せてランキング5位。ランキング・トップを100ポイント差、ランキング3位を36ポイント差で追う展開となっている。3週間の休暇中は家族や友人とともに過ごしながら、トレーニングにも励んでおりレース再開への準備は万端。ブルノ・サーキットでは2013年にMoto3で2位、ヤマハに加入した2017年には3位を獲得して表彰台に上っている。

チームメイトを5ポイント差のランキング6位で追うロッシにとって、ここブルノは、1996年に125ccクラスでグランプリ初優勝を果たした特別な場所。その後も1999年には250ccクラスで、2001年には500ccクラスでそれぞれ優勝し、MotoGPでも2003年、2005年、2008年、2009年と5勝を挙げるなど合計14回もの表彰台を獲得している。昨年、一昨年はいずれも4位に留まっており、今年こそは15回目の表彰台を狙う。

1930年からモーターサイクル・レースが行われており、当時は村や町の西部を抜ける29kmのロードコースで500ccマシンを走らせていた。1950年に初めてのチェコGPが開催され、1965年から1982年までWorld Grand Prix Championshipの舞台となってきた。1980年代に新たにサーキットが建設され、1987年にはFIMチェコGPを初開催。その素晴らしい雰囲気と景色の美しさでレースファンやライダーを魅了した。自然の窪地を利用して設計されたコースは、観客席から白熱の戦いを見渡せるようになっている。

クアルタラロとモルビデリが夏休み明けのMotoGPに準備万端

3週間の夏期休暇が終了し、今週末、第10戦チェコGPがブルノ・サーキットで開催される。PETRONAS Yamaha Sepang Racing TeamのF・クアルタラロとF・モルビデリは戦いの再開を心待ちにしている。

今シーズンはすでに2回の表彰台を獲得するなど実力を見せてきたクアルタラロ。5月に腕上がりの症状で手術を受けたあとも好調が続いていたが、前回のドイツGPではノーポイントを喫してランキング8位となっている。長い休養を経て十分に回復した今、今季3度目の表彰台獲得を目指して戦いに挑む。

チームメイトのモルビデリは第9戦終了時点でランキング11位。ライディング・スタイルもYZR-M1も相性の良いこのコースでトップ10復活を狙う。

現地時間8月2日(金)9:55にフリープラクティス第1セッションがスタート。決勝は8月4日(日)14:00から行われる。

COMMENT

Monster Energy Yamaha MotoGP
M・ビニャーレス選手談

「非常にポジティブな気持ちでシーズン後半戦をスタートすることができます。アッセンの優勝、ザクセンリンクの2位と好調が続いていたので、正しい方向へ進んでいるという確信と良い仕事をしたうれしさを感じながら休暇を過ごせたことが良かったと思います。束の間の夏休みを楽しみながら、同時に、レースの再開に備えて心身ともに強化するための多くのトレーニングを行ってきました。ここからの2回はどちらも大好きなコースですが、好成績を勝ち取るためにはハードワークが必要です。ポテンシャルをすべて発揮して進化を確かめたいと思っています。大好きなブルノで100%の力を注ぎ、一歩一歩、前進を目指します」

V・ロッシ選手談

「シーズン前半戦を終えて束の間の休息をとることはとても重要です。でも今はもう、グランプリの再開が待ち遠しくて仕方がありません。またM1に跨って、シーズン後半の戦いに気持ちを集中したい気持ちでいっぱいです。第10戦と第11戦は2週連続で行われるので、好調を維持して好成績を狙っていかなければなりません。シーズン後半戦は、ここからさらに前進を目指し、2020年に向けた準備を始める重要な時期なのです。ブルノは好きなコースです。チームとともに良い仕事をして、良い週末を過ごしたいと思っています。好成績を目指してベストを尽くします」

M・メレガリ、チーム・ディレクター談

「夏休みの間にしっかり充電を済ませ、また戦いに戻る時がやって来ました。今はもう待ちきれないような気持ちです。マーベリックとバレンティーノは休息をとりながら後半戦に備えてトレーニングに励んできました。まさに十分に機が熟しているのです。シーズン後半戦はチェコ、オーストリアの2連戦から始まります。この間はハード・プッシュを継続し、ふたつのレースの合間にはブルノ・サーキットでテストも予定しています。今年のチェコGPはMonster Energyが冠スポンサーとなっているため、私たちにとってはいつも以上に特別な大会になります。ここでMotoGPファンとともに素晴らしい雰囲気を享受できることをうれしく思っていますが、同時に、大変なハードワークの始まりなのです。ウイーク初日からポテンシャルを十分に発揮し、トップを目指していきます。ベスト・リザルト獲得のために、いつものように100%の力を尽くします」

PETRONAS Yamaha Sepang Racing Team
F・モルビデリ選手談

「ブルノ・サーキットはGPサーキットのなかでも最も素晴らしいコースのひとつ。ヤマハのマシンにも合っているようなので、とても楽しみにしています。ここ数戦は絶好調が続いており、その状態を維持したまま後半戦をスタートできるよう願っています。目標についてはライバルたちの状況にもよるので明確には言えませんが、いいバトルができると思っていますし、トップ5を狙っていくつもりです」

F・クアルタラロ選手談

「ブルノ・サーキットは高速で、マシンの向き換えを何度も要求されるとても楽しいコース。ストレートはあまり多くありません。夏休みの間に腕と肩を治療することができましたし、シーズン後半戦に備えてハードなトレーニングもこなしてきました。腕と肩の状態が順調に良くなってきていることはモトクロス・ライディングのなかで確認できていますが、MotoGPの実際のレースでどのような反応があるかということも楽しみにしています。目標は依然としてトップ8です。予選での速さはすでに実証済みなので、今後はそこからさらに成長できるよう頑張ります」

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