ロードレース世界選手権 MotoGP(モトGP)
ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMotoGPクラスに関する情報をお届けします。
Rd.15 10月12日 日本
RACE DATA
■大会名称:MotoGP第15戦日本GP
■開催日:2014年10月10日(金)フリー走行、11日(土)予選、12日(日)決勝
■開催地:日本/もてぎ
CIRCUIT DATA
■開設:1997年
■コース長:4.801km
■サーキットレコードラップ:1分45秒589(2012年:D・ペドロサ)
■サーキットベストラップ:1分44秒969(2012年:J・ロレンソ)
■2013年の優勝者:J・ロレンソ
REPORT
Movistar Yamaha MotoGP、3連勝を目指し日本へ!
2週間前のアラゴンGPでJ・ロレンソが見事な優勝を成し遂げたばかりのモビスター・ヤマハ・MotoGP。今週からはヨーロッパを離れ、3戦連続のフライアウェイ・レースに挑む。その1戦目はヤマハのホーム、日本GPだ。
ロレンソのチームメイトのV・ロッシは、アラゴンでの転倒で頭部を激しく打ち心配されたが、幸い大きな怪我はなく、今回は万全の状態で出場できる見通し。ツインリンクもてぎでは過去に数多くの好成績を残しており、最高峰クラスでは2001年と2008年に優勝。2000年、2002年、2003年、2004年、2006年、2009年は2位。2010年は3位を獲得している。
一方のロレンソも、もてぎとの相性は抜群。2009年と2013年は優勝を果たし、2011年と2012年は2位を獲得して、過去6年の間に4回の表彰台に上っている。今回は好調をキープして、2年連続となる優勝を狙う。
ツインリンクもてぎは1997年、ホンダがマシンテストを目的に建設したサーキット。その2年後に初めてMotoGPが開催されると、たちまちモータースポーツ・ファンに受け入れられた。そして2000年にはパシフィック・グランプリとしてGPカレンダーに加えられ、2004年からは鈴鹿サーキットに代わって日本GP開催コースとなっている。
COMMENT
V・ロッシ選手談
「前回のアラゴンは非常に厳しい展開になってしまったけれど、そのなかにもいくつもの成果を見ることができた。ひとつめは、決勝日のマシンは本当に素晴らしかったということ。グリッドについた途端にマシンに好感触を得ることができて、スタート後の何周かは前のマシンを順調に抜いていき、トップ3についていくこともできた。これはすべて、チームが良い仕事をしてくれたおかげだよ。そしてふたつめには、転倒した僕のほうも何ともなかったということ。ただあのあと2、3日は少し頭が痛かったけれどね! 今はとても調子が良くて3戦連続のフライアウェイ・レースを楽しみにしているよ。僕は日に日に調子が上がってマシンに乗っていても気分がよくなっているし、チームも本当に頑張ってくれているからね。ランキング2位争いも面白くなってきているので、今回もできる限り上のポジションを獲得できるようベストを尽くす。実はもてぎはあまり好きなコースではなくて、アラゴンも同様なんだけれど、それでもこれまでまずまずの成績を残してきた。今回もヤマハのホームGPで好成績を獲得するべく頑張るよ!」
J・ロレンソ選手談
「ホームコース、アラゴンでの優勝はとっても素晴らしい気分だった。難しいレースを制し、ついに2014シーズン初めての勝利を味わうことができたんだ。シーズン序盤が苦しかっただけに、信じられないくらいの喜びだよ。ウイークのなかでたくさんの問題を解決し、決勝日にも、チーム全体で見事な仕事を成し遂げた。そして今回は大好きな日本へ。去年はライバルのホームコースであるここもてぎで、最高の走りを見せて皆を驚かせた。2台のホンダを抑えての優勝は、ヤマハにとっての通算200回目の勝利でもあったんだ。本当に素晴らしいよ! 今年もまた、去年のように完璧なレースウイークにしたいね」
M・メレガリ、モビスター・ヤマハ・MotoGP、チームディレクター談
「フライアウェイ・レースが始まり、その1戦目に臨む。もてぎはバレンティーノもホルヘもお気に入りの高速コース。我々はいつも、この日本GPを楽しみにしている。天候が気になるところだが、難しい状況でもしっかり戦えることは、昨年の勝利で証明することができたと思う。金曜日に始まる最初のプラクティスでM1をセットアップし、どんな状況になろうともベストを尽くす。バレンティーノとホルヘがともに優勝を成し遂げ好調な今、我々は自信を持ってトップ争いに挑んでいくことができるのだ」