ロードレース世界選手権 MotoGP(モトGP)
ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMotoGPクラスに関する情報をお届けします。
Rd.14 9月28日 アラゴン
RACE DATA
■大会名称:MotoGP第14戦アラゴンGP
■開催日:2014年9月26日(金)フリー走行、27日(土)予選、28日(日)決勝
■開催地:スペイン/アラゴン
CIRCUIT DATA
■開設:2009年
■コース長:5.078km
■サーキットレコードラップ:1分48秒565(2013年:D・ペドロサ)
■サーキットベストラップ:1分47秒804(2013年:M・マルケス)
■2013年の優勝者:M・マルケス
REPORT
好調のモビスター・ヤマハ・MotoGPがアラゴンGPへ挑む
2週間前のサンマリノGPで大活躍したモビスター・ヤマハ・MotoGPのV・ロッシとJ・ロレンソが、第14戦のアラゴンGP出場のためスペインへ。今大会はロレンソのホームGPであると同時に、アラゴンの冠スポンサーとなったモビスターにとっても重要な一戦だ。
前回のミサノでホームコースでの優勝を果たしたロッシは、勢いをそのままに、昨シーズン初めて表彰台を獲得したアラゴンに臨む。シリーズポイントではライバルのD・ペドロサに1ポイント差まで迫っており、ランキング2位獲得を目指して上位陣とのバトルを狙っている。
一方のロレンソは、過去3年間に2位2回、3位1回と好成績をあげてきた。シリーズポイントでは前回までに177ポイントを獲得してランキング4位となり、5位以下に35ポイントの差をつけている。
モーターランド・アラゴン・サーキットはスペイン北部のアルカニス近郊に位置し、バルセロナからは車で数時間の距離。2010年からMotoGPコースとして加えられた。全長5.078kmのコースは高低差の変化が激しく、流れるような高速コーナーを多く持つ。
COMMENT
V・ロッシ選手談
「ホーム・グランプリで優勝したあとのレースなのでとても楽しみ。前回はウイークを通して作業が順調に運び、決勝でもそのまま良い走りができて好結果を獲得することができた。今回もまた、あのときと同じような展開を狙いたい。最大の目標はこの好調をキープし続けること。そして毎回、重要なポジションを狙っていくことだ。チャンピオンシップではダニにあと1ポイント。ランキング2位を目指し、このあとのすべてのコースで強さを発揮したい。ここまで一歩一歩前進してきて、ミサノでついに優勝を果たすことができた。これをシーズン終了まで続けていくことが重要だ。今は確かに、正しい道程を歩んでいるよ!」
J・ロレンソ選手談
「モーターランドは素晴らしいサーキット。でも未だに優勝したことのないコースのひとつでもあるんだ。過去の経験では、このコースレイアウトがライバルたちにマッチしていてどうにもかなわなかったが、今年はテストも行って経験とデータがあるので、もっと近づくことができると思っている。常にシーズン初優勝を目指しているのに、前回も実現しなかった。でも結果だけにこだわることよりも、ウイークを通じて良い仕事ができるように、そしてその成果として何か得られるものがあるなら素晴らしいと思っているんだ。結果は誰にもわからない。昨年はホンダのコース、もてぎで優勝して大きな驚きがあった。同じことが、ここアラゴンでできないとは思わないよ」
M・メレガリ、モビスター・ヤマハ・MotoGP、チームディレクター談
「自信を持って、ここアラゴンにやってきた。でも栄光にあぐらをかくつもりはまったくない。前回のミサノは確かに素晴らしい出来で、ライダーとチーム・メンバーのハードワークのおかげですべてがぴったりとはまった格好だった。今回もまた、金曜日の朝から同様の熱心さで仕事に取り組み、同様の結果を導き出したいと考えている。このコースでは今年初旬にテストを行ってデータを収集しているので、それがいくらかでもアドバンテージになってくれるだろう」