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Yamaha Motor Revs Your Heart

レース情報

ロードレース世界選手権 MotoGP(モトGP)

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMotoGPクラスに関する情報をお届けします。

Rd.12 8月30日 インディアナポリス

RACE DATA

■大会名称:MotoGP第12戦インディアナポリスGP
■開催日:2009年8月28日(金)1日目フリー走行、29日(土)予選、30日(日)決勝
■開催地:インディアナ州/インディアナポリス・モーター・スピードウェイ

CIRCUIT DATA

■開設:1909年
■コース長:4.216km
■サーキットレコードラップ:1分49秒688(2008年:V・ロッシ)
■サーキットベストラップ:1分40秒776(2008年:V・ロッシ)
■2008年の優勝者:V・ロッシ

REPORT

タイトル争いの分岐点

第11戦終了時点でランキングトップと2位につけている、フィアット・ヤマハ・チームのV・ロッシとJ・ロレンソは今週末、今季2回目のアメリカ開催となるインンディアナポリス大会を迎える。ふたりのポイント差は50ポイントあるが、あと6戦が残っているためタイトル争いはこれからが本番。今回も熾烈な戦いが予想される。

ロッシは前回のブルノで今季5度目、自己通算160回目の表彰台に上り、グランプリ史上最多の表彰台獲得回数を記録した。昨年の同大会は台風に見舞われ、激しい風雨のために8ラップ短縮して終了。そのなかでロッシは果敢な走りを見せて優勝を飾っている。7月初旬に行われた1回目のアメリカ大会、ラグナセカでは優勝を逃していることもあり、今回はその雪辱を果たすべく意気が上がる。土曜日の夜には、ここからほど近い場所で開催されるダートトラック・レース、インディー・マイルに姿を見せることになっている。

一方のロレンソにとっても、ここインディアナポリスは特別なサーキット。昨年の同大会で3位を獲得し、雨の中のレースで初めての表彰台獲得を成し遂げた場所だからだ。ここ2戦は連続でノーポイントとなっているロレンソだが、ブルノのレース直後のテストでは好調ぶりを見せており、今回こそ運気を変えたいところ。

インディアナポリス・モーター・スピードウェイ は、257,000席もの観客席を設備する世界でも最大級のサーキット。インディー500やオールステート400などの開催地としても知られている。1909年の創立当時は2.5マイルのオーバルコースだったが、昨年、モトGP開催のために、この歴史あるオーバルに16のコーナーを加えてロードレー ス・コースが新たに建設された。昨年は異例の悪天候に見舞われたが、例年の8月下旬の平均気温は15度から25度と最適で、各チームがその好コンディショ ンを期待している。

COMMENT

V・ロッシ選手—“どんなことも起り得る”

「2008年のインディーは特別なものだったよ。世界でも最も有名なコースを初めて走ったんだからね。初レースがどんなものになるのか始めはわからなかったけれど、実際に走ってみるととても順調で、ドライでもウエットでも速いペースで走行できた。とは言ってもレースは毎回違うもの。今回も金曜日の午後にプラクティスが始まるまでは何もわからないというのが正直なところだね。去年はハリケーンに見舞われて大変だったんだけれど、今回は‘ノーマル’なコンディションを誰もが望んでいるよ! 前回のブルノでも話したことだけれど、今の段階で気を抜いたりタイトルのことを考えたりするのはばかげている。これからどんなことでも起り得るし、ロレンソは2回のノーポイントを埋め合わせようと今回もかなり気合いが入っている。僕はひたすら、集中力をキープしていくだけ」

D・ブリビオ—“リラックスする暇はない”

「ブルノ後のテストは、おもに来年を見据えての課題に取り組んだが、とても順調に運んで多くの成果を得ることができた。今シーズンも現時点で非常に好調で、チャンピオンシップをリードして50ポイントものリードを築いているが、バレンティーノが言うように気を抜く暇は少しもない。アメリカでのレースでは、いつもヤマハ・アメリカの仲間たちが強力なサポートをしてくれるので、我々もさらに志気を高めて、モチベーションを上げることができるようだ。昨年はマシンがよく走ってくれたので、今回もそうなるように期待している。でもハリケーンはもういらないよ!」

J・ロレンソ—“準備万端”

「インディーは、僕がモトGP1年目にウエット・コンディションで初めて表彰台を獲得したサーキット。それだけに特別な思い入れがあるんだ。でもあのときは天候が最悪で、ハリケーンの風雨がかなり激しかったから、本当ならもっと早めに中断するべきだったかもしれない。今回は、少なくとも去年よりは状況が良くなるだろうし、そうなることをみんなが期待しているよ。前回、前々回は結果にはつながらなかったけれども、ウイーク初日からスピードも上がっていたし調子はとても良かった。だから今回も自信を持って臨むことができる。100年の歴史を持つこのコースで、チャンピオンシップのことは考えずに、ただ優勝だけを目指して戦っていきたい。この次はすぐにミザノがあって忙しいけれど、準備は万端整っているよ!」

D・ロマニョーリ—“やる気充分”

「昨年はホルヘが雨のなかで素晴らしいレースを見せてくれた。そして彼自身にとっても非常に重要なレースになった。でも今年はもっと良いコンディションのなかでレースをしたいね! チームのみんながアメリカでのレースが大好きで、今回もとても楽しみにしている。前回、前々回があのような結果だったので、皆でベストを尽くし、上位を目指して戦っていきたい。そして、これからのファイナル・ステージに向けて準備を整え、しっかりと取り組んでいきたいんだ」

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