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Yamaha Motor Revs Your Heart

レース情報

ロードレース世界選手権 MotoGP(モトGP)

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMotoGPクラスに関する情報をお届けします。

Rd.11 8月16日 チェコ

RACE DATA

■大会名称:MotoGP第11戦チェコGP
■開催日:2009年8月14日(金)1日目フリー走行、15日(土)予選、16日(日)決勝
■開催地:チェコ共和国/ブルノ

CIRCUIT DATA

■開設:1987年
■コース長:5.403km
■サーキットレコードラップ:1分57秒199(2008年:C・ストーナー)
■サーキットベストラップ:1分56秒191(2006年:V・ロッシ)
■2008年の優勝者:V・ロッシ

REPORT

フィアット・ヤマハ・チームのV・ロッシとJ・ロレンソは2週間の夏季休暇を終え、今週末、第11戦チェコGPを迎える。前回のイギリスGPは残念な結果に終わったものの、シリーズポイントでは依然として1位と2位をキープし、これから終盤の7戦に挑んでいく。

チェコGPが行われるブルノ・サーキットは、ロッシが1996年、125ccクラスでグランプリ初優勝を成し遂げた思い出の場所。以来250ccクラスで1回、モトGPクラスでは昨年も含め4回の勝利を重ねたほか、2位を3回記録している。前回のドニントンではトップ走行中に転倒してしまったが、その後再スタートして5位まで挽回。結果的にはランキング2位で続くロレンソとの差を25ポイントに拡大することができた。

そのロレンソもまた、ブルノではいくつもの好成績を残しており、125ccクラスで1回、250ccクラスで2回、いずれもポール・トゥ・フィニッシュで優勝を飾っている。昨年はひとつ前のアメリカGPで足を負傷し、怪我を抱えたままでの出場となり10位に留まったが、今年はシーズン序盤の怪我も完治し、万全の状態で臨めることから好成績が期待される。目標はランキングトップのロッシとの差を縮めることだ。

ブルノは、1965年に全長14kmの公道コースを使用して初めてのグランプリが開催されて以来、今年で40回目を迎える。近代的なサーキットに生まれ変わった今も、曲がりくねったシケインや激しい高低差など、当時の公道コースの特徴を多く残している。そのバランスの良さからテストコースとしても評価が高く、フィアット・ヤマハ・チームは今回のレース後にテストを予定しており、それはシーズン折り返し地点での重要なものとなるだろう。また今回からの新しいルールとして、シーズン終了までの7戦において、各ライダーが使用できるエンジンが5個までに限定されることとなった。これを越えた場合は10ポイントの減算が科せられる。

COMMENT

V・ロッシ-"休息と休養"

「今年の夏休みはいつもより短かったけれど、その中でもしっかりとバッテリーの充電ができたよ。ゆっくり休んでリラックスして、今はとてもいい気分。前回のレースは最高というわけにはいかなかったけれど、最後には何とかいいところまでいって、ポイントではレース1回分のアドバンテージを築くことができた。とは言っても、決して油断するわけにはいかない。ライバル達がかなり手強いし、休み明けのブルノでは、みんながベストの状態で臨んでくるだろうからね。ここは素晴らしいコースだし、グランプリ初優勝を成し遂げた思い出の場所でもあるから、何としても今回、いいレースをして好成績を挙げたいと思っているよ」

J・ロレンソ-"表彰台復活を目指して"

「久しぶりのレースだからすごく楽しみなんだ!しばらく休めたのはいい気分転換になったし、この間にジムに通ったりして体調を整え、ラグナセカでの怪我をしっかりと治すことができ、良かったと思う。おかげで今は、ドイツやイギリスのときと比べてずっと調子が良くなっているし、バイクに乗れるのが楽しみで仕方がないよ。ブルノのコースは大好きで、今までに何度か好成績もあった。優勝もね。今回はとにかく頑張って戦って、最終的に表彰台に復活することが目標」

D・ブリビオ-"バレンティーノ&ヤマハと好相性のサーキット"

「短い休暇が終わり、このブルノからまたシーズン後半の戦いが始まる。バレンティーノにとってもヤマハにとってもここは相性の良いコースで、これまでにも何度も好成績を残してきた。今回もこのアドバンテージを生かして、チャンピオンシップのリードをさらに拡大したいと思っている。バレンティーノはここでいつも上位をキープしているし、とくに昨年はここからタイトル奪還への戦いがスタートしたという意味でとても印象的な場所になっている。今年も我々は絶好調でこのレースを迎えており、この調子をできる限り高いレベルで維持したいと思っている。トップグループの戦いは非常に激しくなってきているので、今回も素晴らしいショーをお見せできるよう頑張りたい」

D・ロマニョーリ-"グレイト・モチベーション"

「後半戦の7戦を目前にして、この短い休暇がバッテリーの充電には絶好のチャンスとなった。ホルヘはラグナセカでの怪我を癒して体調を整えることができ、このブルノは万全のコンディションで臨むことができそうだ。彼も、またチームの皆も、ドニントンでのノーポイントのことは忘れて気持ちを切り替え、一丸となってモチベーションを高め、バレンティーノとの差を縮めていこうと頑張っている。今回からエンジンに関する新しいルールが施行されるが、ヤマハはこれまでもエンジンの耐久性には力を入れてきているので、大きな問題にはならないと確信している」

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