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Yamaha Motor Revs Your Heart

レース情報

ロードレース世界選手権 MotoGP(モトGP)

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMotoGPクラスに関する情報をお届けします。

Rd.04 5月17日 フランス

RACE DATA

■大会名称:MotoGP第4戦フランスGP
■開催日:2009年5月15日(金)1日目フリー走行、16日(土)予選、17日(日)決勝
■開催地:フランス/ルマン

CIRCUIT DATA

■開設:1965年
■コース長:4.180km
■サーキットレコードラップ:1分34秒215(2008年:V・ロッシ)
■サーキットベストラップ:1分32秒647(2008年:D・ペドロサ)
■2008年の優勝者:V・ロッシ

REPORT

表彰台を独占した2008年をもう一度

開幕以来の3戦でふたつのポールポジション、ふたつの優勝、3つの表彰台を獲得して絶好調のフィアット・ヤマハ・チーム。今週末はヨーロッパラウンド2戦目となるフランスはルマンへと向かう。V・ロッシはスペインGPの優勝によってシリーズポイントのリードを11ポイントに拡大してランキングトップをキープ。J・ロレンソはホームGPで残念な結果に終わっているが、今回は本来の実力を取り戻して雪辱を狙う。

ルマンは伝統的に、ヤマハとの相性が抜群のサーキット。昨年はロッシが優勝、ロレンソが2位、そしてテック3ヤマハのC・エドワーズが3位に入って表彰台を独占した。ロッシは2005年にもヤマハで優勝している他、これまでのキャリアのなかで優勝1回を含めて6回の表彰台も獲得している。また昨年の優勝は自己通算90回目を記念する一勝となり、それまでA・ニエトが持っていた記録に並んだことから、レース後にはニエトをリアシートに乗せてコースを1周するパフォーマンスも見せた。

今シーズン、ロッシはまた新たな記録達成を目前にしている。前回のヘレスでの優勝は通算98回目のもので、今回ルマンで優勝すれば、続くムジェロでのホームGPで、100勝目達成の可能性が出てくるのだ。ロッシとチームクルーは、ヘレスの決勝前夜に行ったセッティング変更が成功したことに自信を深めており、またブリヂストン製タイヤもこれまでのすべてのコースで好調をキープしていることから、ここルマンでもその勢いのままに勝利を目指す。

一方、ヘレスの決勝翌日に22歳になったばかりのロレンソは、ホームGPでの転倒という痛恨のミスによる遅れを取り戻そうと意気込んでいる。すでに今季一勝を挙げて実力を証明済み。ここでヘレスでの悪夢を払拭し、本来の状態に戻りたいところだ。昨年は、フランスGPの2週間前に行われた中国GPで転倒し両足首の骨にひびが入った状態で決勝に臨み、ロッシに続く2位を獲得するという快挙を成し遂げている。

ルマンのコースは前半部分が最も複雑。その第1コーナーはMotoGPコースのなかでも最速コーナーのひとつで、そのあとにいくつものタイト・シケインが続く。そして後半部分は短いストレートとヘアピンから成り、ハードブレーキング時のバランスやコントロール性はもちろん、各コーナー立ち上がりではフルブレーキングからフル加速への適切で俊敏な移行が要求される。

COMMENT

V・ロッシ—“特別な思い出”

「昨年の優勝は90回目の記念すべきものだったし、同時にアンヘル・ニエトの記録に並んで彼とタンデムできたことはすごく光栄なことだった。しかもあのときはヤマハが表彰台を独占したこともあったから、とても印象深い、素晴らしい思い出になっているんだ。今、僕らのチームは絶好調で、前回のヘレスでは優勝も果たしてさらに大きく一歩、前進することができた。ルマンは非常に特徴のあるコースだけど、ヤマハはいつも好調。今シーズンはいろいろな変化もあったが、きっと速さをキープできると信じているよ。第2戦と第3戦は連続していて大変だったけど、今回は1週間休むことができたので心身ともにリラックスして十分に充電した。準備は万端だよ!」

D・ブリビオ—“安定性を目標に”

「去年はバレンティーノが優勝し、ヤマハの3人が表彰台を独占するという最高のレースだった。今回も好調を維持したままこのレースを迎えていて、ここでも表彰台獲得を最優先に考えている。なぜならこうした安定性こそがチャンピオンシップのなかでは一番重要なものになるからだ。もちろん可能性があれば優勝だって狙っていくよ。このコースには素晴らしい思い出がいくつもあるが、今回もまたそれが増えていくようにと願っている」

J・ロレンソ—“新たな一頁を”

「次のルマンは、ヘレスでの転倒後、初めてのレースということになる。ヘレスでのことは本当に悔しくて悲しかったけど、今はもう過去のことだと思っているよ。すべてのことがまた新しく始まって、僕はまた一歩一歩、前へ進んでいかなければならないんだからね。そして一番の目標は表彰台への復活。自分自身の調子はいいし、伝統的なサーキットであるルマンは大好きなコースだから気合いが入るよ。それに僕のような映画好きにとっては、ルマンは世界で最も美しい街のひとつとして神話的な場所なんだ。過去にはここで何度か辛い思いもしているし、昨年もプラクティスで2度も転倒してしまったが、決勝結果はとても良かった。それまでにも各クラスで表彰台に上ってきたけれど、去年のヤマハでの表彰台は特別な思い出になっている。今はバレンティーノやコーリンと一緒に走れることがとてもうれしいし、ヤマハのみんなの笑顔を見ながら仕事をする瞬間を心から楽しんでいるので、今回もまたそうできるように頑張りたい。松葉杖をついて上った表彰台は初めてだから生涯、忘れることはないだろう」

D・ロマニョーリ—“前進あるのみ”

「ホルヘは昨年、体調が万全でないなかで素晴らしい走りを見せてくれた。前回のヘレスは非常に残念な結果になったが、今はこのルマンで、いやな思い出を忘れられるように頑張るだけだ。ルマンのコースは基本的にヤマハのマシンに合っているので、最高のパフォーマンスを引き出せるように全力を尽くしたい」

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