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Yamaha Motor Revs Your Heart

レース情報

ロードレース世界選手権 MotoGP(モトGP)

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMotoGPクラスに関する情報をお届けします。

Rd.15 9月24日 日本

RACE DATA

■大会名称:MotoGP第15戦日本GP
■開催日:2006年9月22日(金)フリー走行2
■開催地:栃木県/ツインリンクもてぎ(4.801km)
■コースコンディション:ドライ
■気温:24度 ■路面温度:29度

REPORT

ロッシ、エドワーズともに好調!

キャメル・ヤマハ・チームのV・ロッシとC・エドワーズは、第15戦日本GPを理想的な形でスタートした。二人は午前と午後の2回のセッションで常に上位をキープ、それぞれ総合1位と4位でこの日の走行を終えた。先週のフィリップアイランドは高速で流れるようなレイアウト。そして今回はまったく性質の異なるストップ&ゴーのコースへと変わったが、二人はすぐに適応して決勝用のセッティングに取り組むことができた。そしてさらにリアタイヤにソフトコンパウンドを履いて、明日のタイムアタックに備えてテストも行った。

ロッシは午前中のフリープラクティスセッションで2番手のタイム。午後はさらにペースを上げると速さと安定性を見せつけてトップに立った。また決勝用タイヤを履いて記録した1分48秒044のタイムは決勝中のラップレコードに迫るペース。2日後に迫った決勝に向けて非常に良い状況だ。一方のエドワーズは前回オーストラリアでも予選で好調だったが、その勢いをそのままに今日も印象的な走りを披露した。第2セッションは48秒台前半を記録して長時間に渡ってトップタイムをキープ。終盤になると他のライダーたちが予選タイヤを履き始めたこともあり4番手に後退した。

RESULT

順位 ライダー チーム マシン タイム
1 V・ロッシ Camel Yamaha Team Yamaha 1'46.981
2 中野 真矢 Kawasaki Racing Team Kawasaki 1'47.315
3 M・メランドリ Fortuna Honda Honda 1'47.449
4 C・エドワーズ Camel Yamaha Team Yamaha 1'47.581
5 N・ヘイデン Repsol Honda Team Honda 1'47.610
6 T・エリアス Fortuna Honda Honda 1'47.646
7 L・カピロッシ Ducati Marlboro Team Ducati 1'47.731
8 J・ホプキンス Rizla Suzuki MotoGP Suzuki 1'47.915
9 R・ド・ピュニエ Kawasaki Racing Team Kawasaki 1'47.982
10 K・ロバーツ Team Roberts KR211V 1'48.002
11 C・ストーナー Honda LCR Honda 1'48.059
12 玉田 誠 Konica Minolta Honda Honda 1'48.160
13 S・ジベルナウ Ducati Marlboro Team Ducati 1'48.313
14 秋吉 耕祐 Team Suzuki MotoGP Suzuki 1'48.317
15 D・ペドロサ Repsol Honda Team Honda 1'48.389
16 松戸 直樹 Kawasaki Racing Team Kawasaki 1'48.722
17 C・バーミューレン Rizla Suzuki MotoGP Suzuki 1'49.488
18 J・エリソン Tech 3 Yamaha Team Yamaha 1'49.683
19 A・ホフマン Pramac d'AntinMotoGP Ducat 1'49.761
20 C・チェカ Tech 3 Yamaha Team Yamaha 1'49.889
21 J・カルドソ Pramac d'Antin MotoGP Ducat 1'51.138

COMMENT

V・ロッシ選手談(フリー走行1番手/1分46秒981)

「すごくいい気分。とても良いスタートが切れた。コースはグリップがいいしミシュランは昨年のこの大会と比べてかなり進歩している、とくにフロントがね。今回新しいフロントが投入されて、それがブレーキングでとても良くグリップしてくれるので、今日は初めから最高の走りができた。だからとっても楽しかったんだ! ペースはすごくいい。でも同じようなリズムのライダーが大勢走っていたから、日曜日の決勝はすごい戦いになりそうだ。今日のベストラップは予選タイヤを履いて出したもので、マシンも完璧なので明日もきっとうまくいくと思う。コーリンも先週同様、とても速かった。つまりこの数週間、われわれのYZR-M1がとても良い状態にあるということ。チャンピオン争いでもこのレースが非常に重要になるので、こうして好スタートが切れたことはとてもうれしい。明日もこの好調を続けられるよう頑張りたい」

C・エドワーズ選手談(フリー走行4番手/1分47秒581)

「前回のフィリップアイランドでは、状況をすっかり変えてしまうほどの大きな進歩が見られた。そしてそのマシンを今朝、コンテナから引っ張り出してみると、そのまますぐにここにも適応したという感じ。基本的にはセッティングを少しソフトにしたんだけど、それだけでまったく違うマシンのように感じられたんだ。もてぎとフィリップアイランドは明らかに性質が違うんだけど、セッティングをほんの少しモディファイしただけで、うまくいってしまったんだ。スタッフがとても頑張ってくれているし、もう一日時間があるのでもっともっと良くなっていくだろう。今日は予選タイヤを使用したが、通常なら金曜日から使うことはほとんどない。ラップタイムにもとても満足していて、この後も前進あるのみ。一歩たりとも後退しないように、また日曜日には自信を持って臨めるように頑張っていきたい」

D・ブリビオ、キャメル・ヤマハ・チーム監督談

「コーリンがセッションのほとんどでトップをキープできたことがとてもうれしい。我々としてはこの好調をキープして、彼のフィーリングをより良くしていけるように支え続けていきたい。バレンティーノも好調なスタート。二人そろって初めから気分良く乗れるということは非常に有利。ハードにプッシュしていけるので、そこからさまざまな貴重なデータが得られるからだ。今は二台ともセッティングがうまくいっている状態なので、明日は雨が降るとも言われているが、もしも降ったとしても心配ない。フリープラクティスで予選タイヤを履いたことについては、以前にもマレーシアGPで同じことをしているが、これは土曜日の予選に備えての情報収集。そんなことはないだろうと思うけれど、今日の時点で好タイムを出したことでチームの皆の頭の奥には一つのことが浮かんでいる。マレーシアのときのようなことがないだろうかってね」

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