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全日本トライアル選手権 IAスーパー

ヤマハの参戦ライダー、マシンなど IAスーパーに関する情報をお届けします。

Rd.07 10月21日 東北

RACE DATA

■開催日:2018年10月21日
■開催地:宮城県・スポーツランドSUGO
■観客:1,100人
■気温:18度
■天候:晴れ
■競技:8セクション×3ラップ+SS-2セクション
■持ち時間:4時間30分(8セクション×3ラップ)
■最多クリーン数:小川友幸(ホンダ)/20

REPORT

野崎史高、ランキング2位
黒山健一は僅差で3位表彰台

全日本トライアル選手権シリーズ(全7戦)もいよいよ最終戦となり、第7戦東北大会は今年も宮城県の「スポーツランドSUGO」で行われた。最高峰の国際A級スーパークラスにYAMAHA FACTORY RACING TEAMから参戦している黒山健一(ゼッケン2)は、トライアル世界選手権の電動バイククラスに参戦したことにより全日本第4戦を欠場、第6戦終了現在ポイントランキング3位となっていた。一方、今年からファクトリーマシンTYS250Fiに乗り第3戦で圧勝、第5戦で今季2勝目をマークした野崎史高(ゼッケン3/YSP京葉xKEN OKUYAMA)はランキング2位となっており、最終戦で小川友幸(ゼッケン1)に勝てば、初のチャンピオンを獲得できる状況だった。

国際A級スーパークラスの競技は14名が出走、4時間30分の持ち時間で8セクションを3ラップした後、上位10名がより難易度が高くて見ごたえがあり、しかも観戦しやすい場所に用意された2つのスペシャル・セクション(SS)に挑んだ。当日は秋晴れの良い天気となったが、前日に降った雨が土の路面にしみこんでおり、ライダーが走ると路面が掘れてより滑りやすくなるなど難しい路面状況も選手たちの失敗を招いていた。とりわけ泥が付着したコンクリートの壁を助走なしで上る難関や二段になった崖登りなどが、大きく勝負を分ける結果となった。

黒山はトライアルの国別対抗戦(9月23日/チェコ)で右膝を負傷、今大会も痛みとの戦いとなったが、大会前日は「最終戦は全力でしっかり勝って今年をしめくくりたい」と話していた。一方、野崎も「勝ってチャンピオンを取れるように頑張ります」と闘志を燃やしていた。1ラップ目は、黒山が小川と手に汗を握る大接戦を繰り広げた。1ラップ目を終えた時点で二人は同じ減点9でトップに並び、黒山よりもクリーン(減点0)の数が一つだけ多い小川がわずかにリードしていた。一方、野崎は素晴らしいクリーンを見せる反面、減点5となる失敗も目立ち、1ラップ目終了時点で減点15と出遅れていた。とはいえ、あとまだ2ラップ目と3ラップ目、そしてSSもあり、予断を許さない接戦だった。

2ラップ目の黒山は、1ラップ目に減点5となっていた第4セクションの二段崖登りをクリーンするなど調子を上げてきたが、次の第5セクションのコンクリートの壁を上がるところでまさかの失敗。次のセクションでも減点5を重ね、好調の波に乗れないまま、2ラップ目の黒山は減点11となった。この時点で、2ラップ目を減点1で回った好調の小川との差は10点にひらいていたが、やはりまだ逆転の可能性は残されていた。また、野崎は黒山を8点差で追う展開となっていた。

3ラップ目は、黒山が減点10となり、ここまでのトータルで減点30。小川が3ラップ目も減点1でトータル11点となった結果、19点差がついたこの時点で、たとえSSを2つとも失敗して減点10を加算したとしてもまだ9点差のリードがある小川の1位が決まった。一方、3ラップ目は減点6と追い上げた野崎はトータル34点と、黒山と4点差でSSを迎えることになった。

SSは1つ目のセクションの巨大なタイヤを上るところで黒山が痛恨の失敗、野崎はSSを2つともクリーンしたため、野崎が黒山を逆転して、2位野崎、3位黒山となった。そして、ポイントランキングも2位野崎、3位黒山が決定した。

黒山は今シーズン、電動バイクの世界選手権に挑戦するという初の試みで世界ランキング2位をゲット。全日本は1戦欠場するとともに、終盤は怪我で苦戦しながらも、見るものを感動させる走りで来季への期待を高めた。また、惜しくもチャンピオンは逃した野崎だが、初めてのゼッケン2を獲得するとともに、来季はいよいよ初の王座に挑む。

RESULT

RIDERS RANKING

COMMENT

YAMAHA FACTORY RACING TEAM
黒山健一選手談(3位)

「今日は最後に失敗して逆転され3位となり、非常に残念でしたが、内容は来年につながるものでした。怪我の状態は、走れて良かった、というレベルです。医者からは入院して手術ということも言われていたので、それを断ってまで出ているので、本当に最後まで走れて良かったです。まだ回復はしていなくて、痛みを我慢しているだけです。来年の目標はまだちょっとわからないですが、もしまた電気バイクで世界選手権に行くことになれば、世界チャンピオンをめざします。そうなれば、多分また全日本は1戦欠場しなければならないかもしれないですが、全日本に全部出られるならば、全日本チャンピオンを狙います」

木村治男監督談

「残念ながら目標達成できなかった。選手もチームも良く頑張ったと思います。僕的には自分の不甲斐なさを感じていますので、来年に向けてシッカリとまたやり直して、負けているものも沢山ありますからそれをパワーに切り変えて。来年こそ、という感じで頑張りますので、応援よろしくお願いいたします」

YSP京葉×KEN OKUYAMA
野崎史高選手談(2位)

「今日は残念でした。取りこぼしがいっぱいあったので、一つ二つならよかったのですけれども、思い当たるだけで5つあったので。それがあると、やっぱり最強チャンピオンには勝てないですね。ところどころミラクル・クリーンがあったので、そのへんは良かったと思います。チャンピオンを取れなくて周りは残念ムードですが、12年くらいずっとランキング3位だったのが今日はランキングを2位に上げられたし、2位を獲得したという喜ばしいところもあるので、来年につなげられるようにまた頑張ります」

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