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Yamaha Motor Revs Your Heart

レース情報

全日本モトクロス選手権 IA

ヤマハの参戦ライダー、マシンなど全日本モトクロス選手権 IAに関する情報をお届けします。

Rd.01 4月5日 九州

RACE DATA

■大会名称:2015全日本モトクロス選手権第1戦九州大会
■カテゴリ:IA1・IA2
■開催日:2015年4月5日(日)
■会場:熊本県・HSR九州
■レース時間:25分+1周×2ヒート
■天候:雨のち曇り
■観客数:4,900人

REPORT

「YAMAHA FACTORY RACING TEAM」の復活、若手育成を担うユースチーム「YAMALUBE RACING TEAM」の発足と、チーム体制を一新して臨んだ2015全日本モトクロス選手権が、HSR九州(熊本県)で開幕した。トップチームのエース平田優が、事前テストでの怪我により欠場となったが、新たに加わった安原志がYZ450FMで最高峰のIA1クラスに出場。IA2にはユースチームから渡辺祐介がYZ250Fで決勝に臨んだほか、多くのヤマハライダーが2015年のチャンピオン獲得を目指して参戦した。

その決勝は、雨の影響によりマディのレースとなったが、IA1、IA2、レディース、IB-OPENそれぞれのクラスでヤマハライダーが表彰台を獲得し、幸先の良いスタートを切った。

IA1:安原が第1ヒートで5位入賞
第2ヒートは田中が3位表彰台

安原にとって、初の最高峰、初のYZ450FMでのレースとなった第1ヒート。そのスタートは、見事な加速でトップを争う。しかし、アウトに膨らんでしまいホールショットは逃したが、1周目を成田亮(ホンダ)、小方誠(ホンダ)、小島庸平(スズキ)、熱田孝高(スズキ)に続く5番手で終える。

序盤こそ上位進出を狙い、トップ4にくらいつく安原だったが、相手は全日本のトップライダー。周回を重ねるにつれて離され、中盤には単独走行になるが厳しいコンディションのなかでモチベーションを切らすことなくポジションをキープ。レース終盤には4番手の小島に迫るも届かなかったが、IA1初レースで5位入賞を果たす好スタートを切った。なお、トップ争いは成田、熱田、小方が接近戦を繰り広げたが、これを成田が制して優勝。2位は熱田、3位は小方となった。

続く第2ヒート、スタートは中団に飲み込まれ10番手あたりで1周目を終えるも、すぐに8番手まで順位を上げ入賞が可能なポジションでレースを展開。するとすぐに7番手のライダーへ接近するが、マディコンディションが安原を苦しめる。

中盤以降、何度もアタックを繰り返すがミスに繋がり前にでることができずリズムを崩すと、今度は後方のライダーに追いつかれて9番手に後退。その後も立て直そうと努力するが、順位をあげることができず、一つの目標であった入賞には届かず9位でフィニッシュ。初レースを5/9位の総合7位で終えた。

一方、第1ヒート、1周目の転倒が響き9位となっていた田中教世(TEAM TAKASE with YAMAHA)が、この第2ヒートは好スタートから1周目をトップでクリア。序盤は速いペースで後方を引き離しながらトップを快走するが、3周目にスリップダウンにより5番手まで後退してしまう。

それでも諦めることなく走行を続けるなかで、上位陣もミスなど後退して熱田、小方との三つ巴の 3位争いとなる。この中で安定感に勝る田中がバトルを制し3位のチェッカーを受け、IA1クラスにヤマハ初の表彰台をもたらした。優勝争いは、小島と成田の一騎打ちとなったが、中盤で小島を成田が逆転。その後もしばらくの間小島が後方から攻めるがおよばず、ディフェンディングチャンピオンの成田が、両ヒート優勝を獲得した。 

IA2:渡辺が第1ヒートで2位表彰台を獲得!

昨年怪我に泣いた渡辺選手が、厳しいマディコンディションのなかで行われたシリーズ開幕となる第1ヒートで2位表彰台を獲得。本来のポテンシャルに加え、アメリカで過ごしたシーズンオフの成果を成績で証明した。

レースは、ファクトリー勢の富田俊樹(ホンダ)、竹中純矢(スズキ)に続き3番手、さらにその後方には、同じくYZ250Fを駆る岡野聖(フライングドルフィン サイセイ)が続きヤマハの2人も好位置でレースをスタートする。序盤は、上位2名のペースが速く、少しずつギャップを広げられてしまうが、渡辺のペース自体は安定しており、3番手をしっかりとキープ。

その後は我慢のレースとなるが、中盤で逆転を許した富田が転倒。これで渡辺が2番手に上がると、最後までポジションを守り2位でフィニッシュ。昨年の沈黙を破るとともに、チャンピオン獲得に向けて幸先の良いスタートを切った。なお、岡野は渡辺から遅れたが、最後まで安定した走りを披露して4位でチェッカーを受けた。優勝は竹中、3位は富田となった。

第2ヒートの渡辺は、スタートが決まらず集団に飲み込まれる苦しい展開。それでも1周目を終えて7番手に挽回すると、さらに一つ順位を上げて6番手から上位陣を追う。序盤は4番手までおよそ10秒程度のビハインド。レース時間を考えれば逆転も可能な範囲であったが後半に入りマシンにアクシデントが発生。走行することができずそのままリタイアとなってしまった。

ヤマハトップは岡野の6位。優勝は富田と田中雅己(ホンダ)が最後まで争ったが富田が逆転で優勝、2位は田中、3位は竹中となった。

レディース:安原さやが逆転で2位表彰台

今シーズンより、6戦の有効ポイント制から10レースのトータルでチャンピオンを争うこととなったレディースクラス。新型YZを駆る安原さや、伊集院忍の2人が好スタート。しかし、その直後に安原はスタックして順位を落としてしまう。1周目をトップで帰ってきたのは畑尾樹璃(カワサキ)、これに伊集院、昨年のチャンピオン竹内優菜(ホンダ)が続く。

5番手で1周目を終えた安原は、すぐに4番手に上がりトップ3の追撃態勢を整える。すると3番手の竹内がアクシデントで脱落、伊集院も捉えて2番手上がるとその後はマディを走り抜き畑尾に続く2位でゴール。伊集院も3番手でレースをすすめたが、ラストラップにアクシデントで後退し最終的には10位でレースを終えた。

IA1 RESULT Heat.1

順位 ライダー チーム マシン タイム
1 成田 亮 Team HRC Honda 27'39.588(13Laps)
2 熱田 孝高 Team SUZUKI Suzuki 27'45.415
3 小方 誠 Team HRC Honda 27'49.382
4 小島 庸平 Team SUZUKI Suzuki 28'57.177
5 安原 志 YAMAHA FACTORY RACING TEAM Yamaha 29'02.828
6 新井 宏彰 K・R・T Kawasaki 29'15.208
7 星野 裕 KTMうず潮レーシング福山 KTM 29'21.416
8 池谷 優太 TEAM RED ZONE Suzuki 29'37.375
9 田中 教世 TEAM TAKASE with YAMAHA Yamaha 29'43.016
10 伊藤 正憲 YSP浜北大橋Racing・Muc-off Yamaha 29'54.562
11 北居 良樹 KTMうず潮レーシング福山 KTM 29'55.459
12 三原 拓也 K. R. T. Kawasaki 27'40.804(-1Lap)
13 鈴木 正明 SRF 関東&秀明道場 Suzuki 27'43.722(-1Lap)
14 小林 雅裕 Honda 緑陽会熊本レーシング Honda 28'47.483(-1Lap)
15 高原 佳紀 SRFスポーツ九州 Suzuki 30'08.438(-1Lap)
16 星野 優位 SEKI Racing MotoRoman&KBF-RS Honda 29'16.941(-2Laps)
17 中村 泰介 RT MIKURA with ALL-ONE Yamaha 27'39.649(-3Laps)
18 高本 直 Dune☆Moto Yamaha 27'44.268(-4Laps)

IA1 RESULT Heat.2

順位 ライダー チーム マシン タイム
1 成田 亮 Team HRC Honda 28'42.652(13Laps)
2 小島 庸平 Team SUZUKI Suzuki 28'50.719
3 田中 教世 TEAM TAKASE with YAMAHA Yamaha 29'15.759
4 小方 誠 Team HRC Honda 29'40.106
5 熱田 孝高 Team SUZUKI Suzuki 30'03.186
6 星野 裕 KTMうず潮レーシング福山 KTM 30'05.994
7 北居 良樹 KTMうず潮レーシング福山 KTM 30'27.238
8 伊藤 正憲 YSP浜北大橋Racing・Muc-off Yamaha 30'30.689
9 安原 志 YAMAHA FACTORY RACING TEAM Yamaha 30'38.634
10 星野 優位 SEKI Racing MotoRoman&KBF-RS Honda 30'40.492
11 新井 宏彰 K・R・T Kawasaki 30'50.763
12 鈴木 正明 SRF 関東&秀明道場 Suzuki 30'51.289
13 池谷 優太 TEAM RED ZONE Suzuki 31'51.332
14 高原 佳紀 SRFスポーツ九州 Suzuki 30'20.294(-1Lap)
15 小林 雅裕 Honda 緑陽会熊本レーシング Honda 30'37.360(-1Lap)
16 中村 泰介 RT MIKURA with ALL-ONE Yamaha 29'47.992(-3Laps)
17 高本 直 Dune☆Moto Yamaha 30'44.199(-3Laps)

IA1 RIDERS RANKING

順位 ライダー マシン ポイント
1 成田 亮 Honda 50
2 小島 庸平 Suzuki 40
3 小方 誠 Honda 38
4 熱田 孝高 Suzuki 38
5 田中 教世 Yamaha 32
6 星野 裕 KTM 29
7 安原 志 Yamaha 28
10 伊藤 正憲 Yamaha 24
16 中村 泰介 Yamaha 9
18 高本 直 Yamaha 7

IA2 RESULT Heat.1

順位 ライダー チーム マシン タイム
1 竹中 純矢 Team SUZUKI Suzuki 27'54.221(13Laps)
2 渡辺 祐介 YAMALUBE RACING TEAM Yamaha 28'17.215
3 富田 俊樹 Team HRC Honda 28'26.681
4 岡野 聖 フライングドルフィン サイセイ Yamaha 28'33.743
5 池本 凌汰 Team SRM with マウンテンライダーズ Suzuki 28'40.940
6 能塚 智寛 グリーンクラブ & パーク神戸RT Kawasaki 28'55.583
7 田中 雅己 TEAM ナカキホンダ Honda 29'01.003
8 佐々木 孝多 FFF Racing Honda 29'37.716
9 大塚 豪太 T.E.SPORT Honda 29'39.878
10 稲垣 達樹 Team SSC 鈴木兄弟 SRF Suzuki 29'46.039
11 古賀 太基 N. R. T Honda 29'51.664
12 小林 秀真 グリーンクラブ331レーシングチーム Kawasaki 29'55.057
13 石浦 諒 SRF Team ブルーイーグルス Suzuki 29'57.546
14 斉藤 崇 SRF 関東オートスポーツ清水 Suzuki 29'58.767
15 北原 岳哲 グリーンクラブ&パーク神戸RT Kawasaki 30'00.637
16 馬場 亮太 TEAM 887 Honda 30'02.775
17 近藤 祐介 モトショップMASA RT&MotoRoman Honda 30'05.326
18 鎌倉 大樹 レーシングチーム鷹 Yamaha 28'09.181(-1Lap)
19 迫田 勇馬 グリーンクラブ&パーク神戸RT Kawasaki 28'19.339(-1Lap)
20 横澤 拓夢 NRT Honda 28'40.261(-1Lap)
26 長谷 健太 名阪レーシング Yamaha 29'46.997(-1Lap)
28 大村 尚成 YSP 豊川 Yamaha 28'34.123(-3Laps)

IA2 RESULT Heat.2

順位 ライダー チーム マシン タイム
1 富田 俊樹 Team HRC Honda 29'00.123(13Laps)
2 田中 雅己 TEAM ナカキホンダ Honda 29'01.763
3 竹中 純矢 Team SUZUKI Suzuki 29'42.765
4 大塚 豪太 T.E.SPORT Honda 29'54.553
5 池本 凌汰 Team SRM with マウンテンライダーズ Suzuki 30'03.674
6 岡野 聖 フライングドルフィン サイセイ Yamaha 30'09.937
7 石浦 諒 SRF Team ブルーイーグルス Suzuki 30'17.617
8 馬場 亮太 TEAM 887 Honda 30'21.566
9 稲垣 達樹 Team SSC 鈴木兄弟 SRF Suzuki 30'40.127
10 能塚 智寛 グリーンクラブ & パーク神戸RT Kawasaki 31'02.216
11 横澤 拓夢 NRT Honda 31'15.856
12 斉藤 崇 SRF 関東オートスポーツ清水 Suzuki 31'18.891
13 植田 翔太 グリーンクラブ八尾カワサキ & ANNEX Kawasaki 29'02.408(-1Lap)
14 鎌倉 大樹 レーシングチーム鷹 Yamaha 29'16.605(-1Lap)
15 迫田 勇馬 グリーンクラブ&パーク神戸RT Kawasaki 29'17.902(-1Lap)
16 北原 岳哲 グリーンクラブ&パーク神戸RT Kawasaki 29'59.157(-1Lap)
17 道脇 右京 TEAM KOHSAKA Honda 30'05.521(-1Lap)
18 小林 秀真 グリーンクラブ331レーシングチーム Kawasaki 30'07.718(-1Lap)
19 古賀 太基 N. R. T Honda 30'11.932(-1Lap)
20 高原 秋斗 SRF スポーツ九州 Suzuki 30'14.804(-1Lap)
25 大村 尚成 YSP 豊川 Yamaha 30'02.333(-2Laps)
27 長谷 健太 名阪レーシング Yamaha 30'26.836(-2Laps)

IA2 RIDERS RANKING

順位 ライダー マシン ポイント
1 富田 俊樹 Honda 45
2 竹中 純矢 Suzuki 45
3 田中 雅己 Honda 36
4 岡野 聖 Yamaha 33
5 池本 凌汰 Suzuki 32
6 大塚 豪太 Honda 30
10 渡辺 祐介 Yamaha 22
18 鎌倉 大樹 Yamaha 10

COMMENT

IA1:安原志選手談(5位/9位:総合7位)

「第1ヒートのスタートは狙っていました。きれいにスタートできれば、YZが速いという自信があったからです。ただアウトに膨らんで1コーナーを回り終えた頃は、3・4番手になっていました。最終的には5位でしたが、リズム良く走れ、ポジションをキープできたことはよかったです。チームの位置づけから言えばまだまだですが、それでも初レースでの5位にはホッとしました。第2ヒートは課題が残るレースとなりました。9位はミスを繰り返した結果。リズムを崩し、復調もできずに悪循環に陥りました。IA2の頃もありましたが、これは大きな課題の一つです。これまで長くレースをやってきましたが、IA1は今までにない独特なものがあります。走り方もライバルのレベルもすべてが違い、また一から勉強しなければなりませんが、すべてが新鮮でワクワクしている自分がいるのです。次の関東もトップライダーたちに絡み、少しでも上に近づいていきたいと思います」 

IA1:桂健久YAMAHA FACTORY RACING TEAM監督談

「このチームがなすべきはチャンピオンの獲得をはじめ、技術開発など多岐にわたります。だからこそ、安原選手の今日の結果は100点ではありません。特に第2ヒートは、ラインがなく、難しい状況であったことは分かっていますが、十分に戦える相手に対してミスを繰り返し、リズムを見失い、上がれるべきポジションにいけなかったからです。これは本人も自覚しています。ですが、安原選手の取り巻く環境は昨年からすべて変わっています。初めてづくしの状況です。それを鑑みれば、第1ヒートはスタートも良く、私が心の中で考えていた目標はクリアしてくれました。本当に良かったと思いますし、これからが楽しみです。そして、今後もライバルはファクトリーであることを常に意識して、さらなる成長を期待します」

IA1:田中教世選手談(9位/3位:総合5位)

「正直にいえば、不安だらけの開幕でした。準備が整っていなかったこともありますが、やはりトップで戦えるのかということが不安だったのです。第1ヒートは、スタート後に転倒があり、最後尾から追い上げとなり9位まで挽回できたのはよかったですが、最初のレースとしては良くありませんでした。しかし第2ヒートはスタートが決まり、久々にトップを走れたのは本当に気持ちよかったです。ただし、勝ちを意識し力みが出て転倒してしまいました。その後は上位のミスなどに助けられ、自分もラインを外さない丁寧な走りができてなんとか3位になれました。全体で見れば、うれしさ半分、悔しさ半分といった感じです。次の関東は僕にとっては相性の悪いコースなので、冷静でいることを心がけたいですね」 

IA2:渡辺祐介選手談(2位/DNF:総合10位)

「第1ヒートは序盤で3番手に上がって、結果的に富田さんがアクシデントで順位を落とし2位になれました。でもその前に富田さんと竹中さんが見えていながら、ミスで追いつけず、テクニックなどに差を感じた悔しいレースでもありました。第2ヒートはスタートで遅れ中団から追い上げのレースでしたが、1周のうちに8番手あたりまで順位を上げることができたことは良い点。その後、6番手に上がってから4位ぐらいまでを視野にいれていたのですが、アクシデントでリタイアとなり残念です。全体としては浮き足立つことなく、比較的、落ち着いてレースができました。アメリカで学んだことも出せて、成長を実感できた開幕戦でしたね。だたし、点数をつけるとしたら60点ぐらい。監督とも共有していますが、課題も多く、特に序盤数周のスピードが必要になります。トップライダーはみんなそこが速いですからね。次の関東大会ではトップライダーたちともう少しバトルをしたいし、もちろん優勝を目指してがんばります」

IA2:佐藤光幸YAMALUBE RACING TEAM監督談

「第2ヒートについてはリタイアで残念な結果でしたが、第1ヒートは、正直、想定していた以上によい走りをしてくれました。それは、昨年、怪我でレースから離れていたことから、この開幕は経験を積むための一戦というイメージがあったからです。シーズンオフに行ったアメリカでのトレーニングの成果が早速あらわれたとも言えます。簡潔にいえば、エンジンの使い方、コーナリングが変わり、レーススピードが上がっています。しかし、楽観はしていません。課題もあります。序盤の爆発力、混戦でしっかりとタイムを出せるテクニックなどはこれから磨いていかねばなりません。我々のチームは、人を育てるミッションがありますが、これはフィジカルだけでなくメンタルの向上、例えば冷静さや闘争心なども身につけることも含め、渡辺選手をサポートしていきたいと考えています」 

レディース:安原さや選手談(2位)

「開幕戦でホールショットを奪うことはシーズンを占う重要なポイントだったので、まずはそれを達成できライバルにインパクトを残せたことはよかったと思います。さらに、転倒で順位を落としながら、表彰台という目標を見失うことなく走れ、実現できたことも良かったですね。今シーズンは若手の成長もあり、さらにライバルが増え、表彰台も厳しい戦いを想定していました。一方で6戦の有効ポイントがなくなったこと、YZの進化というプラスもあります。大きなロスのないことは私の強みであり、今後は新しいマシンへの適応も合わせて、戦っていける自信にもなりました。とにかく安定して成績を出せれば勝機はあると信じて一戦一戦を走ります」

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