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AMAスーパークロス

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどAMAスーパークラスに関する情報をお届けします。

Rd.11 3月23日 シアトル

RACE DATA

2024 AMAスーパークロス 第11戦シアトル大会
開催日:2024年3月23日(土)
開催地:ワシントン州シアトル
会場:ルーメン・フィールド

REPORT

Monster Energy Yamaha Star Racingのクーパー・ウエブが、3月23日、ワシントン州シアトルのルーメン・フィールドで開催されたAMAスーパークロス450SXの第11戦で、厳しいコンディションの中、スリリングな争いを制して表彰台の頂点に立った。今季シリーズ3勝目をあげたウエブは、ランキングトップに16ポイント差 となった。イーライ・トマックは追い上げのレースとなり6位、ジャスティン・クーパーは8位でフィニッシュした。

第6戦となった250SX West では、Monster Energy Yamaha Star Racingのマイケル・モジマンが。6位に入り、チームでのデビューを飾った。ネイト・スラッシャーはトップ10圏内の9位。ジョードン・スミスは2番手走行中にクラッシュを喫し、14位でフィニッシュするにとどまった。

450SX
ウエブがシアトル・スーパークロスでトップに返り咲き

レース前に雨が降り、難しいコンディションとなったためスケジュールが変更され、予選セッションは2回に短縮された。ウエブは好調な走り出しを見せ、予選は3番手、続いて参加したヒートレースでは3位でフィニッシュした。メインイベントでは思うようなスタートが切れなかったが、6番手につけると、2周目には3番手に順位を上げ、さらにプッシュを続けてその3周後には2番手に上がった。レース終了まで残り8周となったところでトップのライダーがミスし、ここでウエブがリードを奪う。厳しいコンディションの中、ウエブはポジションを守り、そのままチェッカーフラッグを受けた。スリリングなバトルを制したウエブは、今季の3勝目をあげ、ランキングリーダーとの差を16ポイントに短縮した。

トマックも予選で好走し、最初のセッションでトップタイムを記録し、最終的には2番手で予選を通過した。さらにトマックは参加したヒートレースで速さを見せ、5番手から2番手に上がるとトップを猛追するが、とらえる前に時間切れとなり、そのまま2位。メインイベントでは思うようにゲートから飛び出すことができず、1周目を終えて16番手で戻って来た。それでもひるむことなく、悪化するコンディションの中で力走し、6番手まで順位を上げてフィニッシュ。ランキング5位でシアトルをあとにした。

ルーキーのクーパーはトリッキーなコンディションの中、予選で8番手。参加したヒートレースでは思うようなスタートができなかったものの、5番手まで追い上げてフィニッシュした。メインイベントではスタート直後に9番手につけるが、その後もバトルを続け、一時7番手としたが、最後は8位でチェッカーフラッグを受け、ランキングでも8位を守った。

Monster Energy Yamaha Star Racingは3月30日、シーズン最後のトリプルクラウンイベント、ミズーリ州セントルイスのザ・ドーム・アット・アメリカズセンターで開催されるAMAスーパークロスおよびスーパーモトクロスワールドシリーズ第12戦に臨む。

250SX East
モジマンがシアトル・スーパークロスで6位フィニッシュ

レース開始まで降り続いた雨でコースは濡れ、ライダーたちは厳しいコンディションに直面することになった。 このようなトリッキーなコンディションにもかかわらず、モジマンはMonster Energy Yamaha Star Racingでのデビュー戦で素晴らしい走り出しを見せ、250クラスで予選最速タイムを記録した。参加したヒートレースでも好スタートを見せて5位でフィニッシュ。続くメインイベントでも再び好スタートを決めて4番手につけると、トリッキーで厳しいコンディションの中で力走し、6位でフィニッシュラインを通過した。

スラッシャーはわだちの多いコースながらも好調な走り出しを見せ、予選7番手。参加したヒートレースのスタート時に不運にも転倒を喫し、最後尾からの追い上げを強いられたスラッシャーは8番手まで上がったところでフィニッシュした。メインイベントでは理想的とはいえないゲートとなったが、チームメイトとともに素晴しいスタートを見せたスラッシャーは5番手につけると、さらに4番手に順位を上げる。ところがレースが折り返し点を数周過ぎたところで、不運にも他のライダーと絡んでバイクにダメージを受けてしまう。それでも上位でフィニッシュすることを目指したスラッシャーは、粘り強く走行を続け、9位でフィニッシュした。

スミスはこの日、好調に走り出し予選5番手。その後のヒートレースでは好スタートを切って2番手につけ、最終ラップにトップのライダーが転倒したことでスミスはトップに浮上し、そのままレースを制した。続くメインイベントではスタート直後に3番手につけると、すぐに2番手に順位を上げる。2番手で好走していたスミスは、徐々にトップとの差を縮めていった。そして残り6周となったところで、リズムセクションの深いわだちに引っかかり、激しくクラッシュ。再走を果たしたスミスは14位でレースを終え、首位と21ポイント差のポイントランキング3位でシアトルをあとにした。

Monster Energy Yamaha Star Racingは3月30日、シーズン最後のトリプルクラウンイベント、ミズーリ州セントルイスのザ・ドーム・アット・アメリカズセンターで開催されるAMAスーパークロス250SX Westの第7戦およびAMAスーパークロスおよびスーパーモトクロスワールドシリーズ第12戦に臨む。

RESULT

RIDERS RANKING

CONSTRUCTORS RANKING

COMMENT

450SX
Monster Energy Star Yamaha Racing 450 Team

クーパー・ウエブ選手談(優勝)

「コンディションはトリッキーでとんでもないコースでした。予選はうまくいって3番手。ヒートレースは最高というわけにはいきませんでしたが、3位でフィニッシュし、続くメインイベントではスタートでシアンシャルーロー(カワサキ)ともつれてしまいました。そのため素晴らしいスタートというわけではなかったのですが、プッシュして何度かいい追い抜きをしました。3番手まで上がってロクスン選手をパスし、セクストン選手の後ろにつきました。コースはミスをしないように走るのが本当に難しく、彼も僕もミスがり、一進一退して、ようやくパスしました。最後はすごくキツくなり、走り続けるのが大変でしたけど、なんとかやり遂げることができました。さらにまた勝つことができたのは信しられません」

イーライ・トマック選手談(6位)

「プラクティスから2位に入ったヒートレースまで、実際によい一日でした。残念ながらメインではスタートで出遅れて、追い上げのレースとなり、前進を続けましたが、結果として6位でした。前に進み続けるために最善を尽くしましたし、コースのほとんどでよい感触を得ることができましたけど、あるジャンプなどが影響しそれがトップ5に入ることに影響を与えたように感じました。いずれにしても諦めず、セントルイスのトリプルクラウンでは、さらによくなるように努めます」

ジャスティン・クーパー選手談(8位)

「全体的にはよい一日でした。予選はまずまずで、一日を通して問題ないと感じていましたが、それだけでは十分ではありませんでした。スタートはどちらも問題ありませんでしたが、レース序盤のアグレッシブさが足りませんでした。どちらのレースも追い上げでしたが、メインイベントの終盤に向けてはよい感触を得ることができました。最後は、何人かに仕掛けることができると感じていたのですが、周回遅れのライダーたちがいたし、コースコンディションも早く悪化しはじめたため、いくつかミスをして抜かれてしまい8位となりました。次の週末では、もっとよくなるよう願っています」

250SX West
Monster Energy Yamaha Star Racing 250 Team

M・モシマン選手談(6位)

「レースに復帰できるのはよいことですが、自分がレースに耐えられる状態なのか、完全には確信が持てなかったことを考えると、かなりポジティブな一日だったと思います。ヒートレースとメインでは好スタートができました。あとはそのペースに慣れて、元に戻すだけですね。今日はその目標に向け、正しい方向への一歩だったと思います。もっと堅実に、もっと多くの周回を重ねて、先頭で競争力を発揮できることを楽しみにしています」

ネイト・スラッシャー選手談(9位)

「充実した一日でした。他のライダーと絡んでしまった時に、クラッチに問題が起こりました。それで、その後は自分にできることをやり続けました。最悪です。ちょうどうまくライディングができはじめていたように感じていましたし、あのわだちのあるコースでクラッチなしというのは、明らかに容易ではありませんでした。立て直してセントルイスに戻ります。速さはあります。もっとうまくやらなければなりません」

ジョードン・スミス選手談(14位)

「タフな夜でしたが、一日を通してよい感触でした。プラクティスではよい走りができて、ヒートレースでは勝って、メインでもよい感触でした。レース序盤にいくつかのラインにちょっと苦戦しましたが、その後、よいラインを見つけ始めました。レース後半でキッチン選手との差を縮めつつあったのですが、その後でリズムセクションで転倒してしまいました。わだちが深くてペグが引っかかってしまい、息が止まるほどで、呼吸を整えるのに30秒くらいかかりました。息ができるようになってから、再走しましたけど、そこからはただただ全力を尽くしました。間違いなく残念な夜でした。僕は非常に堅調だったので、このようなレースをして、これほど後方して終わったことは本当に残念です。これから立て直し、このことは忘れて、戦い続けます」

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