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AMAスーパークロス

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどAMAスーパークラスに関する情報をお届けします。

Rd.10 3月16日 インディアナポリス

RACE DATA

2024 AMAスーパークロス 第10戦インディアナポリス大会
開催日:2024年3月16日(土)
開催地:インディアナ州インディアナポリス
会場:ルーカス・オイル・スタジアム

REPORT

Monster Energy Yamaha Star Racingのクーパー・ウエブが、3月16日、インディアナ州インディアナポリスのルーカス・オイル・スタジアムで開催されたAMAスーパークロス、シーズン2度目のトリプルクラウンで総合5位(8-5-4位)を獲得した。イーライ・トマックとジャスティン・クーパーも難しいコンディションの中、総合トップ10入りを果たし、それぞれ7位(4-7-10位)と10位(11-11-7位)でフィニッシュした。

250SX Eastでは第5戦が行われ、ヘイデン・ディーガンがレース2で圧倒的な勝利を収めると、最終レースでは見事な追い上げを見せて6位に入り、2-1-6位で総合3位となった。ルーキーの2選手は、ニック・ロマノが自己ベストのリザルトとなる総合6位(8-10-5位)、ダクストン・ベニックも厳しいコンディションの中、総合9位(11-15-4位)と3名ともにトップ10入りを果たした。

450SX
今季2度目のトリプルクラウンでウエブが5位、トマックが7位

ウエブは予選3番手と好調な走り出しを見せ、レース1では堅実なスタートで6番手につける。プッシュを続けたウエブは11周目に3番手に上がったが、不運にも周回遅れのライダーと絡み、順位を落として8位でフィニッシュラインを通過した。レース2では1周目を終えて7番手で戻って来たウエブ。4番手まで順位を上げるが、5位でチェッカーフラッグを受けた。最終のレース3では好スタートを決めて4番手につけると、その順位のままフィニッシュ。総合では5位としウエブは首位を21ポイント差のランキング2位につけている。

トマックは予選2番手となったが、3つのレースすべてで思うようなスタートを決めることができなかった。レース1ではオープニングラップを8番手で終えると、集中したライディングで4番手まで浮上してフィニッシュ。続くレース2では1周目を終えて11番手から追い上げ7位。難しいコンディションの中で戦い続けたトマックだが、最終レース3を10位として総合7位。ランキング5位でインディアナポリスをあとにした。

ルーキーのクーパーは、最初の予選セッションで最速タイムを記録。予選最終結果でも5番手に入った。クーパーもまた、3つのレースでスタートに苦しみ、チャレンジングな夜となった。レース1ではスタート直後は13番手につけていたが、一時8番手まで順位を上げる。だが転倒を喫して11位。レース2ではスタートが改善し、トップ10圏内につけたものの、トリッキーなコンディションでコースアウトし11位でフィニッシュした。そして最終のレース3でクーパーは、好スタートを見せて6番手につけ7位でフィニッシュ。総合成績では10位とし、ポイントランキングでは8位を守った。

250SX East:ディーガンが3位として表彰台に復帰

ディーガンはこの日、好調な走り出しを見せて予選6番手。続くレース1でもトップ5圏内の好スタートを切り、2位でフィニッシュした。レース2ではさらによいスタートを決めてすぐにトップに立つと、後続を引き離して圧倒的な勝利を収めたディーガンは、総合1位タイで最終レースに臨んだ。だが不運にも第1ターンへと進入する前にブロックに引っかかり転倒してしまう。集団の後方でレースに復帰したディーガンだったが、見事な追い上げを見せて10分プラス2周のレース終了までに6番手としてフィニッシュした。この結果2-1-6位としたディーガンは総合3位を獲得。勢いを保ったままブレイクに入る。ディーガンは現在、ランキング4位に位置し、ポイントリーダーを16ポイント差で追っている。

ルーキー、ロマノはトリッキーなコンディションで苦戦して予選は15番手にとどまったが、一日を通して進歩を見せた。理想的とはいえないゲートで、レース1では思うようなスタートができず、12番手につける。ロマノは集中したライディングで順位を上げ、8位でフィニッシュした。レース2ではスタート直後の10番手からバトルを展開して7番手まで上がるが、 最後は10位。最終のレース3ではロマノがホールショット。4周目までに5番手まで後退するが、力強い走りでポジションを守り、そのままフィニッシュ。総合6位と自己ベストとなるリザルトでこの日のレースを終えた。

ベニックは予選9番手となり、レース1ではロケットスタートからホールショットを奪い、1周をリード。その後3番手にシャッフルされ表彰台最後のポジションを守っていたが、不運にも3周目のサンドセクションで転倒。14番手でレースに復帰するとプッシュを続け、11番手まで挽回したところでチェッカーを受けた。続くレース2ではフープスでクラッシュし、15位でレースを終了。そして最後のレース3では、好スタートを見せてトップ5圏内につけると、4周目にひとつ順位を上げて4番手とし、そのポジションのままフィニッシュした。この結果、総合9位に入り、ポイントランキング7位でブレイクに入る。

Monster Energy Yamaha Star Racingの250 Westチームが活動を再開。来週末の3月23日にワシントン州シアトルのルーメン・フィールドで開催される250SX West第6戦および、スーパーモトクロスワールドシリーズ第11戦に臨む。

RESULT

RIDERS RANKING

CONSTRUCTORS RANKING

COMMENT

450SX
Monster Energy Star Yamaha Racing 450 Team

クーパー・ウエブ選手談(8位/5位/4位:総合5位)

「インディのトリプル・クラウンで総合5位。本当に、言うことはあまりありません。最初のレースで周囲回遅れのライダーと絡んで後退してしまいましたが、そういうこともあるものです。これから立て直して、シアトルではよいレースをします」

イーライ・トマック選手談(4位/7位/10位:総合7位)

「インディアナポリスでは厳しい週末でした。シアトルでは挽回できるよう全力を尽くすのみです」

ジャスティン・クーパー選手談(11位/11位/7位:総合10位)

「タフなレースでした。コースアウトしたり、転倒したりと、一晩を通して何度もミスをしました。確かに浮き沈みのあった一日でしたが、そこから学びたいと思います。来週末、シアトルでまたレースすることを楽しみにしています」

250SX East
Monster Energy Yamaha Star Racing 250 Team

ヘイデン・ディーガン選手談(2位/1位/6位:総合3位)

「今日はちょっと波乱の一日でしたが、僕らは正しい方向に進んでいます。最初のメインではしっかりと2位に入って、その後、2回目のメインで優勝しました。前に出て、ちょっとチェックしました。それで自分の乗り方を知ることができて、より自分らしい感触を得ることができました。3レース目ではスタートでミスをして転倒しました。最下位まで後退しましたが、6番手まで追い上げ総合3位になりました。だからあまり腹も立ちません。表彰台に戻りました。あとはコンスタントさを維持して行くだけです。これからトレーニングのために3週間のオフです。怪我をしたせいでトレーニングがあまりできていないので、トレーニングを積んで、本来あるべきところに戻って、強気に行ければと思っています」

ニック・ロマノ選手談(8位/10位/5位:総合6位)

「インディではいい走りができ、8-10-5位で総合6位と、本当によい夜になりました。トリプルクラウンは、メインイベントの間に短い休憩があるという厳しいものでしたが、コースがトリッキーだったかを考えると、好スタートとコンスタントさがすべてです。たとえ結果には現れていなくても、僕は毎週末少しずつ進歩を続けてきました。今週末、初めてのトリプルクラウンで総合6位を達成できてうれしいし、好調のままブレイクに入り、数週間後のレースまでの間、少しアウトドアで走ることにワクワクしています」

ダクストン・ベニック選手談(11位/15位/4位:総合10位)

「シーズン初、そして自分自身初めてのトリプルクラウンにワクワクしていました。3つのレースはそれほど長くないので、気合を入れてスタートしました。レース1ではホールショットを奪い1周ほどリードしましたが、フープスでミスをして、ビヤル選手とマカドゥー選手に抜かれ、さらにサンドセクションで転倒し、15番手から再走して11番手まで挽回しました。レース2ではよいスタートができず、10番手まで上がったのですが、フープスでクラッシュして、後退しました。レース3では失うものは何もありませんでした。15番ゲートから好スタートを決め3番手まで上がりました。すぐにマカドゥー選手に抜かれましたが、4番手としてからはポジションを守り抜きました。上位でスタートできれば、楽に戦えることはわかっていましたが、この結果には満足しています。でも本当は3レースを好成績でつなげたかったですね」

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