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AMAスーパークロス

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどAMAスーパークラスに関する情報をお届けします。

Rd.04 1月27日 アナハイム

RACE DATA

2024 AMAスーパークロス 第4戦アナハイム
開催日:2024年1月27日(土)
開催地:カリフォルニア州アナハイム
会場:エンジェル・スタジアム

REPORT

カリフォルニア州アナハイムのエンジェル・スタジアムでトリプルクラウン形式によりAMAスーパークロス450SXの第4戦が開催され、Monster Energy Yamaha Star Racingのクーパー・ウエブが、2-2-5位のスコアで今シーズン初優勝。イーライ・トマックはレース3でライバルを圧倒し5-7-1位で総合2位に入り、チームに1-2フィニッシュをもたらした。この結果、両選手はランキングをあげ、ウエブがトップと6ポイント差の3位、トマックが10ポイント差の5位に浮上。ルーキー、ジャスティン・クーパーも予選で初の450SX最速タイムを叩き出す好走を見せ、総合8位(10-5-6位)となった。

250SX WESTでは、ネイト・スラッシャーが、最終レースを制し、3-10-1位で総合3位。シリーズポイントリーダーのジョードン・スミスは、厳しい状況の中を力走し、4-8-4位で総合5位に入ってレッドプレートを保持。250SX Westのランキングトップタイでアナハイムをあとにした。

450SX
今季初のトリプルクラウンでウエブが優勝、トマックが2位表彰台

予選を8番手で終えたウエブはトリプルクラウン最初のレースで素晴らしいスタートを見せてすぐに2番手につけると、そのポジションのままフィニッシュ。レース2ではさらに見事なスタートを決めたウエブはホールショットを奪った。その後2番手としたものの、プレッシャーに晒されながらも冷静を保ったウエブは、そのまま2位でチェッカーフラッグを受け、トップのまま最終レースに臨んだ。それまでの2レースで見せたスタートを再現することはできなかったものの、1周目を終えて6番手で戻って来たウエブは、その後一つ順位を上げ5位でフィニッシュ。チームにとっての初優勝をあげた。この勝利により、ウエブは熾烈なタイトル争いで1位と6ポイント差の3位に上がった。

トマックは予選ではウエブのひとつ上の7番手となったが、最初の2レースはスタートで出遅れ、難しいレースを強いられた。最初のレースでトマックは8番手から5番手まで順位を上げてフィニッシュし、次のレースでは11番手から7番手まで追い上げてチェッカーフラッグを受けた。そして最終レースではゲートが降りるや、素晴しいスタートを決めてトップに立ったトマックは、猛烈なペースでレースをリード。一度もそのポジションを明け渡すことなく最初にフィニッシュラインを通過。5-7-1位で表彰台を確保したトマックだったが、ペナルティが課せられた選手があったため、最終的に総合2位。今季2度目の2位で、ランキング1位と10ポイント差の5位に浮上した。

クーパーはエンジェル・スタジアムでの予選で全開の走りを披露し、450クラスの予選トップ。レース1では残念ながら第1コーナーの混乱に巻き込まれ、1周目を終えて11番手で戻って来ると、その後順位をひとつ上げて10位でフィニッシュした。続くレース2では好スタートを見せて4番手につけたクーパーは、5位でフィニッシュ。最終レースではウエブに続く7番手につけると6位でフィニッシュラインを通過し、10-5-6のスコアで総合8位となった。

Monster Energy Yamaha Star Racingはこの後、東へと向かい、2月3日にミシガン州デトロイトのフォード・フィールドで開催されるAMAスーパークロス選手権およびスーパーモトクロス・ワールドシリーズ第5戦に臨む。

250SX West
スラッシャーが3位表彰台を獲得

前戦サンディエゴでマッドコンディションの中で勝利を収めたスラッシャーは、ドライコンディションとなったこの日も好調な走り出しを見せ予選で5番手に入った。その後、最初のレースで好スタートを見せ3位でフィニッシュ。続くレース2では不運にもスタート直後に発生した多重クラッシュにチームメイトとともに巻き込まれ、最後尾からの追い上げを強いられて10位でレースを終えた。そして最終レースでスラッシャーは素晴らしいスタートを決めると、そのままレースをリードして勝利を飾り、総合3位に入った。2戦連続で表彰台に立ったスラッシャーは、250SX Westのポイントランキングで8位に浮上した。

スミスも予選4位と好調な走り出しを見せたが、残念ながら3レースすべてで厳しいスタートからの追い上げを強いられることとなった。レース1では10分+1周のレースで最後尾から猛チャージし4位でフィニッシュ。続くレース2では開始早々のクラッシュにより再び追い上げを強いられ、順位を上げていたものの、再び転倒を喫してしまう。それでもひるむことなく力走を続けたスミスは8位でフィニッシュとなった。最終レースでは、それまでよりはるかに良いスタートを見せ、1周目を終えて8番手。その後、4番手まで順位を上げてチェッカーフラッグを受け、総合5位となったスミスは、ランキングトップタイでレッドプレートを守った。

Monster Energy Yamaha Star Racing250チームはこの後、東に向かい、2月3日にミシガン州デトロイトのフォード・フィールドで開催されるAMAスーパークロス250SX Eastの初戦に臨む。250SX Westは2月10日、アリゾナ州グレンデールのステートファーム・スタジアムで再開される。

RESULT

RIDERS RANKING

CONSTRUCTORS RANKING

COMMENT

450SX
Monster Energy Star Yamaha Racing 450 Team

クーパー・ウエブ選手談(2位/2位/5位:総合優勝)

「素晴らしい一日でした。予選はあまり良くなかったのですが、ナイトセッションで挽回しました。最初の2レースで素晴らしいスタートができて、両レースとも2位になりました。これはすごいことだったし、3レース目に向けて良い位置につくことができました。最終レースでは一貫した、そして堅実な走りをしました。イベントのポイントがわかっていたので、落ち着いたライディングをしたのです。今シーズン初勝利を収められて最高です。自分自身にとってもですが、チームにとっても本当に素晴らしいことです」

イーライ・トマック選手談(5位/7位/1位:総合2位)

「我々にとって、重要なレースでした。最初の2レースはスタートでちょっと苦戦しましたが、速さはあるとわかっていたので、決して諦めませんでした。そしてレース3ではスタートを決めて、前に誰も居ない状態で走ることができました。リズムセクションやフープスでのジャンプで良いコンビネーションがあり、それが最終レースでの強みになり、後続を引き離すことにつながったと感じました」

ジャスティン・クーパー選手談(10位/5位/6位:総合8位)

「全体にポジティブな一日でした。予選で最速ライダーとして一日をスタートできたのはすごいことでしたね。セッションの最後に完璧なラップができて、その後は3回とも好スタートを決めることができました。残念ながら最初のレースの第1コーナーで混乱に巻き込まれて、これがダメージになりましたけど、今夜はずっとトップ5圏内に居たので、ポジティブにとらえて次のレースに向かいます!」

250SX West
Monster Energy Yamaha Star Racing 250 Team

ネイト・スラッシャー選手談(3位/10位/1位:総合3位)

「一日を通して良い感触でした。特に路面が荒れて来くるとさらに感触がよくなりました。レース2ではスタートの後のマルチクラッシュで転倒して離されてしまいましたが、それを除けば全体に良いレースでした。再び優勝できるように次のレースに備えて取り組みます」

ジョードン・スミス選手談(4位/8位/4位:総合5位)

「大変な夜でした。3レースとも最後尾から懸命に追い上げました。結果には満足していませんが、また次戦もレッドプレートをキープできるようにがんばります。気を取り直してグレンデールに向けて準備します!」

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